みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 お悔やみを述べた梅やん

2019-03-19 21:33:01 | 日記
私は雨ですることがなく、午前中は上那賀病院の整形外科を受診。X線検査で左手親指の拇指CM関節症というものでした。そういう事か。それよりも、病院の壁に貼ってあった論文の中の「神経伝達物質アセチルコリン系の働きをネオニコチネイド系農薬ランドアップが乱し、自閉症や発達障害を起こす」というのが私の気を引きつけました。農家は除草剤にも気をつけて、使わない方が良いということでしょう。認知症にも悪い。うちもやめよう。
西尾正道先生の論文
救急車が来た上那賀病院、本日。

診療所に行く車に乗る梅やん
今日もデイサービスは修理中で休み。午後、梅やんは木沢診療所に定期受診しました。担当医は2年経ったので4月からは県立中央病院に変わりますとのことでした。まだ誰が担当医になるかが決まっていないようでした。待合室での梅やんは機嫌が良く、顔見知りの患者さんと同じ事を何度も聞いて、その都度初めから話をしていました。相手が困るだろうに。

診療所にもお知らせが掲示してありました。
看護師さん募集

マツモト理容店で散髪をして、午後6時過ぎに家に帰りました。途中、ナゴノセで私が車を止めて森本の店にガス代を支払いしていたら、梅やんがつかつかと入って来て、1月に亡くなられた御主人のお悔やみを奥さんに述べていました。出来事記憶(やや遠隔記憶)が想起されたようで、当たり前の人のようでもありました。まあ、認知症にも改善している部分もあるのでしょう。
家に帰った梅やん

それではお休みなさい。3月19日夜。



みなみの梅やん介護日誌 梅やんの記憶力

2019-03-19 06:20:45 | 日記
昨日は木沢のデイサービスが設備の修繕工事の為に休みでした。私は所用で阿南市まで出かけ、梅やんは独りで家に居りました。

朝食の時、梅やんは、「イーやんが死んだといよったのう」とふと声を漏らしました。一昨日の昼にチイおばから電話があり、近所のイーやんが病気で亡くなったと梅やんに知らせてくれていました。1日前の事を梅やんは覚えていました。イーやんは入院する前に飼っていたウコッケイをくれた人でした。
イーやんがくれたウコッケイ

昼前にチイ叔母さんが里芋と干し大根を煮付けたおかずを届けてくれたらしく、夕方帰ってみると、それらが食卓の上にありました。それで、私がチイおばがきてくれたのかと尋ねたのですが、「チイは今朝から来とらん、これは誰がくれたんだろう?」と言います。電話で確認してみると、チイおばが公民館での集団体操に行く前に持て来てくれたとのことでした。今日の昼前の事を梅やんは忘れていました。 夕食のお菜

また、午後に誰かがホウレンソウを届けてくれらしく玄関にたくさん置いてありました。梅やんに尋ねてみると、「イワオさんが持て来てくれた」と、ハッキリと答えました。それで私が瀬津のシマちゃんに電話してお礼を言いました。シマちゃんくのイワオさんが言うことには、今日の梅やんは、ワシのことも覚えていてしゃっきりしとったぞ、とのことでした。ホウレンソウは公民館の集団体操の後で、イワオさんが持て来てくれたのでした。
ホウレンソウをいただいた

それで、夕方、ホウレンソウをゆでるように私が指示すると、梅やんはうまくゆで上げ、ふりかけと醤油で混ぜて仕上げました。梅やんの記憶はどうなっているのでしょうか。

「記憶は、新しい経験が保存され、その経験が意識や行為の中なかに再生される機能である。経験を記銘し、それを一定期間貯蔵して、その後に再生する過程を含む。」と本には書いてあります。これが良かったり、悪かったりの梅やんです。

それでは今日はこの辺で。雨が降っています。一日中雨が降るようです。