三浦俊彦@goo@anthropicworld

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オトイアワセ:
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ムシ系3

2004-11-20 23:41:49 | モンスター映画
 ■スターシップ・トゥルーパーズ2■ こりゃあ困ったな。前作(ムシ系1)よりハッキリ劣るじゃないか。密閉空間のサバイバル戦は緊迫感あるとしても、それとパラサイト型のムシの分裂具合もいいとして、それと寄生されてしまってから意志力で敵と戦い続け自決する女軍曹もかなり悲壮だとして、あれ? 結構いい映画じゃないか。つまり何だな、前作が良すぎたんだよな。この続編が付いたことで平均値が下がってしまった。大型バグの種類が一種類だけと、前作からの大幅後退が痛いのだよな。でもまあ、人物もムシも相当レベルであることは確かなので。
 ■アラクノフォビア■ なんだかものすごーく普通の映画だったな。どうしてこうも普通にできたのか。可もなく不可も無し。特色といえば火だるまグモが走り回るところくらいか。あとまあ、生きたクモの歩きをたっぷり見れたのは嬉しかったですよ。そういえば、最初の犠牲者がミイラ化したわけだから、なぜあとの人々もそうならなかったのかと。イヤしかしほんと無難に作った映画でしたね。これほど無難に徹底されると、「巨大グモを一匹くらい出せ」という恒例の苦情も呟く気がなくなりました。
 ■吸血原子蜘蛛■ 吸血も何も、家よりでっかい大グモなので。とはいえDDTと銃で仕留めた死骸(と思われていたもの)が運び込まれたのは室内のホールだったはず。サイズがシーンによってまちまちという、素朴きわまりない合成特撮がツッコミどころを提供しまくってくれるこういう映画もたまにはいいかと。1958年じゃこれが標準だったんだろうけど。襲われる人は逃げずに待ってて「うわーっ」て万歳姿勢だしね。鍾乳洞の中では蜘蛛の進路とは無関係に男女が勝手に危ない狭い崖っぷちへわざわざ逃げてゆくし。微笑ましい時代のワンオブ大量生産モンスター映画sだなあ。