論理的であることは、美しいと思う。
けれどどんな美しい論理展開でも、そこに感情が見えてしまうと、美しい論理が崩れてしまう気がする。
たぶん崩れてしまうのではなくて、見えるものが違ってくる。
水の入ったバケツに、ポタッと赤い色を一滴垂らしてみる。透明な水は、ゆっくり小さな流れの渦を作って、薄い赤い色に染まる。
感情が混じるともうその透明な美しさが見られない。
色のある美しさに惹かれることもある。嫌悪する時もある。
論理的であることは、美しいと思う。
けれどどんな美しい論理展開でも、そこに感情が見えてしまうと、美しい論理が崩れてしまう気がする。
たぶん崩れてしまうのではなくて、見えるものが違ってくる。
水の入ったバケツに、ポタッと赤い色を一滴垂らしてみる。透明な水は、ゆっくり小さな流れの渦を作って、薄い赤い色に染まる。
感情が混じるともうその透明な美しさが見られない。
色のある美しさに惹かれることもある。嫌悪する時もある。
特選シリーズのラストはさんまちゃん「しゃべりすぎた男」 第2シリーズ初回で特別版
この回は、三谷氏は法廷ミステリーでチャレンジしたようだ。
前ブログでも書いたけれど、個人的には面白くない方の話だと思っている。古畑任三郎はエンターテイメント性の高いドラマで、最高作品だけれど、最高の中にも色々ある。何が面白くないかというと、まずトリック。ネタバレになるけど「水差し」と「花瓶」・・・古畑の論理的な説明がやや苦しい。そもそも重さ5キロもある巨大な水差しがあること、そしてその水差しに薔薇を1輪挿しにするだろうか? 女性の一人暮らしなら、一輪挿しの花瓶くらい持っているはず。水差しが凶器という設定が私は、何か合点いかない感じ。気に入らない男からのバラをリビングに飾るのも女性心理としてどうかな?
三谷氏は、女性を描くことは苦手だと思う。なんとなく。
再見してみて、気づいたけれど、さんまの弁護士役もイマイチ。
さんまちゃんのイメージ・・・「よくしゃべる」だけに特化したキャラクターで、他に目を引くような犯人のインパクト性がない。とてもつまらない犯人だ。最初から最後までさんまは 不機嫌そのものといった表情。せっかくのさんまちゃんなら、もっとドラマを見せて欲しかった。
さんまはつまらないけれど、古畑をずっと見ていると面白い。田村正和は凄いなと思う。
古畑は、上体をかなり前かがみにし、顎を突き出すようにして、片方の手を腰に当てる。それで「~えっ~」とかいって、細く長い人さし指で色々な方向を指し示している。驚いたときは、上体をそらすようにのけぞって見せたり、両方の手を開けて見せたり・・・ところでこういったポーズ普通出来るか?っていうこと。
普通こんなリアクションやっていたら、「おかしな人」扱いか「演技している人」「変」に思われる。やろうと思っても恥ずかしくて出来ない。それくらい古畑のリアクションは、おかしい(笑)のだ。でも画面を見ていると全く違和感がない。田村正和は凄いなぁと思った
たぶん古畑の第1話とか、ごく初期は普通の警部?だったはずだ。あんなオーバーアクションしていなかったはず。カッコいいくらいでとどめていたはず。ところが放送回を重ねると田村正和が、だんだん古畑になっていった。その過程、どこかの分岐点があったはず(笑)それはどこからだろうか?