パソコン上達日記2

日々の雑感を戯れに綴ります

シャッターアイランドを鑑賞

2016-02-14 18:53:05 | 映画

・・・面白そうだなと思って、レンタルしたけど、コピーに騙された感じ(笑)

 

サスペンス・ホラーといった感じで、主演のレオナルド・ディカプリオの演技・孤島の雰囲気、音楽、サスペンスらしい重厚感がある。

精神病棟のため、緊張感もある。ただ映画に度々登場するレオ様の幻覚シーン・・・くどい・残酷・ホラーwww鬱々感がもの凄い。

それでも私は、この映画のオチが、自分の予想を上回るものだと信じて見ていたので、正直がっくりした(笑)

ありふれた結末で、本当にこれがオチ?と疑いながら見ていたがエンディングロールを見て「あっ本当に終わった・・・」と唖然とした。

観客側、見る側にいくつも解釈をさせる「考えさせる映画」だから、面白いし何度も見られる映画・・・と評価する人も多いと思う。

でも私には、「ありふれたオチ」だなという印象しかなかった・・・。

レオ様は、いいと思ったけど・・・もう少しやつれた感じを出せなかったのかな。あと、幻覚と現実のシーンが交互に現れるので、私は、早々にオチが予測出きて、そのために面白感が減ってしまった。もうひとひねりあれば、もっと印象が違っていたと思う。

ロバート・デ・ニーロ主演の「ハイドアンドシーク」と似たような結末だな・・・(でもインパクトは、ハイドのほうがあった)と思った。ハイドより舞台を豪華にして、レオ様の心象風景を丁寧に濃く描いて、もっとホラー度を高くしたような。「バニラスカイ」も思い出した。

好みとしては ハイドのほうがいいかな、あっちのほうが驚いたからという感想。


 

今日はバレンタイン。義理チョコは昨日配り終えたので、一安心。普段お世話になっている人に、お礼をしたいなと思う時、こういう日があると便利かな。

 

 

 

 

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名作「あとかくしの雪」 自己犠牲の美しさと悲しさ 

2016-02-14 07:11:35 | 番組コラム

    まんが日本昔話は 毎日放送で1975年から1995年まで放映された。子供の頃、土曜の夜7時からは、いつも見ていた「昔話」
      こどもだった私は 30分の中には ときどき「可哀想な話」があり、それが嫌だった。面白いとんちや、昔からの話が好きだったから。

「あとかくしの雪」は、子供の時とても印象に残った作品。大人になって見てみると感慨深い。15分の中に、これだけの世界を描く・・・哲学的・仏教的な世界観もある。伝承として伝わる昔話は、子どもに媚びないもの。「あとかくしの雪」も、子供には理解できないような不条理に満ちた世界・・・・だからアニメーションの優しさ、名優2人の語りの柔らかさ・その静けさが ただ美しい。

<あらすじ>

① 山が噴火をして 火山灰が降る。昔は豊かだった村だが、噴火のせいで貧しい村になる。作物が実らない。

② 村に旅人がやってくる。何日も食べていないので、庄屋の家の前で食べ物を求める。庄屋の家の前の畑にだけ大根がたくさん植わっていた。

③ 意地悪な庄屋は、旅人の申し出を断る。もしも、畑から盗んでも、足跡(火山灰が積もっている)が残るので誰が盗ったかすぐ分かる。「村人でも見つけたら 代官所に連れて行くだけ」と言われる。

④ 村人は、あきらめて、また歩くが、倒れてしまう。おばあさんが旅人を見つけて、家で介抱する。自分の食べる夕食を旅人にあげるのだが、このお汁いっぱいに満たない食事以外、食料が全くない。(おばあさんにとって、本当に最後の食事・・・それを旅人にあげるのだ)

⑤ けれど旅人の空腹はおさまらない・・。するとおばあさんは、どこからか 大根を持ってきて旅人に食べさせる。そしておばあさんは、夜明け前、早く山を越すようにと旅人に出発を促して、旅立たせる。

旅人は感謝するが、ふと足跡に気付き驚愕する。おばあさんの家の足跡が、庄屋のだいこん畑とつながっていたからだ。旅人は、おばあさんの行く末を思い、「足が震えて」「夢中で道を急ぐ

⑥ 夜明け前の足跡に庄屋も気付くが、太陽が出てからこの足跡を追えばいいと思い、一端家に戻る。ところが・・その後、雪が降る。「誰が降らした雪なのでしょう」

 灰の上に降り積もった雪がおばあさんの畑の足跡を 消してしまっていた・・・。不思議なことに、夜は星空だったのに、いつもより、ひと月も早く雪が降った・・・「もう足跡がみえません」というナレーションで終わる


「自己犠牲」という心を見せた物語だが、この話はひときわ悲しい。

おばあさんが何故旅人を助けたのか? それはもう自分が「死ぬと分かっていた」という背景がある。食料がないのだ。そして空腹で倒れた旅人に

「自分のごはんを全部ごちそうしてしまった」おばあさんは、「この憐れな旅人に何か食べさせたい」と考え、庄屋の畑から大根を盗むという罪を犯す。

人を生かすために自分が罪を犯す。・・・それは遡れば・・・人間には決して抗えない運命・・・自然の天変地異・「山の噴火」からきている。(もし山の噴火がなかったら、「豊かな村」のままでいられたはずだ。)

そして その罪を消し去ったのは、「雪」なのだ。皮肉にも「雪」という自然によって罪は消え去った。

けれど おばあさんの目の前に横たわったままの「やがてくる死」は、語られない。(さすがに子どもむけだもの)

昔話に登場する「神様」「仏様」「天の声」のような、絶対的に助けてくれる存在が描かれない。

 「罪人」としてではなく、「人」としてその終わりを迎えるおばあさん・・・おそらく優しく働き者であっただろうおばあさんなのに、どうして助ける結末ではないのか?旅人はどうなったのか?  普通描かれるだろう子供向けの部分はいっさいない。何もそれは語られない、

「もう足跡がみえません」市原悦子さんの柔らかくあたたかい最後の言葉がとても悲しい。人として生きる不条理がそこにみえる。 そしてそれでも人は生き、死んでいく。仏教的な世界観や哲学も感じさせる至高の作品。

 


 日本昔話は、本当に素晴らしい。素晴らしい点の一つに「日本語の美しさ」がある。方言とともにある 「正しく美しい日本語」の会話・ナレーション、今の子供番組には見られない良さがある。あまりにもったいないので、時代劇専門チャンネルだけでなく、地上波でも再放送すべきなのに・・・。

Comments (4)

雨の音

2016-02-14 06:24:18 | 思いついた一言

深夜・・・雨が激しく降っていた

疲れた時寂しい時傷ついた時されにも逢いたくない時

雨の音は味方をしてくれる。

 

 

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