南米ウルグアイ前大統領ムカヒ氏が日本を初めて訪れた。世界一貧しい大統領として、テレビ雑誌新聞などに紹介されている。
ムカヒ氏の言葉は、心に響く。
「貧乏とは多くのものを必要とすること」
「過剰な消費社会・・・家族に愛情を注ぐ時間を浪費している。消費には節度が必要」
「『政治に関心がない』『政治は重要じゃない』という人がいるが、政治を放棄することは少数者による支配を許すことにつながる」
給与の大半を貧しい人々に寄付をして自分も質素な生活を心がけた。それは当たりまえのことだと答えていた。
こんなに高潔な魂をもつ人が政治家にいたのかという思いがした。
日本の首都・東京・・・その都知事は、1回の海外視察で平均2000万以上の経費を使っている。8回の外国旅行で2億円あまり。スイートルームにも宿泊。この濫用を追求されても、東京都知事の泊まる部屋が安い部屋では恥ずかしいでしょと答えたとか。
都民は都知事に対してリコールという手段を選ぶことも出来るが、このリコールというもの、実際現実問題として難しいらしい。
東京都知事は 国会議員よりも権力をもつ。舛添都知事に誰かインタビューして聞いてほしい。ムカヒ氏の言葉をどう思うか?人として政治家として恥ずかしくないのか?恥ずかしくないのはどうしてなのか?けれど彼は、ムカヒ氏にあるそういう品格がない人、なので仕方ない(どう考えてもそう思える)のだろう。しかも選んだのは都民なのだ・・・ そう、ムカヒ氏と舛添氏比べた私が悪い。
それでもムカヒ氏のような考え方をもつ政治家は日本にいないのだろうか?あまりに寂しいなぁ
ところでマスコミもムカヒ氏のことを報道しているが、日本の政治家についてはだんまりだ。おいおい、という感じがする。