パソコン上達日記2

日々の雑感を戯れに綴ります

真田丸第15回「秀吉」感想・・・う~ん、この秀吉は

2016-04-17 20:51:02 | 番組コラム

いよいよ秀吉が登場!

小日向さん演じる秀吉はどんな感じかなと、期待をもって見たけど・・・

 

どす黒い意地悪感があった。独裁者の暗黒面・暗さを強くうちだした秀吉像。

今までによく大河ドラマで見られた秀吉像とは少し違う感じがした、それが三谷脚本らしい。

いつも朗らかだけど、よ~く見ると目が笑っていない人、そういう人。若手社員に気さくに声をかけ、場を和ませるけれど、成果重視の辣腕ビジネスマン。自分が信頼できるブレーンを数人従えているが、本当は孤独な経営者のイメージか。また秀吉の「人たらし」の部分、憎めないチャーミングな感じは見られないようだ。小日向さんの今までの役柄イメージにマッチングしている秀吉像ともいえる。

家康像が今までの秀吉像みたいな感じだし、秀吉像が今までの家康像みたいな(ややこしいなぁ笑)感じがする。

ファミリー対決でいうと、ほのぼのお笑い路線の家康と家臣、波乱もあるが安定路線の真田家とは、かなり対照的な緊張感もつ羽柴家とその家臣。

ただ天才の狂気という感じでは、この秀吉では少しスケール感が足りないなと正直思ったけど。

真田パパはスケール感が大きいんだけどなぁ。

内野家康もスケール感があって好印象だっただけに少し残念かな。私の感想は。

あと・・・寧々に無理やり名古屋弁で台詞を言わせるなと(笑)

みんな標準語なのに(棒っぽい直江様も) 何故かこの羽柴家だけ、寧々だけ名古屋弁でみゃあみゃあは、おかしいよ~

まぁ利休の大阪弁くらいでやめておいて欲しい。それと秀吉の母上様は名古屋弁キャスティングだから仕方ないにしても。

上杉の景勝も切なかったなぁ・・・少し見てられないくらい恥ずかしさがあった。あ~やっぱ遠藤さんはそこに落ち着いてしまったのかという。三谷映画や脚に慣れ親しんだ人は、この感じ分かるかな。

それにしても信繁が秀吉のどこに天才の魅力を感じたのかな~(笑) そう思ったけど、まぁまた次回に期待

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「熊本地震」震災報道について思う

2016-04-17 19:48:55 | つぶやき

14日から続いている震災関連報道。

週末になったが、本震が16日に起こったせいもあり、NHKもずっと特別報道体制で、震災の被害を伝えている。

被害の状況もいまだ明らかになっていない。こうしている間にも瓦礫の下で助けを待っている人がいるかもしれない・・・。

週末テレビをつけるとNHKに合わせていたが、繰り返し流されるこの震災報道、阪神淡路の時に受けた地震映像からあまり変わっていないような気がする。被害状況を何度も繰り返し映像で見せる。被災された方達の取材、生の声を伝えるインタビュー、避難先の炊き出しの様子、車で寝泊まりする人達の様子、崩壊した家屋にボー然と立たずむ住民の姿、避難物資が足りないというメッセージ、これらの映像は、被害にあっていない人達、テレビの向こう側にいる人達に感情的に訴えるから胸を打つ。分かりやすいし、臨場感がある。

ただこれらの報道は、被災した方達の姿をこちらに断片的に伝えるだけ。

緊急事態なのだから、もっと被災地の人が役に立つ情報を公共のテレビであっても、どんどん流せないのかなということ。ネットやツイッターなら、避難先の空き具合や、支援物資がどれだけいきわたっているのか、交通渋滞情報など分かるかもしれない・・・・それをNHKで流せないのかなぁ。無理か・・。

NHKは東京だから難しいのかもしれないけれど、被災者のためのローカルな情報があまり流れない。

この九州阿蘇地方だけ遮断されたような状況が影響しているのかな・・・。

震度を細かく伝えるのも大事だけど・・・もどかしいなぁ((+_+))

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悪魔の手毬歌(1977年) 完成された様式美

2016-04-17 16:19:20 | 映画

石坂金田一の作品で、個人的にNO.1 はどれかなぁ。

前作の「犬神家の一族」はおどろおどろしい。こわい。文句なくあの、助キヨマスクが子供心にもトラウマになるくらいに(笑)

この第2作目「悪魔の手毬歌」も映像も衝撃的(笑)

ミステリというより、独特の日本ホラーみたいな世界観。今見ても色あせないというのかなぁ。古くない。

無駄のない場面展開・市川監督独特のカメラアングルは、すごくこの後の色々な映画・ドラマ作品に影響を与えている。ベースになっている。

悪魔の手毬歌は、見立て殺人。手毬歌にそって殺人事件が起こる・・・

この手毬歌が不気味なのがまずいい。

おどろおどろしい・・・悪魔的な殺人事件を引き立てるのは、陰影がある日本家屋。この雰囲気がまたいい。和室、襖・敷居・廊下の細部にいたるまで、薄暗くて静けさの中に闇を感じるような「日本ミステリーの現場」という質感が素晴らしい。ひんやりとした空気を感じる。大人にしか分からないタブーがある、それがじんわりと伝わってくるのが日本家屋だと思う

日本独特の閉鎖的で貧しい村社会・・・だが、性の世界は乱れている。これは横溝作品によくあるけれど、昔って案外こうだったのかな~みたいな感じで意外性があって面白いなぁ。

ラストシーン、汽車に乗った金田一が、若山富三郎氏に向けた言葉が(汽笛でかき消されるが、これはうまい演出)この作品に花を添えている。

もしこの台詞がなかったら、もっと後味の悪い陰鬱な世界で終わっていたかもしれない。

その少し前の駅での若山と金田一のシーン、待合室で二人のやりとりを見たお婆さんの素朴なほほえみが一瞬1カットで映る、この眼差しに救われる。その微笑みは陰惨な事件から日常の世界に戻る金田一とこの物語を鑑賞した観客へのほほえみだと私は思ったなぁ。

岸恵子と若山富三郎のお二人他、重厚なキャスト。初期角川映画の勢い・迫力を感じる。

ただ北公次だけが少し異色、色んな意味で残念。 だから★は4.5

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