今週発売の女性セブンに北斗晶氏の抗がん剤闘病の様子が、彼女の母親によって語られている。が、これは健康な読者のための「読み物」であって、実際の患者さんの参考になるような部分は、あまりない。
どちらかというと、これから乳がんの抗がん剤治療を受ける人にとっては、キツイかも。辛い症状が書いてあり心配になってしまうかも。読みたくない人・読まない人もいるかと思われる。
北斗氏は9回抗がん剤をやったらしい。記事では、強い薬を使って副作用が強く・・・とあるが、このあたりよく分からない。標準的な治療法なら、抗がん剤量は、その人の体重に合わせてきちんと計算されているはずで、乳がんの治療をした私から読むと「いい加減に書いてあるな」という感じ。個人情報があるから 書けないのかよく分からないが。
また抗がん剤治療の様子が、吐き気とか大見出しで載っているが、今はイメンドカプセルがあるため、この吐き気は軽減された。抗がん剤治療やりながら、働く人もたくさんいらっしゃるので。
週刊誌の見出し・記事はセンセーショナルで、いかにも女性の不安をあおりたてるよう。現実はもっとクールだけれどシビアなものだ。
2015.7月から始まったEC療法を4回サクッと終えた私(?)は、「次はドセキね」と言われた。「ドセキは、吐き気止めを飲まないから。ECより楽だと思うけどね。(看護師さんが)これから副作用を話すけど、まぁ全ての人に副作用があるわけじゃないし、たいしたことないから」
主治医はパソコンカルテを見ながら、あっさり言った。・・・その様子を見て私は、内心思った・・・
(これは絶対何かあるに違いない・・・・。) 続く