花咲く丘の高校生

平成時代の高校の授業風景を紹介したり、演歌の歌詞などを英語にしてみたり。

たかすえドータのうた-4 たのめしを

2025-02-08 | 英訳更級日記の和歌
更級日記』を書いたのは「私」すがわらのたかすえの娘です。
「私」の父、菅原孝標は菅原道真の玄孫(げんそん、やしゃご)です。
頼めしを 猶や待つべき 霜枯れし 梅をも春は 忘れざりけり
たのめしを なおやまつべき しもがれし うめをもはるは わすれざりけり
9月3日(1020年)に上総国(かずさのくに千葉県中部)をスタートして、12月2日、ようやく京の都に入ることができた。
 継母けいぼだった人が、父と別れて、この家を去ることになった。彼女は愛情をもって私に接してくれ、私も長年この人に慣れ親しんできた。宮仕えの経験があり、教養もゆたかで、私を物語の世界に近づけてくれたのも、この継母の影響である。
 その年も暮れて、新しい年を迎えた。梅の蕾が膨らみ、やがて花をつけはじめた。私は継母がいつ来てくれるのかと毎日待ち続けた。しかし、満開になっても、来てくれないばかりか、何の音沙汰もない。思いあまった私は、梅の花を一枝折り、それに歌を結びつけて継母に送った。
頼めしを 猶やまつべき 霜枯れし 梅をも春は 忘れざりけり
How long should I wait? Even the plum blossoms withered by winter frost never forgot to bloom  when the spring season came round.
  blossomッサム花   witherしおれる 枯れる  bloomーム咲く

How long should I wait?  いつまで待たなきゃならないの
Even the plum blossoms この梅の花だって
Withered by winter frost 冬の霜で萎れた
Never forgot to bloom  忘れないで花を咲かせてくれたのに
When the spring season came round 春の季節が巡ってきたら
 立春直後から次々と襲ってくる最強寒波ですが、
 雪は恐ろしくもあり、美しくもあります。(ゆ~)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする