学校スキー余談 2012年
2月14日(火)高校2年生の授業で
「ゆ~先生も、明日の学校スキーに行こうよ」と生徒に誘われた。
「いや~、講師は行けないんだよ。引率資格がないんだ」と断った。
スキーは普通の生徒よりもずっと上手い私だが、ここ3年は一度もスキーをしていない。
ゲレンデには危険なボーダーが多いし、一緒に滑っていた孫たちは大きくなってしまった。それに、いつの間にかスキー板が、短いカービングスキー板になってしまったので、180㎝もある私の板ではどうも体裁が悪くて、精彩が上がらない。
「先生、明日は授業が無いんでしょう?だったら、僕たちが校長先生に陳情してあげるからさ、一緒に滑ろうよ」
実は、明日の天候は大荒れの予報なのだが、こうまで言ってくれる生徒の誘いに、ついその気になってしまった。
教頭と体育主任に話したら快く承諾してくれて、引率者用のジャケットまで貸してもらった。
キューピットバレーのゲレンデを、4人乗りのゴンドラで1180メートルの菱ケ岳山頂まで上った。霰が顔に突き刺さってくる。しかも、視界はほとんどゼロ。
私にとって、このゲレンデは初めてなのだが、生徒は慣れたものでスイスイ滑っていく。
雪の吹き溜まりがある凍てついた急斜面をパラレルで滑り下りるのは相当に高度な技術なのだが、生徒たちは軽々と滑走していく。私もコースを見失わないように、彼らのすぐ後ろに付いて滑っていく。スキーのエッジがアイスバーンを確実に捉えている。
アイスバーンを削っていくエッジの感覚を久しぶりに味わうことが出来て、少し若返ったような気分になった。
現役のときは毎年、生徒を引率して学校スキーに行っていた。その頃はスキー部の選手を除けば、私よりも上手く滑れる生徒はいなかったのに、この学校の生徒は揃いもそろって何でこんなに上手いの?・・・
答えは、カービングスキー板にあった。
翌朝、職員室でこの話をしたところ、体育主任が曰く、
「カービングスキーは、いわば、ターボエンジンをつけたオートマチック車ですよ。ギヤチェンジなしで曲がれるし、コーナリングも優れている。脳が命じるままに板が動いてくれますよ」
「そうなんですか。いやあ、カービングスキーを馬鹿にしていた私が恥ずかしいです」
・・・それにしても、長年かけて培った私のエッジング技術はいったい何だったのか。少し虚しくなった。
素晴らしい❤️
結婚前に人生で、8回ほど、経験しましたが、、二十歳を過ぎて、二度目の、ボーナスで、マイスキーをミズノで揃えて、、
パラレル一歩前で、終わりました😅
野沢、栂池、白馬、苗場、岩原スキー場、スキー発祥の妙高ははるか遠くからでした☺️
その若さ、羨ましく、です🙆
お元気ですか、体調も。
野沢や白馬は私も数回行ました。今でも野沢のシュナイダーコースを一気に滑り下りる自信はありますが、もうスキーはしません。
ついつい、昔のままのスピードで滑るでしょうから、きっと転倒して骨折してしまうはずです。
今年は妙高高原も小雪で、もうすぐ春がきそうです。先ず、福寿草が咲きます