![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/ef/e1c8330ee4336e95103dc1a03a562391.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/01/2673f3dfa3348896a5d0280709b51eea.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/f3/7b037707a8213bf7b184e9c705f5f07b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/9c/80b3ff7a9e039051ff51e9fa87daf031.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/65/8c9563d4772666c7634a08ce304a5a87.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/c9/deccd287a020aa4f644e6bb5c966f33e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/32/e93c001fc88f501cef9416a032bd9898.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/fd/96e52fc78ebadff9488114b87468f363.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/9f/6a806645488668121d36f47c5b4df4a5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/e2/a13ecb5eadeba702197487beaa2f702a.jpg)
心の中で必要以上に肥大化した町、下田。前日の午後には、その肥大化した町の一端を見て、日が暮れてからはシャボン玉が弾けるように幻想から解き放たれた。翌朝の別れの刻、町はどんな顔を見せたのだろうか。多分、知ってはいけない秘密を見たことで、親密さは消え失せ、ギスギスした朝を迎えることになると思っていた。
ところが実際には、下田は普通の魅力的な町となっていた。このご時世に表現することが憚られるが、初めて一夜を共にした女性と共に迎える朝みたいなものだ。がっかりする(される)こともあれば、望外の親密さを感じることもある。それは相性としか言いようがなく、そうなってみないと分からないものだ。下田で迎えた朝、生活感のある町並みも、観光的な外面も、ペリーが来航した歴史的な地形も、すべてが普通にそこにあった。何の衒いもなく、気負いもなく、ただそこにあるものを受け入れ、歩いた朝の一時間。不思議なことに写真も、いつも通りの感触だった。何か知らないけど、和解したのかもしれない。求めよ、さらば与えらん。さようなら下田、また来る日まで。
GRⅢ
(下田幻影シリーズ)
③下田幻影(終)〜和解の朝
どうしてこんなタイミングでお年寄りや猫が出てくるのだろう?
風景にぴったりはまっている。
写真を見て、文章を読んで、しばし呆然としてしまいます。
下田に行かれたのですね。
昨日のチョウセンアサガオ?の花の水分を失いかけている感じがとても他人事と思えず印象的でした。
さっきこの記事を読んで女はやっぱり港街(下田)やったんかいと感心いたしました。さすがカッコいいこと言わせたらgooブログイチ✨ですね。ちなみにわたしも5月に下田に行きましたが港の男は水路にも橋の上にも船の上にもいませんでした。
下田は夕暮れになるとなぜかちょっぴり人を感傷的にさせる街。そんなイメージです。松崎あたりもそんななつかしい感じがします。lily
しかし完全な想像ではなく、かつて暮らしたり訪問した場所があるというのは、幸福なのかもとも思います。イメージと違っていても、その違いを楽しめる年齢になったから、かもしれませんが。今回は写真以上にテキストが楽しめました。
私も幼少の頃あれがオーストラリアなんだ!と眺めていたのが、淡路島だったという思い出があります。
ご老人とか猫は、町がそういう町なのと、出現するような場所に自然と足が向かうのかもしれません。
所謂、嗅覚ですが、最近は精度が悪くて困ります。
やはり常に町を歩かないと駄目なようです。
(もっと嗅覚があれば、ご老人の背後ではなく、正面と出会っていたと思います。でもこれが今の心地よい距離感なのかもしれません)
前段には気の思い要件があり、下田以降が分が自由時間でした。
下田は何度も来ているとはいえ、夕方の町に出たのは初めてです。確かに松崎の上位互換ですね。ちなみに松崎は僕の育った町の上位互換です。
いつしか、この地に戻ろことを夢見ています(女どころか、母と化している)。
追伸:路地裏さんはこの写真の花のようではなく、水も滴っていますよ(笑)。
下田を訪ねた経過の3本の記事、愉しく拝読しました。X-Pro3やGRIIIを駆使した各写真を興味深く拝見しました。下田は未踏ですが、3本の記事を通じて疑似体験のような感を愉しめたと思います。
人口が2万人台なのですか?そういうようなイメージでもなかったので驚きましたが、画を拝見すると「小規模な街に在りそうな雰囲気」が溢れていて得心しました。街に流れた時間が滲むような画が多く、見入っていました。水路、濠、川と如何呼べば好いのか、街中に水辺が在るのも素敵ですね。
下田は歴史に関心が在るので「歴史系小説の舞台」として読んではいます。ペリーよりやや知名度が低いかもしれませんが、プチャーチンがやって来た下田で、興味深い小説を楽しんだことが在りました。
http://planeta097.seesaa.net/article/435959807.html
伊豆急の駅が写っていますね。伊豆急の列車に乗った経過は無いのですが、最近は伊豆急の車輛が北海道に持ち込まれていて、稚内にも現れたのを観ました。
https://mmonochrome097.seesaa.net/article/505008772.html
今回、下田の記事を大変に愉しませて頂きました。有難うございます。
ハワイと思ったのが、御前崎だった。
といようりもオーストラリアと思ったのが、淡路島だった、という方がピリリとしていますね(笑)。前者はクスリ程度で、後者「なんでやねん!」とコミニケーションが成立する。なるほどと思いました。
町にイメージを持っていて、それが肥大化したかどうかと考える人自体が稀なので、実生活でそういう話をする機会は皆無です、まめさんのようなコメントを頂いて、改めてブログをやって良かったと思います。
プチャーチンが修理の為に入稿した戸田は、僕の育った町の隣村です。
僕のご先祖さまには、この事件に刺激を受け、ロシアを目指し行方不明になった人がいるそうです。
吉村昭さんは好きな作家です。ぜひ読んでみます。