民進党の細野豪志元環境相が4日、離党と新党結成の意志を表明した。自身が立ち上げた党内グループ「自誓会」の会合でメンバーに説明したが、自分勝手な細野氏にあきれ果てたのか、現時点では、行動をともにしようとする議員は見当たらない。突然、打ち上げた「モナ男新党」はどうなるのか。ジャーナリストの安積明子氏が、民進党内でわき起こる、細野氏への罵詈雑言をリポートする。
「政治センスが悪すぎる。党代表選(21日告示、9月1日投開票)前の不安定な時期に、突然、離党を言い出すなんて…。後ろから鉄砲を撃つような卑劣な行為だ。自民党の石破茂元幹事長と同類だ」
民進党の中堅衆院議員は、こう吐き捨てた。
党幹部の1人も「改造人事で、安倍晋三内閣の支持率が上がりそうだったので、『安倍首相が衆院解散を打つかもしれない』と慌てたのだろう。それでどこに行くの? 小池百合子都知事の『都民ファーストの会』か? 裏で話が付いているのかもしれないが、かつて代表選に出た政治家が『自分だけ逃げ出せたらいい』と考えるとは、がっかりだ」と語った。
細野氏は2000年の衆院選で初当選し、当選6回。環境相や民主党幹事長などを歴任した。関係者によると、7月2日の都議選以降に小池氏と密談したという。新党結成をめぐり意見交換した可能性がある。
別の民進党衆院議員は「1人だけ逃げるのか!」と激怒し、別の議員は「党内では、もう存在感のない人だから、ご勝手にどうぞ。それにしても、あの人(=細野氏)は陰気臭いね」と言い切った。
さらに、こんなことをズバリと言った同年代の議員もいた。
「細野氏は民進党を出て、女性のところに行くんだよ。そう、きっと女性だよ、女性!」
女性とは、前出の小池氏のことなのか。
ほんの一部だが、細野氏に同情的な意見もある。
ベテラン参院議員は「細野氏が今年6月の静岡県知事選に出ようとしたとき、『民進党から離れたいのだろうな』と思った。途中で諦めてしまったけど、あれはチャンスだったのだから、思いきって出ればよかったんだ。つくづく、先を読むことができない人だと思う」と語った。
ちなみに、細野氏の離党表明について、すでに離党(除籍)した長島昭久元防衛副大臣はツイッターで「遅い」とつぶやいた。
現状打破を狙って、離党表明した細野氏だが、先の見通しはなかなかつかないようだ。
以上、夕刊フジ記事
どうせ、民進党の行方は泥船だから、判断が遅れたが正解かも知れない。
ベクトルがバラバラな人間の集合体なので消えゆく運命です。
細野は、小池の都民ファーストの話があるのだろう。