<スタジオアリス女子オープン 最終日◇8日◇花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース (6,332ヤード・パー72)>
スコアを2つ伸ばし、トータル10アンダーで今季2勝目、ツアー通算7勝目を飾った鈴木愛。目指していた60台には達しなかったものの、2位以下に4打差をつける圧勝だった。
【写真】葭葉ルミとハグで健闘をたたえ合う
「後半のハーフでスコアを伸ばせなかったことや、ショートパットに不安が少し残ったことは課題ですが、まさかこんなに早く2勝目を挙げられるとは思いませんでした」
今季は4戦出場して優勝2回、2位1回、3位タイ1回という無双ぶりだ。賞金ランキングではアン・ソンジュ(韓国)と約200万円差の2位だが、順位重視のメルセデスランキングでは堂々の1位。それでも、鈴木の気持ちは晴れない。予選通過したとはいえ、前週に出場した海外メジャー「ANAインスピレーション」ではトータル13オーバー。決勝ラウンド最下位に沈んだことが、どうしても頭から離れないのだ。
「うまくティショットを打ってフェアウェイをとらえてもバーディを奪えなかったですし、本当に1ヤード、2ヤードの打ち分けができないとチャンスにつけることが難しいんです。アプローチの打ち分けができないとピンに寄せることもできません」
それを踏まえて、今大会では自分なりに課題を持って臨んだ。ピンが右のときは左サイドのフェアウェイ、ピンが左のときは右サイドのフェアウェイを狙うマネジメントができたものの、2メートル以下のパットやアプローチには、最後まで納得がいかなかったようだ。
それでも、最終18番パー4では2.5mほど残った下りの難しいパーパットを沈め、ガッツポーズを見せた鈴木。4打差という数字以上に強さをアピールしたことは間違いない。今季は鈴木以外、優勝を飾っている日本選手はいないことに触れると、「絶対に外国人選手に負けたくない気持ちで戦っているからでしょう。日本選手は人がいいので、もう少しガッツのある人が出てくると、もっともっと日本選手が勝てると思います」と分析。国内女子ツアーを今以上に盛り上げるためにも、勝ちにこだわる選手の登場を待ち望んでいた。(文・山西英希)
以上、アルバニュース
今回、日本勢が上位を占めたことが良かったです。
鈴木愛、葭葉ルミ、比嘉真美子、この3人が日本選手を今後も引っ張ると思います。
今後のトーナメントでも期待したいと思います。