10日午後の参院予算委員会には、学校法人「加計学園」の獣医学部新設までの経緯を知る加戸守行前愛媛県知事が、柳瀬唯夫元首相秘書官とともに参考人として招致された。加戸氏は国家戦略特区の意義を強調した。やり取りの詳報は以下の通り。
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塚田一郎氏(自民)「『首相案件』発言で、愛媛県のメモと柳瀬唯夫元首相秘書官の認識が食い違っている」
加戸守行前愛媛県知事「私の知事経験からすれば、愛媛県のメモは、職員が当日官邸を引き上げ、おそらく県の東京事務所で『秘書官はこう言ったよね』と、東京事務所と愛媛県から来た職員とが協議しながら作ったのではないか。およそアバウトな流れとして雰囲気は伝えているが、一言一句その通りであるはずがない」
「私は(文部省の)官房総務課長、官房長として官邸に数十回行っているが、一度も『首相』という言葉は聞いたことがない。必ずみな『総理』と言う。一言一句正確ではないが、雰囲気は伝えているのかな、と思う。ただ、職員の気持ちとしてせっかく東京まで出張したのだから、こういう戦果はありましたと(言いたい)。例えば駆逐艦を撃沈しても『戦艦を撃沈しました』と。それに近いことはあるのかなと。その辺の微妙なニュアンスの差はあると思う」
塚田氏「『獣医学部新設は総理の重要案件』という言葉が、メモで『首相案件』に変わった可能性は」
加戸氏「その可能性は高い。『国家戦略特区の諮問会議の議長は総理だから、総理が裁くことになる』というニュアンスを受け止めて『首相案件』になったのではないか。国家戦略特区に関するアドバイスをいただいたことが今治市での獣医学部の認可に結果としてつながった点で、私は感謝申し上げたい」
塚田氏「加計学園の入学式で、加戸氏は『魔法で生まれた学部』と発言したが、その意図は」
加戸氏「安倍晋三政権の下、(獣医学部新設の認可が)はね返されてきた頑強な砦(とりで)がやっと崩れたという思いが一つ。そして、たまたま入学式の来賓として四角の帽子と黒マントを着せられたものですから、なんか『ハリー・ポッター』の魔法の学校に出ているような気がしたので、連想で魔法という言葉を思いついた」
塚田氏「国家戦略特区(適用)の決定は公明正大に行われたとの認識か」
「(今治市の岡山理科大学獣医学部は)教授陣容や教員組織の質量ともに、従来の大学の1・何倍もの形で作り上げているだけに、日本一だと私も思う。だが、入学式で大変残念だったのは、入り口で反対派が入学生にビラを配り、誹謗中傷していた。本当に悲しいことだった。一日も早く、全国民がこの素晴らしい大学で学ぼうとしている人に元気を与えてほしい。風評被害にもめげずに入学し、これからの獣医学を背負う人材だ」
秋野公造氏(公明)「総理もしくは柳瀬元首相秘書官から、獣医学部新設について直接のアプローチはあったか」
加戸氏「一切ない。ただ、総理の前で私から獣医学部の件を切々と訴えたことはある。それは知事退任後、教育再生実行会議の委員を拝命し、たまたま大学入試改革の議論があったから。援護射撃になるかな、と思い、『獣医学部の入学定員が一切増えないのは大変困っている。何とか獣医学部を作りたいと思ったけれど、岩盤規制に阻まれてきた』と発言した。私はその時、今治とも加計とも一切言っていないから、総理は『愛媛県は獣医学部を作りたいんだな、でもダメなんだな』と認識されたと思う。私はその後、安倍総理とは会合で数十回会っているが、この件は話題に出ていない」
秋野氏「国家戦略特区制度を活用した側として制度をどう感じているか」
加戸氏「諮問会議の民間委員が強力な発言をし、いやがる役所の尻をたたき、議論の積み重ねの後で今日があると考えている。すばらしく有効な制度だ。願わくば、もっと幅を広げてもらいたい。正直、私が愛媛県知事の時には誠にくだらない規制に悩まされました。木造校舎は3階建てはダメ、福祉施設は2階はダメ…。一番ひどいのは、ミカンを学校給食に使う際は5回洗わないといけない。なぜかと調べたら、O157(腸管出血性大腸菌)でカイワレダイコンに懲り、学校給食では皮のあるものは5回洗って出すという規制がある。こういうことは国会でおおいに議論し、皆さんの力で無駄な規制を直してもらいたい」
以上、産経新聞
モリカケについては、怪しい怪しいと騒ぎ立て疑惑だと野党と朝日新聞が騒いて今に至るが、もし違法なことをやったんだったら警察が動いて安倍首相か政権内に逮捕者が出ているはずだ。
怪しいからと騒いて、何もないことを証明しろと悪魔の証明をもとめていることが不思議である。
朝日は中国から支援を受けているように思えるから、何もないことを証明しろと追及したい。
スパイ防止法の法律を作ったら捕まえられると私は個人的に思っている。
朝日新聞も左翼野党も日本のために必要なのだろうか??