日本女子オープンゴルフ選手権 初日◇27日◇千葉カントリークラブ野田コース(6,677ヤード・パー72)>
前日、セ・リーグ3連覇を達成したプロ野球の広島東洋カープ。“カープ女子”の一人である永井花奈は、大好きなチームの偉業も力にメジャー大会を戦う。
【写真】永井花奈の大人っぽいドレス姿
今季トップ10入り8試合、賞金ランキング23位につける21歳だが、最近は出場3試合連続で予選落ちと苦しい時間を過ごしていた。「ショットの調子が最近悪くて、スコアメイクに自信があるものが一つもなかった」と悩んでいたが、この日は2バーディ・3ボギーの「73」。1オーバー・38位タイという結果に、「ショットの調子はこれまでに比べて上がってきている」と光明を見出した。
この日のフェアウェイキープは14ホール中12ホールと好調。外した2ホールもファーストカットとあって、「ドライバーがフェアウェイに行って、状態は上向きです」と声も明るい。3つのボギーはいずれも3パットで喫したもの。初日のパット数が「33」だっただけに、グリーン上の不安が解消されれば、再び上位で戦えるという自信もうかがえる。
そんな永井は、大のカープファンだ。昨夜も優勝シーンを見届けて、メジャー大会の開幕を迎えた。「マジック2が点灯してから足踏みしましたけど、安心しました!クライマックスシリーズを勝ち抜いて、日本シリーズに行ってくれたら、さらにパワーになります」と“鯉党”にとっては気持ちも晴れやかに臨んだ初日だった。
東京出身ながら、父親がカープファンだったこともあり、幼い頃から試合をテレビで見る機会が多かったという永井。自身も、学生時代に球場で実際の試合を見たことがきっかけで、カープ女子となった。「生で観戦したら楽しくて、そこからハマりました。ゴルフもそうですが、会場は一体感が味わえるし、ゴルフも難しいコンディションや、グリーンも起伏はテレビでは分からないので、そういうのも注目して生で見てもらいたいです」とトーナメントへの来場アピールもバッチリだ。
「決していい調子ではないですが、ドライバーもフェアウェイに行っていたし、試合ではポジティブにとらえたい。明日も自信を持ってプレーしたいです。少しずつ上向きです」と明日以降へ意気込みを示した永井。好きな選手に挙げる、菊池涼介内野手のような“堅守”と、鈴木誠也外野手のような“豪打”を見せつけ、ツアー2勝目に近づいていきたい。(文・間宮輝憲)
以上、アルバニュース
若手には頑張ってほしいですね。
東京出身のカープファンもめずらしいですね。
私は緒方監督の奥さん、中條かな子のファンでした。