<日本女子オープンゴルフ選手権 3日目◇28日◇千葉カントリークラブ野田コース(6,677ヤード・パー72)>
前日に「66」をマークし、一気に2位タイまで浮上した畑岡奈紗。3連覇へ向け、そのままトップへ…、といきたいところだったが、この日はパット数「31」とグリーン上で苦しめられ、4バーディ・3ボギーの「71」と1つスコアを伸ばすにとどまった。それでもトータル8アンダー・4位タイは文句なしの優勝圏内。2打差の逆転を目指し最終日に臨む。
【写真】こちらはジャンボ&原英莉花&田村亜矢の師弟3ショット
「ここだけは思ったようにパットが打てた」と話した1番でバーディを奪ったものの、その後は出入りの激しいプレーに悩まされた。それでも最終18番でバーディを奪えたことには「2打差か3打差かというのは大きな違い。何とか(パットが)入って良かったと思います」と、あすへの活力となった。
ムービングデーのこの日は優勝に向かう背中を押す、大きな力が会場にあった。それが、ジュニア時代から畑岡が通った「トミー・アカデミー」を主宰する“師匠”の中嶋常幸の存在だ。「応援に来ただけだよ」と冗談っぽく話したレジェンドは、そのプレーを見届け「この雨の中1アンダーは上出来。あの子はかしこいから、自分で成長してくれる。何も言うことはありません!」とそのプレーに目を細めた。
ただ、心配ごとも口にする。それが「疲れがどれほどあるのか。スイングは疲労から崩れるから」というもの。19歳にして激戦を続ける畑岡の体を気づかい、本人にも「体を早く楽にしなさい」とこの日唯一となる“アドバイス”も送ったほど。ラウンド後には両手でのグータッチで健闘を誓った2人。これには畑岡も笑顔だ。
「どんどん上を目指してプレーするしかない。あまりスコアは決めずに、バーディを獲りたいです」と逆転での3連覇を見据えた畑岡。あすは最終組の1組前からのティオフということもあり「プレッシャーも少しは減るので、自分のプレーに集中できる」と、この日のスコアがいい方向に働いた部分について歓迎した。昨年は最終日に「65」とビッグスコアをマークし優勝。それを再現するようなバーディラッシュで、樋口久子以来となる史上2人目の快挙を成し遂げることはできるか。(文・間宮輝憲)
以上、アルバニュース
最終日10:29時点では、畑岡奈紗が連続バーディでトップ-10に並びました。
優勝争いは、畑岡奈紗、ユソヨン、菊池絵里香の戦いになりました。
韓国のユソヨンを畑岡、菊池が対抗して勝てるか?注視したいと思います。
11:00からのBS放送を楽しみにしています。