毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”でだ。今回は記者ながら、カメラを持って日本人選手を中心としたメジャー取材の印象的な景色を紹介する。【全米女子オープン編】
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最終日まで優勝争いを演じ、5位タイでフィニッシュした比嘉真美子。プレー中はクールな印象を受けることが多いが、今回は通常の取材とはちがい、両手にカメラを抱え、写真を撮りながらの取材。いつもとは違う景色が見えた。
初日の午前スタートで6アンダーの首位スタートを決めた比嘉。畑岡奈紗、成田美寿々と同組で、13人出場の日本人選手のなかでは、午前組はこのひと組だけだったこともあり、ほぼ全ホールついて回った。2日目は午後スタートで、またしてもフルラウンドの9割を見届けた。3日目は、スコアを伸ばすことができずに1打差に後退したが、メジャーで強さを見せる姿は頼もしかった。
プレー中はほとんどサングラスをかけ、感情を表に出すことはないが、今回選んだのは3日目の3番ホールのもの。全体の進行が遅く、毎ホール待ち時間が生まれる中で、ティイングエリアで待っている比嘉にカメラを向けた瞬間にこの仕草を見せた。
2日間リードを保って臨んだムービングデー。緊張しているかと思われたが、優勝が期待される中でこの表情にピースサイン。大舞台を楽しんでいる姿と、待たされている中でも平常心を保っている強さを感じた。メジャーだからという緊張感はなかったと話した比嘉。このあとには、キャディとともにカメラに向けてピースサインをしてくれた。
優勝争いをしている選手を『にわかカメラマン』として撮影するのは非常に難しかったし、ちゃんと撮れているか不安になったものだったが。終わってから見てみると、比嘉の充実した表情がうかがえるとともに、酷暑の中で、少しでもいい写真を撮ろうとするこちらの意図を汲んで、ポーズを決めてくれる優しさも感じることができた。
今回の成績で来年の本大会への出場権を早々に確定させ、今季もまだ、昨年4位タイに入った「全英AIG女子オープン」が控える。真剣勝負の中で見せたこの笑顔。撮影していていちばん印象に残るシーンだった。(文・高桑均)
以上、アルバニュース
優勝争いした満足感はあるのでしょうが、2日目以降のプレイにおいてはもっと攻めてほしいと私は思ってみていました。
国内の女子プロのトーナメントにおいても、貪欲に攻めるゴルフをみたいですね。
河本結選手はそういう面では魅力的だと思います。