◇国内女子◇ニチレイレディス 最終日(23日)◇袖ヶ浦CC新袖C◇6548yd(パー72)
初の2週連続優勝が成長の証となった。2打差3位で出た鈴木愛が5バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「70」。通算9アンダーで並んだ未勝利の高橋彩華をプレーオフ1ホール目で下した。大会連覇でツアー通算12勝目となった。
万全でない中の今季3勝目に両手を挙げる。2回目の18番(パー5)、216ydからの第2打を7Wでピン下8mに乗せた。第1打を曲げ3オンからパーとした高橋を尻目に2パットでバーディ。「最後は(イーグルパットを)決めて終わりたかったけど、そこがまだまだ。ただきょうは全体的にがまん出来た」。にっこり笑いながら、胸を張った。
真価が問われたのが前半9番だ。右の林からの第2打を木に当て脱出に失敗。ダブルボギーで高橋に1打差つけられた。「最初も差があった中でのスタートだった。そこに戻っただけだと考えるようにした」。すぐに切り替えてチャンスを待ち、中盤以降で並んだ。
前週大会の開幕前、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の小林浩美会長に「耐える時期はみんなある。笑顔で回れば良いこともある」と言われた。3週間前の海外メジャー「全米女子オープン」は週末にイライラを募らせた22位。帰国後1週間のオフに「自分のゴルフを、見つめなおした」。同大会優勝者のイ・ジョンウン6(韓国)や5位の比嘉真美子との違いは何か―。「色々考えたからこそ、会長からの言葉をすぐに受け入れられた」
練習の虫はこれまでもミスに苛立ちを抑えられなかった。試合後の涙も多い。「(ミスの後)がまんしようと思っても、その前にキレちゃう。『笑顔で回って良いことあるなら、ずっと笑っているわ』って思っていたりもした。ひねくれている部分。でもうまくいかないことも色々経験してきた。本当はマイナス思考だから、以前はきょうの9番でもうダメだと思ったかもしれない。でもきょうはずっとがまんした。会長の言葉は大きかった」
2年ぶりの賞金女王へ、同ランクで1位に浮上した。次週はツアー最高の賞金総額2億円がかかる「アース・モンダミンカップ」(カメリアヒルズCC・千葉県)。2017年は優勝、18年は2位と相性もいい。「この2週間で一番成長を感じたのはメンタルの部分。落ち着いて出来た。来週?ほんっとに疲れが溜まっているから、まずはきょう8時に寝たい」。茶目っ気たっぷりに笑った。(千葉市若葉区/林洋平)
以上、GDOニュース
今日は、日本選手による優勝争いが観られて良かったです。
今回は、シンジエら韓国選手が上位にいなかったですね。
今後のトーナメントも同様の展開になることを願います。
鈴木愛は、満身創痍の昨年に比べて今シーズンは、今のところうまくプレーできると思います。
今後のトーナメントでも体調管理をしっかり行って活躍してほしいですね。
また、黄金世代の高橋選手の初優勝も期待しています。