<ニトリレディス 最終日◇29日◇小樽カントリー倶楽部(北海道)◇6775ヤード・パー72/パー73>
東京五輪で銀メダルを獲得してから初優勝。さらに前週は単独首位から出た最終日に逆転負け。「このまま勝てないんじゃないかな」とさえ思うほど悔しい敗戦だった。そして調子が悪いなかで「苦手」と言い続けたコースでの栄冠にも、稲見萌寧は満点をつけなかった。
アマチュアも参考に!完璧主義者・稲見萌寧のドライバースイング【連続写真】
「ノーボギーで、60台で回れて逆転優勝できて、リベンジもできたことを考えたら100点ですが、自分のなかでは70~80点が満点。そのいいものが続けられたという感じです」。そう、稲見のなかに100点はない。
そもそも「調子が悪い」という基準点がほかの選手とは違うようだ。「結果自体はそんなに悪くはないですが、打っている感覚、狙ったところに出ているかどうかがよくない」。ツアー屈指の難コース・小樽をボギーフリーで回るためには「うまくマネジメントができた」だけでは厳しいものがある。稲見の考える調子とは、結果はもちろん、そこに至るまでの過程、感覚を含めて相当いいものでなければ好調とはいえない。だからボギーフリーで、さらにベストスコアで回っても「ギリギリのなかでやった」という言葉になる。
目指すところも波の選手とは違う。理想として掲げるのは「無双状態。どんなに調子が悪くてもぶっちぎりでずっと勝ち続けること」。だからこそ、結果が良かった、だけでは満足はできない。
目下の目標は「メジャー制覇」と「シーズン2ケタ勝利」。これで8月の試合も終わり、賞金女王争いも佳境に入っていくが「今は賞金ランキングをあまり気にしていなくて、自分がこの先の試合で勝ち続けることだけを考えています。これで終わることなく勝ち続けられるようにしたい」と勝利しか見ていない。完璧主義のショットメーカーは、メダルにも、苦手コースでのタイトルにも満たされることなく、次の栄冠に飢えている。
貼り付け元 <https://www.alba.co.jp/tour/news/article/no=174795?page=2>
以上、アルバニュース
稲見のショットの精度が一番いい。
パットは打ち切れてないホールがいくつかあったが、余裕というか、無理してなかったようだ。
今回、韓国勢に勝ったことが良かったと思う。
これからも全美貞、申ジエ、イミニョンらとの優勝争いがあると思うが
稲見、小祝、古江、西村、山下ら若手には頑張ってほしい。