最後は、「銘木工芸品の楽しみ方 上級編」です。
此処まで来れば、もう私共から、レクチャーすることも無いようなレベルかと思います。
今度は、銘木に関する見方がより深くなるかと思います。 ひとつの銘木にしても色々な見方があることがご理解頂けるかと思います。
例えば、欅の場合、色々な杢目があるのが特徴で、玉杢や、このバッグのような如輪杢など様々な種類があります。また杢目以外にも
欅は、光沢が美しく優雅な雰囲気を持っています。
銘木のどの部分に着目するかも、銘木工芸品をより深く楽しむひとつです。
また、別の楽しみ方として、ちょっとコアな銘木に着目してみるのも面白いかもしれません。
例えば、桑などは、養蚕が盛んだった頃には、広く普及しましたが、今は、稀少となっています。渋い色合いと杢目が特徴で、経年変化で
歳月が経てば、色合いもしだいに変わっていきます。 色合いと同じく渋いファン層を多く獲得している銘木です。
その他には、黒柿という墨を流したような黒い縞模様が特徴的な銘木や、下記の写真の神代欅のような「埋もれ木」と謂われる数千年も
土中に眠っていて掘り起こされた銘木などがあり、いずれも色合いなどに大きな特徴があり、好きな方にはたまらない銘木です。
銘木本来の特徴に着目した後は、今度は匠の卓越した技法も魅力的で楽しめる要素が満載です。
異なる樹種の銘木を細かく見合わせていく寄木細工は、素人には真似の出来ない、まさに職人の妙技です。
その他、異なる銘木や貝を嵌め込んでいく象嵌技法やカシュー塗など、技法に着目することができれば、もうかなりの銘木工芸品上級者
です。
以上、4回にわたって、「銘木工芸品の楽しみ方」をご提案してきました。 如何でしたでしょうか?
「もっと、楽しみ方はあるよ。」「そうじゃないよ。」など、お叱りをうけるかもしれません。
また銘木業界内のセオリーからは、反するご説明もあったかもしれません。
今回は、あくまで、私共が考える楽しみ方のスタイルであり、語弊があったとしたら、何卒ご容赦頂ければと思います。
私共のご説明により、ユーザーの皆様に、銘木工芸品を身近に感じて頂くことができましたら、大変嬉しく思います。
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