非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

ベランダアンテナから世界に電波を。目指せDXCC HONOR ROLL! 
理論良く分かりませーん!

FT8移動運用(20211006)

2021-10-06 22:28:43 | 移動運用

ここ3回の前記事の内容を試すために、今日の午後移動運用に行ってきました。

それにしても10月だというのに30度を超えるような暑さ・・・疲れました(笑)

場所は先日と同じく名古屋港内の某岸壁。

今日も釣り人に交じっての運用となりました。

 

1 モバイルバッテリーでの運用

  Anker PowerCore Ⅲ Elite 25600 60WをIC-705に接続してみました。

  HF各バンドとも安定して10ワット運用が出来ました。

  最初の15分間だけ100ミリワット運用、検証のためその後の4時間45分は10ワットとして、基本的に休憩なしでCQを出し続けての運用スタイルとしました。

  合計5時間の運用でバッテリーが加熱したり、送信出力が不安定になるようなことはありませんでした。

  

  上の画像。バッテリーの右側の丸い部分のLED点灯でバッテリー残量を知らせてくれます。

  全部で8つ点灯しますが、時間と共に一個ずつ消灯していきます。

  ほぼ5時間連続で10ワット運用した結果、撤収時はちょうど半分の4個が点灯していました。

  

  単純にあと倍の時間OKということではないと思いますが、十分に満足できる結果となりました。

  5ワット程度でのFT8運用であれば、かなり長時間の運用にも余裕で耐えそうです。

  

2 グランドマット2号

  数日前の記事のとおり、ホームセンターでよく見かける365×600の薄い銅板の長辺を20センチのところで折り返しました。

  365の短辺はカットして300ミリとし、仕上がりは200×300です。

  どのバンドも良好に同調しましたが、特筆すべき点はアンテナチューナー併用型のRHM7350が7,14,21の各バンドでチューナー無しでもSWRがほぼ1.0近くまで落ちることです。

  10,18,24,28については時間が惜しかったので試しませんでした。

  いずれにしましてもAH-705を使って、瞬間といっても過言ではないほど迅速に同調が取れます。

  このグランドマットがどれだけプラスに働いているかは判りませんが、これから常用することは言うまでもありません。

  それにしてもAH-705に繋がるケーブルがRG-58Uですので、ちょっと細すぎる気が・・・・

  取り廻し上、問題が無ければ8D同軸、厳しいようであれば最低でも5D同軸に取り換えようと思います。

  たった10センチ程度のラインですが、この10センチは疎かにできないことをこれまでのアパマン生活で悟りました(笑)

  

  

 

3 PCとAH-705からのノイズ

  JTDXを立ち上げた後にUSBケーブルから入るノイズ、そしてAH-705のコントロールケーブルからのノイズ。

  前記事のとおり、それぞれのケーブルの両端にクランプコアを3個ずつ、合計12個を装着しました。

  それぞれのケーブルを抜き差しして確かめましたが、クランプコア装着が功を奏してかノイズ混入は無かったと言えます。  

 

4 運用結果

  7メガ国内で数分間ウオーミングアップして、その後、14メガにQSY。

  21メガの方が開けている感じがしましたので、本日は5時間の運用中、4時間を21メガで運用しました。

  

  今の住まいでは絶対にお目に掛かれません(^^;   見やすいようにプリアンプを入れています。

  

  21では4時間でヨーロッパ方面を中心に54局とQSOすることが出来ました。

  

  日が暮れてから急いで、7と3.5で7回ずつCQを出して飛び具合を確認。

  7メガ

  

  3.5メガ

  

  出力はそれぞれ10ワットです。

  3.5は国内周波数で出せばもう少し多くの局からのレポートが表示されたかも知れません。

  下の画像の太陽の部分が手動可変コイルの上端ですが、エレメントを外した形態でこのコイルの上端からワイヤーエレメントを展開するのが今後の楽しみです。

  現住居の状況から自宅での運用が出来ないだけに、とても楽しい移動運用になりました。

  

  


PCとATUからのノイズについて

2021-10-06 07:11:02 | ノイズ対策

昨夕、今日の移動運用の準備中に発見したことふたつ。

 

ひとつめはPCからのノイズが無線機に入って来ているということ。

正確には『JTDXを立ち上げると、USBケーブル経由で無線機にノイズが立つ』となります。

 

ふたつめはアンテナチューナー(AH-705)のコントロールケーブルからもノイズが入って来ているということ。

 

上記ふたつ合わせてSメータ読みで概ね2ほどノイズがあります。

どんぶり勘定ですが、内訳はUSBケーブル経由がS1.5、ATUコントロールケーブル経由がS0.5のような感じでUSBケーブル(JTDX)からの方が大きいです。

これまでの2回の移動運用で気づかなかったのは、屋外という好ロケーションのため信号強度がノイズに勝っていたためだと思います。

 

USBケーブルからのノイズに気づいたのは、ベランダに設置したアンテナでFT8信号を何の気なしに受信していた時でした。

USBケーブルを抜いた際に、IC-705のバンドスコープ上のFT8信号のスペクトラム数が明らかに増えたのが判りました。

ノートPC自体からのノイズか?と思いましたので、ノートPCとIC-705の距離を近づけたり離したりしましたが変化なし。

そこでUSBケーブルを挿しなおして、まさかとは思いつつもJTDXを終了させてみました。

するとどうでしょう、ノイズ下の信号が見えるようになります。

念のため、運用時に同時立ち上げするLogger32とBktTimeSyncでも確かめましたがこれらは関係なし。

 

そこでUSBケーブルにクランプコア(パッチンコア TDK製ZCAT2032-0930)でノイズ対策を。

最初はPC側に2回巻(1回だけ回す)をしたものを3個装着。内部が繊細なUSBケーブル保護のためにも1回だけ回すのが良い気がします。

やたら何回も回すと断線だけでなく線間容量が増えて逆効果になるかも知れませんし。

これでだいぶ良くなりました。S1.5程度振っていたノイズがS0.5くらいという感じ。

そこであとひと押し。

PC側に追加装着しましたがそれほど変化なし。

そこで同じ要領でIC-705側に3個装着したところ効果あり。

都合、IC-705側に3個、ノートPC側にも3個を装着。

ノイズが完全消滅したわけではありませんが、IC-705のW/F画面の濃淡でも何となくノイズ?というほどまで低減。

これで体感的にはS1.5のノイズがS0.1~0.2まで減少した感じ。

 

次にAH-705のコントロールケーブル。

ちなみに昨日、名古屋大須の電材屋さんで5メートルのオーディオケーブルを買ってきました(前回購入した10メートルはちょっと長いので)

税込み560円。

こちらの方もUSBケーブルと同じ要領で、無線機側とATU側の両方に3個ずつ装着。

S0.5のノイズはほぼ消滅。

 

USBケーブル、ATUコントロールケーブルからのノイズ、Sメータ読みで合計2ほどあったものがほぼ消滅。

移動運用で信号強度が大きいとついつい見逃しがちな部分でした。

FT8通信において大きなアドバンテージになると信じて、今日午後からの移動運用を楽しんで来ようと思います。


接地マット2号

2021-10-05 16:10:08 | 移動運用

明日の移動運用でチェック予定

300×600の銅板を絶縁スペーサー板を入れた折り返し構造です。

つまり実物寸法は200×300になるので、既製品のMAT-50(80×195)よりはだいぶ大きい感じです。

 


移動用モバイルバッテリー到着

2021-10-04 13:17:53 | 移動運用

Anker PowerCore Ⅲ Elite 25600 60W

急速充電器とのセット品を購入しました。アマゾンで10,990円でした。

モバイルとは言うものの非常に重たい、でもこの重さが長時間運用を可能にすると思うと嬉しい(^^)

昨年購入したまま未使用だったUSB PDアダプタ+電源ケーブル(USB-C TO 15V)を接続

Shop6502さんから購入しました。(現在は売り切れのようです)

無事に外部電源として認識

明後日、移動運用でテストしたいと思います。


AH-705デビュー

2021-10-02 19:36:37 | 移動運用

前記事のセットアップでFT8移動運用に行ってきました。

AH-705移動運用準備 - 非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

 

午前9時過ぎにPSK Reporterを見たところ、7メガ国内が今一歩の感じでしたので昼過ぎに出発。

砂浜ではありませんが名古屋港内の某岸壁。

釣り人が多かったのですが、上の画像のとおりの強風・・・白波が立っています。

しかし、大型吸盤+強力磁石付きの大型基台と軽量アンテナのため、強風にもびくともしませんでした。

この基台の説明書には、「高速道路では100キロ以下で走行してください」という旨の記載がありますので、まあこれくらいの風は大丈夫なのでしょう。トップヘビーや規定重量以上のアンテナを載せると、今日のような風でも倒れることがあるかもしれません。

直射日光が強かったので、AH-705に覆いを掛けています。

工具レスでセットアップできるのが何より楽ですね。

簡易机を組み立てたりゆっくり作業しても、5分もあれば運用可能状態になります。

ピントが合っていなくてすみません。

同軸(向こう側)とコントロールケーブルに、回り込み防止用のコアを取り付けました。

同軸の方は全長50センチくらいの両端コネクタ付きのケーブルに大型コアを取り付けています。

つまりこの大型コア付きケーブルは、使っても使わなくてもどちらでも選択できるようにしています。

 

使ったアンテナのRHM7350は17個分の目盛りがコイル部分にシールで貼付されていて、各バンドごとの標準値みたいなものが取扱説明書にグラフ記載されています。このアンテナ単体で使用する場合は、この値を参考にコイル部分を微妙に動かしながら同調ポイントを探ります。

 

AH-705をアンテナ基台直近にセットできるようにしましたので、今回は何も考えずに説明書に参考記載されている標準目盛りに適当に合わせる感じにしました。

<設備関連>

・ 回り込みのような挙動は一切なし。

・ RHM7350の規格外の3.5メガを含み、7~28MHzまで一瞬で同調した。

  3.5メガのみSWR1.5でその他はSWRインジケータが1ビットも立たない良好な状態。

  測った訳ではありませんが、各バンドとも3秒もかからずに同調。

・ 10メートル長の激安オーディオケーブルもまったく問題なし。ただし長過ぎるので5メートルのものも同じ店に買いに行く。

   確か数百円だったはず・・・

 

<運用結果>

良い意味で期待を完全に裏切られた感じです。

ロケーションやコンディションに助けられたのかも知れませんが、IC-705の電源を入れた瞬間に「あーこれは行けるな」と。

最初に7メガ国内FT8から行きました。

出力は約100ミリワットですが、CQを出した瞬間から多数の局に同時に呼ばれました。

PSK Reporterを見ても、最初の数回のCQだけでそこそこの信号強度で全国に届いていることが判ったので、バンド離脱。

100ミリワットでこんな感じでしたので、5ワット、10ワット出したら呼ばれ続けるのかも知れません。

 

10メガは後回しで14にQSY。

ここから先は5ワットで運用しました。DX狙いで(笑)

CQを出したらすぐにEU方面から呼ばれました・・・マジか?

で、PSK Reporter見たところEU方面まで結構届いているではありませんか!

これ以降は検証の意味合いで、15分前後でバンドQSYをすることにしました。

18、21、24、28メガを経て最後に10メガで終了。(オマケで3.5メガで3分ほどCQ)

全然聞こえなかったのは3.5メガだけで、それ以外のバンドは10メガを除いてとても盛況!

さすがに真昼間から3.5メガでFT8やっている人は少ないでしょう。

運用時間はぴったり2時間で、このような結果になりました。

FT8とは言っても、さすがに5ワットと小型ホイップではそれほどDXまで飛んでいかないだろうと思っていただけに、これは本当に嬉しい結果となりました。

 

ちなみに3.5メガでも1局だけでしたが0エリアの局まで飛んでいることを、PSK Reporterで確認!

 

2時間の運用の内訳は15分間が100ミリワット運用、残りの1時間45分間が5ワット運用で基本的に積極的にCQを出しました。こんな感じで運用終了時にはIC-705のバッテリー残量インジケータが残り1個だけになっていました。

 

明日、移動用にと注文したモバイルバッテリーが届くようですので、次回の移動運用はモバイルバッテリーで行ってみます。

 

これまでの経験で砂浜運用で悪い結果が無いのですが、岸壁も含めてやはり海の直近は良いのかも知れません。