非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

ベランダアンテナから世界に電波を。目指せDXCC HONOR ROLL! 
理論良く分かりませーん!

新キャパシティーハットで短期間運用

2016-11-22 19:14:04 | キャパシティハット

前回の記事のキャパシティーハットで数日間だけ運用してみました。

3日間ほどですので評価といったものでもありませんし15局ほどですが・・・・

とりあえず全方向にまんべんなく飛んで行ってくれているようです。

特にパイルになっているようなケースでQSOできたのが、

40mの5H(TANZANIA)と30mの6Y(JAMAICA)です。

それと先ほどは40mでPY(BRAZIL)とQSOしましたが、これは15ワットでした。

これ以外に近場のパイルでXZ1Aとは20m,17mで。

ハイバンドはコンディションもしょぼしょぼですが、EU方面にも良好に届いています。

こんなことで、極端に飛ばなくなったとかまあ変なことは起こっていません。

打上が低くなったとかは目で見えるものでもないので分かりませんが、

4m長のエレメントとATUの組み合わせで、とりあえず15ワットでもプチパイルのPYと出来たので、

面白うそうなのでもうちょっと様子をみてみようかと思います。

大きなハットを着けていると、外見だけは強いアンテナのように見えるので、それも良し(笑)

 


キャパシティーハット交換(思い切って大型化)

2016-11-18 17:24:41 | キャパシティハット

エレメントの接触確認などの整備と一緒にキャパシティーハットも交換しました。

ここ最近は直径10センチあるかないかの、ミニハットでしたが今回は思い切って大型化。

ミニハットはどちらかというとエレメント先端の放電防止で付けていましたが、今回は効率向上を狙いました。

とは言え、いつもながらの当てずっぽうですが・・・・

 

キャパシティーハットの働きは、

①物理長を抑えつつも、同時に効率低下も抑えつつを実効高(電気長)を稼ぐ。

②打ち上げ角を抑える。(フェージングを防ぐ)

③エレメント先端のRF電流を増加させて効率を向上させる。

というような事が教科書などには書かれています。

 

あと、アマチュア無線の世界では、受信ノイズを低減させるというのもささやかれています。

ハット自体の容量も計算はできますが、誘電率やエレメントの物理長(つまり地面とハットの距離)等々の

条件によって変化はあるでしょうから、細かいことは考えず、まずは製作してみました。

 

成型や接合のし易さから、今回も銅線を使いました。

銅線というのは細い割には、それなりの重さがありますので線の太さの選択は重要です。

出来上がったはいいけれど、重すぎてエレメントの先端に載らないよというのではいただけませんので。

かと言って細すぎても強度的に不安です。

 

今回は直径40センチのかなり大型のハットを作成しました。

ベランダホイップアンテナのトップに載る40センチの円というのは、デカイ!と感じます。

一番外側の円周だけは0.7mm、その内側に入る小さな円(2つ)と、骨組み4本は全て0.55mm。

それと工作上気をつけなければならないのが、ハンダの量です。

極力少なくすることが重要。

たっぷり使うと、総量でそれなりの重量になります。

0.1グラムにこだわる感じで軽量化を図ることが肝要かと。

エレメント先端から容易に着脱できるようにしましたが、写真は後日掲載します。

 

とりあえず運用してみましたが、同調が取れないとか変なことは起こっていません。

偶然だとは思いますが、7メガでCQを出してみたら初めてフィンランドのRBNに捉えられました。

今まで10メガ以上ではEUのRBNからリターンが掛かっているのですが、7メガは初です。

その後、同じく7メガでCQを出していたらHK(Columbia)からも呼ばれたので悪影響は無いようです。

ハイバンドでもEU方面から呼ばれたりしますのでOKだと思います。

受信に関してはあまり寄与しないと思いますが、良くも悪くも送信側には何らかの影響を与えている

ものと思います。

 

もう少し運用してみて、運用実績なども載せたいと思っています。


CAP HAT EB-6

2016-03-27 11:43:57 | キャパシティハット

24日の夕方にDXEngineeringにオーダーしたものは、昨日の昼には関西空港に到着。

明日の夕方には配達とのメールが入りましたが、評判どおりの迅速さでした。

ちなみに運送会社は初めてFEDEXを使いましたが、こちも好感のもてるサポート。

 

さて、先日、アンテナ本体と一緒に届いたキャパシティーハットを組み立ててみました。

 

気が早いねと言われそうですが、我が家から実家までは数百キロ離れていて数か月に

一度しか戻りませんので、事前の組み立てや動作チェックが極めて重要です。

仕事の休みを取って現地に行ってさあ作業と言ったはいいけど、ねじが合わないとか

導通が無いよとかになると最悪ですので・・・・

毎回そうなのですが、こんな訳で一発勝負的なところがあります。

近ければよいのですが・・・・

仕事上、休みは約1か月前に申し出る必要があるので、作業日の天気はまさに運次第!

 

型番のEB-6の数字はエレメントが6本あるという意味で、以前はEB-4とかEB-8というのが

あったのですが、今はEB-6に統一されているようです。

 

Hi-Q社のホームページに面白いデータがありました。

型番は異なりますが80mまで対応しているHi-Q-5/80とEB-4/EB-8とのテスト結果です。

90cmエレメント+ハット無しで3,560KHzに同調させておいて、コイル位置固定だと思います。

エレメント無し+EB-4>>>> 2,790KHzに同調

エレメント無し+EB-8>>>> 2,660KHzに同調

90cmエレメント+EB-8>>>2,340KHzに同調

つまり初期条件にEB-8を追加するだけで、1,220KHz分の効果が出ているわけでして如何に

このハットの効率が高いかという事がわかります。

 

なぜ、EB-6になったかは判りませんが、4本だとちょっと物足りない感じもしますし、8本だと逆に

荷重の問題も気になるのでちょうど良い感じかなと思います。

 

組み立ては簡単でしたが、組み上げたらバラさないことを前提にしっかりと作業しました。

まずパーツですが下の写真になります。

ステンレス製エレメント6本、ロッド2本、ハブ2個。

上の写真に見えるインチネジは必要本数が付属されています。

黒いロッドには導通があってエレメントの一部になりますが、台風などが来てもおそらく大丈夫そうな

つくりでとても頑丈です。ロッドの黒い部分はカバリングであって、その下は金属製のロッドです。

やはり元々はモービル用ですし、頭でっかちなキャパシティーハットの揺れに耐えられるように考えら

ているでしょうから納得の頑丈さ。

次にハブです。

これ一個で4,000円以上して合計10,000円弱というお財布に痛いものなのですが、現物を手に取って

みるとその価格も納得できました。

側面の小さな穴にエレメントを差し込んで、下側から固定する感じです。

アメリカンサイズですから全てが写真で見るよりもはるかに大きいです。重量もあります。

まずは1本のロッドにハブを2個取り付けます。

各接点には酸化防止剤を塗布するように指示がありますが、私の場合はテナコートを使いました。

上の写真で左側のハブはアンテナの先端側、右側はアンテナ本体側になります。

これにエレメントを一本ずつ取り付けます。

弓型に取り付けるわけなんですが、上下のハブは締め付けた際にエレメント差し込み穴がうまくずれる

ようになっています。流石。

このエレメント、決して柔らかくはありません。

ですから作業の際は注意を要します。

片方の穴にエレメントを差し込んで固定、そして反対側のハブの穴に差し込むわけですが、この際に

穴にしっかり入れずに外れて跳ね上がったりして目にあたったりすると突き刺さるほどのテンションが

掛かっています。ここだけは注意です。

ただし、この硬さによるテンション故、ハブからエレメントが抜け落ちないという役目も担っているので

しょう。

組み上がったEB-6。

 ここでもう一本のロッドの登場。

EB-6の下部側に接続。

 

これで完成になりますが、上の写真の左側のハットの先端にエレメント(MFJ-1964: 全長1.82m)が取付きます。

上の写真の状態で、全長が1.74m、重さ5.1kgです。

これにエレメントが付いて全長3.6m、重さは5.3kgになるでしょうか。

 

次の作業は非常に重要な、タワー頂部にこのアンテナを取り付けるための金具のオーダーです。

出来れば今週中にはアンテナの現物など持参の上、金属工場に行きたいと思っています。

 


楕円形キャパシティーハット

2015-06-19 09:06:25 | キャパシティハット

前回の記事で箱型のキャパシタンスを試作する予定としましたが、楕円形のキャパシタンスとしました。

概ね完成ですが最終的には明日の昼間に手直ししようと思います。

楕円形(卵型)で卵の上と下のまでが1メートル程度のかなり大型のモノです。

どうなることやら・・・・


飛ばし、聴くためのキャパシティーハット

2014-09-18 14:21:32 | キャパシティハット
以前からその効果を実感していた卵型キャパシティーハット。

本数とサイズアップをはかりました。

私の環境ではうまくいっていまして、今回のバージョンアップも期待どおり成功でした。

素材はステンレス針金で、ステン用ハンダで工作してあります。

ハット一本あたりの長さは約60cm。(長さは別に60cmじゃなくてもOK)

Imgp2117

Imgp2119

アルミパイプエレメント部分は3.5m、そこからATUに伸びるラインが1.5mで、有効エレメント長は約5m。

便宜的に光速=30万km/sで計算させて頂きますが、エレメント長からf=15MHzとなります。

写真のキャパシティーハットを装荷した状態で、アンテナアナライザで共振周波数を確認すると11.1MHzでした。

11.1MHzは波長27mですので、1/4波長では約6.8m。

したがいまして単純計算で6.8-5.0=1.8mの短縮効果が認められます。

エレメントの長さは変えずして、効率をアップさせる有効な術だと思います。

さて、このハットを取り付けますと実際には6.8mのエレメントで運用しているのと同じになるのですが、これは21MHzの

1/2波長に相当します。つまりATUにとってもっとも厄介な電圧の腹が乗っかって来ます。

じゃあダメだねと言われそうですが、実はハットを通る経路とアルミパイプを直線的に通る2ルートがありますので、

21MHzも問題なく運用できています。

他の方のブログにもこのハットに関する記事がありますが、本当にこのハットには助けられています。

大きなアンテナが上げられないベランダという環境では、エレメントへの仕掛けとグランドの充実が有効だと思います。

このやり方で、DXCCのCFMも間もなく中間目標の170(自分で名付けたHALF HONOR ROLL)に達しそうです。

ここ二日間ででZD9、ZL7、VK9、V26の各ペディ局ともQSOできて、既にLoTWでもCFM出来ました。

相手頼み、コンディション頼みというのが大ですが、残るTY1AAとのQSOもこの設備から果たしてみたいものです。

それにしてもTY1AAのパイルアップは尋常ではありませんが(笑)