非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

ベランダアンテナから世界に電波を。目指せDXCC HONOR ROLL! 
理論良く分かりませーん!

ラジアルに関するミニ実験

2014-01-05 11:55:41 | 接地/カウンターポイズ
以前から興味のあったエレベーテットラジアルについて、ちょっと試してみました。

ベランダの手すりから15cm程度浮かして、給電点から左右に電気長で左右に10mほど展張してみました。

15cm程度浮かしただけですので、エレベーテットラジアルとは言えないかも知れませんが・・・・

つまりGPというか、V-DPを寝かしたような感じになります。(アンテナはSD-330です)



結論から言いますと、明確に打ち上げ角が高くなりました。国内QSOにはとても良いかも知れません。

ホットエレメントとラジアルで思いっきり手を広げているような感じですので、受信感度も良好。

DXの信号も良く聞こえるのですが、遠くには飛ばないですね。

ラジアルからの輻射が支配的だというのが、実感できます。なんだか真上方向に輻射しているオーラが(^^)



今朝は7MHzでスペインがかなり強く聞こえていまして、JA指定もありましたので呼びましたが、何と1時間以上空振り!

しかも誰も呼んでいないタイミングでも振られちゃう始末・・・・・Sメータもかなり振れているのに。

そこで前出のエレベーテッドラジアルを外してコールしたところ、難なくQSO。



10、21MHzでも検証しましたが、同様の結果となりました。

それに加えてエレベーテットラジアルを付加した状態では、リアクタンス成分が結構多いです。

SWRこそ結構良い値を示すものの、隠れた数値が悪いですね。リアクタンスだけ見ると2桁台で論外(^^;

エレベーテットラジアルを外すと、リアクタンス成分は各バンドとも0Ωに近くなります。平均して2~3Ωといったところでしょう

か。

打ち上げ角に加えて諸元的な問題もあったようです。

以上の事から、リアクタンス成分への寄与?は不明ですが、打ち上げ角に関しては上記の事からもラジアルを真下に下ろすこ

とができればDX向きの低い打ち上げ角が生成できるものと推測する次第です。アローラインアンテナがDX向きというのも何と

なく納得できます。それに加えて、GPでラジアルを各方向に3本ほど張れば打ち上げ角が低くなると言われていますが、これ

に関しては疑問です。私自身の感覚的な発言で申し訳ありませんが、GPに数本のラジアルをメインエレメントと直角方向(つま

り地面に水平に)に張っても、打ち上げ角は高いのではないかなと・・・・・