前記事のセットアップでFT8移動運用に行ってきました。
AH-705移動運用準備 - 非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC
午前9時過ぎにPSK Reporterを見たところ、7メガ国内が今一歩の感じでしたので昼過ぎに出発。
砂浜ではありませんが名古屋港内の某岸壁。
釣り人が多かったのですが、上の画像のとおりの強風・・・白波が立っています。
しかし、大型吸盤+強力磁石付きの大型基台と軽量アンテナのため、強風にもびくともしませんでした。
この基台の説明書には、「高速道路では100キロ以下で走行してください」という旨の記載がありますので、まあこれくらいの風は大丈夫なのでしょう。トップヘビーや規定重量以上のアンテナを載せると、今日のような風でも倒れることがあるかもしれません。
直射日光が強かったので、AH-705に覆いを掛けています。
工具レスでセットアップできるのが何より楽ですね。
簡易机を組み立てたりゆっくり作業しても、5分もあれば運用可能状態になります。
ピントが合っていなくてすみません。
同軸(向こう側)とコントロールケーブルに、回り込み防止用のコアを取り付けました。
同軸の方は全長50センチくらいの両端コネクタ付きのケーブルに大型コアを取り付けています。
つまりこの大型コア付きケーブルは、使っても使わなくてもどちらでも選択できるようにしています。
使ったアンテナのRHM7350は17個分の目盛りがコイル部分にシールで貼付されていて、各バンドごとの標準値みたいなものが取扱説明書にグラフ記載されています。このアンテナ単体で使用する場合は、この値を参考にコイル部分を微妙に動かしながら同調ポイントを探ります。
AH-705をアンテナ基台直近にセットできるようにしましたので、今回は何も考えずに説明書に参考記載されている標準目盛りに適当に合わせる感じにしました。
<設備関連>
・ 回り込みのような挙動は一切なし。
・ RHM7350の規格外の3.5メガを含み、7~28MHzまで一瞬で同調した。
3.5メガのみSWR1.5でその他はSWRインジケータが1ビットも立たない良好な状態。
測った訳ではありませんが、各バンドとも3秒もかからずに同調。
・ 10メートル長の激安オーディオケーブルもまったく問題なし。ただし長過ぎるので5メートルのものも同じ店に買いに行く。
確か数百円だったはず・・・
<運用結果>
良い意味で期待を完全に裏切られた感じです。
ロケーションやコンディションに助けられたのかも知れませんが、IC-705の電源を入れた瞬間に「あーこれは行けるな」と。
最初に7メガ国内FT8から行きました。
出力は約100ミリワットですが、CQを出した瞬間から多数の局に同時に呼ばれました。
PSK Reporterを見ても、最初の数回のCQだけでそこそこの信号強度で全国に届いていることが判ったので、バンド離脱。
100ミリワットでこんな感じでしたので、5ワット、10ワット出したら呼ばれ続けるのかも知れません。
10メガは後回しで14にQSY。
ここから先は5ワットで運用しました。DX狙いで(笑)
CQを出したらすぐにEU方面から呼ばれました・・・マジか?
で、PSK Reporter見たところEU方面まで結構届いているではありませんか!
これ以降は検証の意味合いで、15分前後でバンドQSYをすることにしました。
18、21、24、28メガを経て最後に10メガで終了。(オマケで3.5メガで3分ほどCQ)
全然聞こえなかったのは3.5メガだけで、それ以外のバンドは10メガを除いてとても盛況!
さすがに真昼間から3.5メガでFT8やっている人は少ないでしょう。
運用時間はぴったり2時間で、このような結果になりました。
FT8とは言っても、さすがに5ワットと小型ホイップではそれほどDXまで飛んでいかないだろうと思っていただけに、これは本当に嬉しい結果となりました。
ちなみに3.5メガでも1局だけでしたが0エリアの局まで飛んでいることを、PSK Reporterで確認!
2時間の運用の内訳は15分間が100ミリワット運用、残りの1時間45分間が5ワット運用で基本的に積極的にCQを出しました。こんな感じで運用終了時にはIC-705のバッテリー残量インジケータが残り1個だけになっていました。
明日、移動用にと注文したモバイルバッテリーが届くようですので、次回の移動運用はモバイルバッテリーで行ってみます。
これまでの経験で砂浜運用で悪い結果が無いのですが、岸壁も含めてやはり海の直近は良いのかも知れません。
ご教示下いただけますと幸甚です。
これは入れないと不安になります(笑)
一種の信仰のようなのもので、精神的に必須です(笑)