パタパタ、ばたばたと、今朝のOTHレーダーと思しきノイズは一層ひどいです。
みなさん相当苦労されているようです。
聞こえることは聞こえますが7メガほぼ全滅。
パタパタ、ばたばたと、今朝のOTHレーダーと思しきノイズは一層ひどいです。
みなさん相当苦労されているようです。
聞こえることは聞こえますが7メガほぼ全滅。
適用する接地極の種類、現地の土壌の性質(大地抵抗率)など面白い勉強です。
最初から10Ω以下になればそれは嬉しいのですが、下げるための楽しみも生まれました。
それと銅板+鉄筋という、いわゆる金属同士の結合ではなく、土の中に電気を通すという
ことの難しさ・・・・・これも分かりました。
いくつかの文献をあたってみましたが、とりあえずコスト面でメッシュ極にしようかと思います。
接地抵抗に関わる要素として・・・・
大地抵抗率
メッシュ極総面積
メッシュを構成する線材の材質
同じく線材の太さ
メッシュの縦横長さ比
メッシュの一個当たりの目の間隔
メッシュ極を埋設する深さ
コストを考えて細い線材で組まれた目の大きいメッシュもありますが、このあたり公式に当ては
めてみましたら、メッシュの目の大きさは結構重要な要素かと思います。細かければより平板
に近くなって抵抗が小さくなるという感覚でしょうか。あと重要なのは面積ですね。
逆に私のように埋設深さが30センチか50センチかなどという浅い深度レベルでは、
これらの差は僅かですので深さについての検討は除外。また線材の太さは既成メッシュとして
目が細かければ細かいほど太くなる傾向ですので、目の細かさと線材の太さは両立できそう。
メッシュの縦横比については一枚当たりの接地抵抗を論じる際の指標ですので、今回のように
タワーの周り全周に敷設するので特に注目することでもないかと思っています。
以上の事からある程度のメッシュ面積は確保しつつも、メッシュの目の間隔の細かい素材を
選定することになりそうです。(メッシュの目が細かければ線材も太くなるため価格面は若干
不利)
残りの大地抵抗率。
これを補完するのが一緒に埋設する炭であったり接地抵抗低減剤です。
こちらの方もちょっと調べてみました。
このあたりは次回に。
昨晩は久々にニューがひとつ増えました(SV5)
数ヶ月に一個ですが増えると嬉しいですね。
今回、実家の接地抵抗測定のついでに、今の集合住宅の接地抵抗を測定したのは
数日前に書いたところです。
何度も出てきて申し訳ありませんが、今の住宅の銅板接地をもう一度まとめておきます。
購入は通販です。長さ120mm、幅365mm、厚さは0.1mmでペラペラに薄いです。
ロール上になっているもので(ホームセンターでも見掛けます)、一枚あたり約2,500円(^^;
これを15枚購入して、一枚一枚を繋ぎ合わせて長さ9m、幅0.7mくらいのベランダ一面に
敷き詰めている感じです。感電防止と見栄えのため前面に人工芝でカバー。
ちなみにリグやATUを普通に接続している状態で電源を入れておき、素足で銅板の上に
立って、アンテナエレメントを触りますと思いっきり感電します。雨の日に人工芝に素足で
立って同じ事をしても感電します。エレメントを触る自分の指先とエレメント間に青い光が
走って痛い思いをしますので、ここだけは気をつけています。
コスト的にはこれだけで50,000円(人工芝含む)くらいはかかりましたが、私のことですから
「このアンテナがダメだから、こっちのアンテナで試してみよう」ということを繰り返す危険性(笑)
もあったため接地側に投資した訳です。
この銅板を敷いてから2年数か月が経過。
綺麗に使うにはコーティングか何かすれば良いのでしょうが、私はとりあえずテナコート塗装を
適当にやりました。乾燥したらまだら模様で見れたものではありません(笑) まあ、人工芝の
下に隠れていますので問題なしということで・・・・・・
これを敷いた当初、接地抵抗の測定はしていないのですが、銅板だけ敷いた状態で普通の
テスターで銅板と鉄筋につながるポイントの抵抗を計ると、確か3KΩくらい振れたと記憶して
います。
3KΩというと普通はすごい抵抗ですが、この状態でテスターの針が振れた時に「これは鉄筋と
静電結合してるな」と感じさせられました。
※ ちなみに銅板につながるATU→同軸→無線機→商用電源→鉄筋という経路が存在しますので、
このような測定や接地抵抗測定の際はこれらを全て銅板から切り離しておく必要があります。
そうしないと導通がある状態ですので正確な測定が出来ません。
雨などが降れば、銅板とベランダ床面の間に湿気を帯びます。
ここがツボなんです。
まさにここのところ書いています、大地抵抗率の低下。
先日もアップしましたが接地抵抗は約5Ωです。
この状態ですと鉄筋と直結しているに等しい感じで、鉄筋からのノイズ混入やインターフェア発生
なども懸念されるところですが、ノイズらしいものはありませんし、この2年間50~200W出力で
運用中にインターフェアらしきものの発生は起こっていないと認識しています。
ただし、リグ背面端子から鉄筋に保安用アースを取っていた際に、送信の瞬間、リグの電源が
バサッと落ちた事が3回ほどありますので、それ以来リグの保安用アースは取っていません。
無線機→ATU→銅板→鉄筋→無線機という経路での廻り込みが原因でしょう。
私の場合は銅板にしてから輻射効率の向上もそうですし、鉄筋とつながったことで建物全体を
使って送受信している印象が強くなりました。
アンテナ数本分の金額でしたので、上手く行かないと最悪だなという一抹の不安もありましたが、
我が家の環境ではたまたま上手く行ったようです。
検討途上ですが・・・・・
今の段階ではメッシュ板(亜鉛引きまたはステンレス)+木炭充填という予定です。
自分なりのブログ作成のポリシーに反しますが、ちょっと数式を入れます。
メッシュ接地の接地抵抗式
Rml= ρ/πL(ln*2L/α+K1*L/√A-K2)
ここで、
ρ=大地抵抗率
L=埋設地線長
α=√2rt
r=埋設地線半径
t=埋設深さ
A=メッシュ電極面積
※ K1,K2はメッシュ縦幅・横幅について定められた係数
いくつかの式が存在しますが、これは一例です。
メッシュの目のサイズを係数として加味する式もあります。
で、上式をパッと見すると・・・・ここからはいつもどおり適当に(笑)
・ 大地抵抗率は低く
・ メッシュ総面積は大きく
・ メッシュ埋設は深く
・ メッシュ素材は太く
で、大地抵抗率ですが、塩水掛けたりすれば(笑)変えられますが・・・・・
まあこの部分は、気温、湿度等の気候的、季節的変動はあるものの、とりあえず
既定ということとします。
埋設は深くしたいところなのですが、自力工事という都合上、30~50cmくらいの表層下への
埋設とします。素材に関してはコスト上、工作用として販売されているネットですので細いもの
となります。ここは上式を鑑みるとマイナス要素。ただし、メッシュの目が細かいですので
近似値的な観点からは平板に近い値が出てくれることを期待しています。
で、残る要素がメッシュ総面積。
これまでは10㎡と考えていましたが、倍の20㎡にしてみようと思います。
面積を大きくとる事に重心を置いて対策する方向で進めたいと思います。
(仕事の帰り道にふと・・・・・・)
タワーの真横に私設の浄化槽があることを思い出しました。
3~4槽構造で、最終槽の段階ではかなりきれいな状態になっているんです。
見た目は普通の透き通った水です。
と言いますのも、実家付近はいまだに下水道が通っていないため、浄化した水を
そのまま地下に染み出させて排出させる方式なんですね。
敷設予定のメッシュ板から最終槽内への接地線の引き込みは極めて容易ですので、
これも試してみるつもりです。常に少量ずつの水流が地下に向かって確保されています。
大地抵抗率は変更できない要素ですので、それ以外でどうするかというところ。
低コストでの接地対策、こんな感じでトライしてみたいと思います。
亜鉛引きネット(総面積10㎡)+木炭粉(100kg)
銅板+接地抵抗低減剤の組み合わせだとコストがHi-Qアンテナを越えます(笑)
銅板での対策はやりたいのですが、この面積を低減剤込みで考えるとざっと
150,000~200,000円になると思います。(到底無理Hi)
亜鉛ネット+木炭粉については、ちょっと相談に乗ってもらいまして、
ネット10㎡で4,000円、木炭(100kg)は9,000円程度のコストとなります。
木炭については100kg必要かどうか検討してみます。
木炭10kg/㎡・・・・・・ここまでは必要ないかも知れませんね。
仮に5kg/㎡でいけるなら、トータル9,000円で対策可能。
ただ、接地をけちるとその後の楽しみが半減したり(飛ばない)、
飛ばないからと言ってアンテナを買い替えたり(浪費)という悪循環に陥ることに
なります。
お金の話ばかりで申し訳ありませんが、今の住宅で敷いている銅板は
トータル50,000円はしました。結果、結構楽しめていますので、やはり
接地は妥協してはならないというのが持論です。