キャンドル作りに参加

2011-06-12 05:27:31 | 和ろうそく作り体験教室

 政治学級二十日クラブの学級生11名は、18日夜に行われる”木ろうの里キャンドルナイト”で灯される和ロウソク作りに参加しました。

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ハゼの実から作られた和ロウソクの灯りはふっくらと柔らかく温もりがあります。

和ロウソクは、電灯がともる大正時代までは、人々の生活に灯りを灯してきました。

ハゼの実は江戸時代「領民を「救った命の実」ともいえるくらい米に次ぐ主要産物でした。

明治に入り、和ロウソクの製造は明治40年をピークに、大正に入ると電灯や洋ロウソクの普及により、製造量は減少の一途を辿ります。

現在、全国でも木蝋を生産しているところは数少なく、みやま市高田町江浦にある荒木製蝋会社は貴重な存在であり、みやま市が木ろうの里といわれる由縁であります。

因みに荒木精蝋会社の創業開始は、嘉永3年(1850)です。

江戸時代から今日までの長期間にわたって、日本における木ろうの製造と流通に重要な役割を果たし、一世紀を超える風雪に耐え伝統の技を守り通して、ハゼロウを製造してきた専業メーカーであります。

先日、保健医療経営大学において、「木蝋を活かしたまちづくり」をテーマとした市民公開講座に参加しました。

公開講座と和ロウソク作りに参加し、みやま市には、ハゼロウの歴史と技術、紡いできた伝統、脈々と受け継がれてきた心意気などを学ぶことが沢山あるように思いました。

     制作行程などは、千寿の楽しい歴史http://kusennjyu.exblog.jp/

 でみれます。