三連休のなか日、ドライブ日和により、端野町のオニオン道路からスタート。
玉ねぎ収穫真っ最中です。
掘り起こした玉ねぎは、出荷までコンテナに保管されます。茶色の大地にブルーシートのコントラスト。秋の風物詩ですね。
端野~美幌~東藻琴へ走り、334号線から栄浜小清水線へ入り、オホーツク海側へ。涛沸湖が見えてきました。
付近には熊出没、2ヶ月前の目撃情報あり。熊情報は市町村役場、または警察署へご連絡を。
湖を横断する平和橋前のパーキングエリア。野鳥の楽園、涛沸湖にあって、バードウォッチングには最高のロケーションです。
こちら側は網走市ですが、渡ると小清水町になります。涛沸湖は小清水管轄です。
小清水原生花園到着。
インフォメーションセンターHana(ハナ)へ入ります。
原生花園の案内や、ポートレイトが展示されています。オジロワシ、オオハクチョウ、アザラシのぬいぐるみも待ってるよ。
すぐとなりにある原生花園駅へ行ってみます。
線路を砂丘側へ渡ります。こっちは網走方面。
斜里方面。三角屋根が駅舎です。
停電の影響で運行ダイヤに乱れが出ているようです。
運賃表をよくみると、おや、沿線の駅が抜けているのを発見。北浜と桂台の間は、藻琴と鱒浦の表示がないですし、知床斜里と清里町間も2駅割愛されています。訳があるのか、そういうものなのか。
時刻表。上り下り1日11本です。
ホームに出ました。
海側は8kmにも渡る砂丘地帯で、そこにお花畑が広がります。
初夏から秋口にかけて、エゾスカシユリ、エゾキスゲ、ヒオウギアヤメ、ハマナス、クロユリなど、約40種類の花々がみられます。
砂丘の天覧ヶ丘展望台からみた涛沸湖と斜里岳。
藻琴山。
海側には知床連山が。
オホーツク海をはさみ知床半島が目の前に。
網走から能取岬も見えます。
遊歩道を降りてみましょう。
遊歩道沿いにはハマナスがきれいに咲いています。
海沿いにきました。釣竿がびっしり並んで立てられていますね。
丘を降りたところで、井戸がありました。珍しいな。
どれ、出してみるか。取っ手を上に上げて、
降ろす。何回かやっているとゴボゴボと音がして、
おおー、じょぼじょぼ出てきたわー。
足の砂を洗ったりするにはいいね。でも飲めるのかな?
砂浜到着。ここは鳴り砂浜なんだ。
ちょうど1匹釣れたおじさん。隣で釣ってたおばさんに、引いてるよと言われて、気がついたお陰です。
全国の鳴き砂分布。30ヶ所ほどあるようです。
中国語のポスターに、ちょっと衝撃。
「シマアオジを食べないで」と書いているらしい。。シマアオジは、かつては日本で普通に見られる鳥でしたが、1990年代から急激に個体数が減り始め、今では絶滅危惧種となっています。中国の乱獲のみでそうなったというわけではなく、生育環境がせばめられていることが問題視されており、各国で保護の取り組みがなされています。
国道を渡って向かいの、涛沸湖木道にきました。
126mの木道で、湿原の花と野鳥を観察できます。
突端の野鳥観察デッキ。大自然の真っ只中で見る、知床の峰が雄々しい。
ここでもハマナスはまだ見られます。
が、もう9月中すぎなのでシーズンオフです。草原もススキが黄金色に染まり、まもなく冬鳥たちが越冬で訪れることでしょう。
(記事:2018年9月 Update:2020年5月)