写真:散歩道の紅梅と白梅
私は、今年ほど、梅が愛おしいと思えた事がありません
花のない季節にポッリ・ポッリと咲き、ほのかな甘い香りを漂わせる花
乾いた空気の中に温かな花を咲かせてくれます
散る姿は、ひっそりと桜の花へと季節のバトンを渡します
梅の花は、一つ一つ開花することで、1カ月程、楽しむことが出来るんです
ゆるりとした平安時代の人達は、『花』というと、梅の花を指し、
百人一首(35番) 紀貫之は、「人はいざ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香(か)ににほひける」と詠みました
意味は、人の気持ちを推し量ることは出来ないが、梅の花は、昔と同じように香っているという歌だそうです
梅の香は、一瞬、人の体をふんわりと包むと すぐさま風に乗り、去って行ってしまう儚い甘い香りのように感じる私です
さて、みんなも梅の香を確かめてみては、いかがでしょうか
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