87純花のブログ

あたりまえの存在、 空や、海や、草花、そして人。 でも、奇跡に近い、あたりまえの事に 心うたれるときがある.(美日記)

旧古河庭園・秋バラフェスティバル

2019-10-15 21:42:13 | ブログ


旧古河庭園・秋バラフェスティバル(2019年10/5~10/27)
色とりどりのバラが、輝いています。私を引きつけたバラを紹介しますね。

初恋:花弁の先が、ほんのりピンク色。
忍ぶれど 色に出にけり わが恋は 物や思ふと 人の問うまで 万葉集:平兼盛
恋心を人に気がつかれないようにしていましたが、顔色に出てしまったという歌を思い出しました。

カトリーヌ・ドヌーヴ:フランスの名女優さんと同じ名前のバラ。
映画『真実』、カトリーヌ・ドヌーヴさん主演が、公開されましたね。
秋バラが、美しく咲く時季になりました。


 

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山野草園・ナンバンギセル(思い草)

2019-10-10 22:01:06 | ブログ


古民家の庭の片隅にある、山野草園へ。

ナンバンギセル(南蛮煙管)ハマウツボ科:花の形が煙草のパイプに似ていることから付いた名前です。
ナンバンギセルは、葉緑素を持たないことから、ススキやスゲ、(写真のナンバンギセルはリュウノヒゲ)
に寄生し成長する一年草の植物です。
いにしえの人達は、[思い草]と呼んでいました。ススキの足元で咲く姿に想い悩む姿を重ねたようです。
万葉集:道の辺の 尾花(ススキ)が下の 思い草 今さらさらに なにを思はむ(大伴家持)
道端のススキの下に生えている思い草のように、私は、今さら何を思い悩みましょうか。という歌です。
草をかき分けないと見つける事の出来ない小さな花[思い草]、
大伴家持さんは、忘れたはずの想いをフッと思いだしてしまったようですね。
次は、シモバシラ・シソ科、地表が0℃以下になると、枯れた茎が吸い上げた水分で
氷の結晶(霜柱)を作ることから付いた、名前です。

そして、ルツボ:ユリ科、花言葉は、誰よりも強い味方だそうですよ。
小さくてもしっかりとみんなを応援している花なんですね。

楚々とした花達に心なごまされた私です。

コメント (8)
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