波動には重ね合わせの原理が成り立つという特異な性質があります。
これを用いると電磁波の干渉や回折現象を力学的に説明できる。
これを用いると電磁波の干渉や回折現象を力学的に説明できる。
シュレーディンガー方程式の波動関数ψも波動方程式を満たします。
量子力学は、二重スリット実験における電子の干渉縞をこの原理で説明します。
しかし、電磁波における波動の重ね合わせと波動関数における重ね合わせは本質的に違います:
電磁波の場合には電場および磁場という実体(測定できる物理量)があるので、
波動の重ね合わせは力学的現象として(物理量の加減算)として理解できます。
一方、波動関数ψは複素数なのでこれに対応する実体はありません。
波動関数は、実在しないのです。
波動関数の重ね合わせは、単に複素ベクトルの加減算に過ぎないのです。
更に、波動関数ψには確率的性格もあります。
複素ベクトルの加減算を力学的なイメージを伴う波動の干渉として表現するのは誤解を招きます。
以上から分かるように量子力学における波動関数の重ね合わせや干渉は
(1)物質的現象を意味するものではなく
(2)量子現象に関する「情報の重ね合わせ」つまり計算規則として理解すべきものなのです。
(1)物質的現象を意味するものではなく
(2)量子現象に関する「情報の重ね合わせ」つまり計算規則として理解すべきものなのです。
しかも、物理学者は確率の干渉という数学的に意味不明な用語を平気で用いています。
波動関数と1対1に対応するような物質現象は何もないのです。
それにも関わらず、教科書や参考書などでは恰も波動関数が実在するような記述が蔓延しています。
以上の説明を模式図で示します。
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詳細は、パソコンサイト 情報とは何か 情報と物質の関係から見える世界像 を是非ご覧ください!
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