感覚野を持つ動物は、クオリアを持ちます。
例えば、臭い物体から放出された気体が嗅覚受容器に入ったとします。
受容器は、その情報を創発してパルス列で表現して感覚野に送ります。
感覚野は、その情報を読み取って”臭い”というクオリアを創発します。
その情報が運動器官に伝わって先の物体を避けるように行動します。
ヒトが熱いものに手が触れると”熱い”というクオリアが創発されて手を放します。
このようなクオリアの影響をクオリアの力と名付けます。
クオリアの力は、動物の生存にとって不可欠なものです。
ヒトの場合、クオリアの力に加えて意志の力が働きます。
熱いコーヒーを入れたカップを持ちあげたとき、熱さを我慢して手を離さずに安全な場所に移します。
これは、意志の力によるものです。
ヒトの場合、意志の力がクオリアの力を抑えることができるのです。
寒中みそぎ 、火渡りなどはよく知られた例です。
極端な例には焼身往生 があります。
人間の意志の強さに驚嘆します。
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