自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

ジョー90マックスカーを作る Part11

2024-04-25 22:20:12 | 模型

いよいよ最終になった「ジョー90マックスカー」ですが、細かい部分の汚しと墨入れをしました。

黒いラインとシルバーのラインは塗装ではなく屋外用のカッティングシート(看板等に使用する粘着式のカラーシート)を0、5ミリにカットして貼り付けました。

0、5ミリに粘着シートを綺麗に切るのは至難の技と思いますが、こんな物を作りました。

このカッターですが、オルファのペン型カッターの替え刃を瞬間接着剤で二枚貼り合わせて、丸い箸に取り付けた物です。

オルファのカッター刃は、二枚貼り合わせると刃の先端部分がちょうど0、5ミリの隙間が出来ます。

この刃でカッティングシートをカットすると、綺麗に0、5ミリの細いテープをカット出来ます。

そのテープをピンと引っ張りながら車体に貼り付けます。

シャープで綺麗なラインが出来ます。

マスキングテープでも同じことが出来ます。

細いラインを塗装するにも応用が出来ます。

細部の塗り分けも終わり、エナメル塗料の艶消し黒による墨入れも施しました。

 

これでやっと仕上がりました。

スタンドに取り付けた飛行状態です。

こちらは地上走行モード。

これがKONAMIの食玩と並んだ所ですが、こんなに大きいモデルです。

タミヤのM1エイブラムズ重戦車と並べると、

こんな大きさです。

マックスカーに乗っているフィギュアの大きさを1/35のフィギュアと比べてみてもやはりこのマックスカーは1/35のサイズと思います。

本当にそうなら、ものすごく大きな車体ですね。

タミヤから発売されていたこのマックスカーですが、こんなに改造しないとこの形にはなりません。

どうにかこうにか変形モードも再現でき、発注主様の要望にも応えることが出来ました。

大変長い間お待たせしましたが、納品できました。

正直、ここまで改造したら手放すのが惜しくなりました。

このキット自体手に入りにくい物ですし、もう2度と作れないかもしれないと思うとこのまま手元に残しておきたいと思いました。

でも、納品しました。

まだ、この発注主様から「キャプテンスカーレット」の「追跡戦闘車インターセプター」の製作も頼まれています。

でもいつ作れるかな〜?

色んな製作物が溜まっていて中々進みません。

それでも少しずつ制作はしているのですが、お待たせしている皆様には申し訳ありませんが、もうしばらくおまちください。

これで「マックスカー」の製作は終わります。

次は何をアップしようかな?

 

 

 


ジョー90マックスカーを作る Part10

2024-04-25 03:26:20 | 模型

ジョー90マックスカーの製作もいよいよ大詰めになりました。

このマックスカーは、飛行体系になるので、やはり展示するにも空中に浮かんでいるように見せたいので、透明のアクリルでスタンドを作ることにしました。

これですが、

5ミリのの透明アクリルを「ミシンのこ」でカットして接着、組み立てしました。

切り口は磨き上げています。

スタンドとマックスカーの接点は、2個の出っ張りが車体の四角い2個の穴に差し込まれ固定されるようにしました。

この様にちょっと上向きの角度で固定されるように作りました。

次に、いよいよ塗装に入る準備をします。

コックピットの窓をマスキングします。

劇中では表現されていませんが、おそらく、この風防ガラスを開閉して乗り込むシステムと思います。

塗装は「クレオスのメタリックグリーン」を使用しました。

この小さいマックスカーはKONAMIのSFビーグルコレクションと言う食玩です。

非常に良く出来ています。

このマックスカーのおかげで形状の分からなかった部分を作ることが出来ました。

マックスカーのパーツ全てをサーフェーサー吹きして下地を整えます。

サーフェーサーの乾燥後、クレオスのメタリックグリーンをエアーブラシで吹き付けます。

他のパーツもエアーブラシで仕上げます。

タイヤのゴム部分は塗装しないのでマスキングします。

これは後輪の可動軸です。

シルバーパーツの塗装です。

塗装した物を仮組した所です。

前輪のタイヤはまだ塗装できていませんが、この後黒で塗装します。

伸縮する垂直尾翼の軸ですが、劇中の実機も金色の軸なので真鍮の色をそのままにします。

交換用の前輪です。

メインのエンジンをシャドー吹きしました。

このパーツはまだ墨入れが残っています。

全部を組み立てたら全体の仕上げを統一するため全体に、艶消し黒のエナメル塗料をシャバシャバに薄めて要所要所に塗り込んで軽く拭き取ります。

それで、適度な汚しとディティールアップが出来ます。

その作業が終われば完成になります。

どんな仕上がりになったか?

それは次回に。

続く!

 

 

 

 

 


ジョー90マックスカーを作る Part09

2024-04-24 08:54:28 | 模型

いよいよパーツの製作も終わりが近づいて来ました。

サーフェーサーを吹いては磨き、吹いては磨きの連続です。

前輪のマグネットの取り付け部分です。

プラ板に穴を開け、その中にダイソーで買って来たマグネットを瞬間接着剤で固定しました。

交換出来る前輪パーツの裏側に皿頭のネジを取り付け、マグネットにくっ付くように調整しました。

走行用の車輪と収納車輪のパーツです。

収納のパーツのタイヤは上の部分が車体に当たるので削って有ります。

まだまだ表面が凸凹しています。

この程度の凸凹は車用の「薄付パテ」をプラ板の様な板状の物でしごいて傷を埋めます。

パテはラッカー系なので、すぐに乾燥します。

乾燥後、320番くらいのサンドペーパーで磨き、最終、1200番くらいまで磨きます。

次にテールランプ部分ですが、アクリル2ミリの板を切り出して、かまぼこ型に削り、ブレーキランプ部分を「筋引きヤスリ」で筋彫りします。

上の写真が筋引きヤスリで、平行の筋を綺麗に彫る為のヤスリです。

スイス製で、結構高価な物で、一本7000円位しました。

中々手に入らない品物です。

私はこのヤスリを、大阪のDSIクラブと言うショップで買いました。

この様な綺麗に並んだ筋彫りが一発で出来ます。

モデルガンなどの木製グリップにチェッカーの滑り止めを彫るために買ったのですが、色々役に立っています。

磨いても磨いても、どこかに傷や凹みが有るのでサーフェーサーを吹いて確認し、パテを盛り、ペーパーがけをし、さらにサーフェーサーを吹いて下地を仕上げます。

だんだんカッコ良くなって来ました。

このパーツは、コックピットの屋根の上に付いている物ですが、空気の取り入れ口でしょうか?

スリットの入ったシャッターの様な形状になっています。

1ミリのプラ板を削って一枚一枚の間に0、5ミリのプラ板をはさんで隙間を作り、シャッターの様な形を作りました。

そのパーツの上には、バッタの触覚の様なアンテナが2本付いています。

これを真鍮線の0、5ミリのもので作りました。

そして、エンジン部分ですが、何のパーツか分かりませんが、凸型のパーツが有るので0、5ミリのプラ板で切り出して取り付けました。

地道な作業の連続でしたが、何とか全体の形が出来上がりました。

次はアクリル製のスタンドを作ります。

やはり、空中に浮かんでいる様な展示ができるようにしたいので、透明のアクリル5ミリを使ってちょっとカッコいいスタンドにします。

どんな形になるのか、それは次回に。

続く!

 

 


ジョー90マックスカーを作る Part08

2024-04-23 06:44:29 | 模型

だいぶ形になって来た「マックスカー」ですが、改造する部分が多すぎて大変です。

この写真は改造する前の車体の下部(下の緑のパーツ)と改造しまくった、ほとんどエポキシパテの塊です。

こんなに形が違います。

改造した方には上昇の際の噴射口を取り付けて有ります。

前輪は車軸の伸びた物と交換して地上走行モードに出来ます。

後輪の角度も変えられます。

後輪の角度を変える回転軸がすぐ緩くなると思ったので、ポリキャップを仕込んでかなり硬い状態にしました。

硬く無いと重量が有るので、車体が尻餅を突いてしまいます。

この車体下部の噴射口もエポキシパテです。

飛行形態を正面から見た所です。

だいぶカッコ良くなって来ました。

飛行形態の場合,垂直尾翼が後ろに伸びるのですが、伸縮の際、プラスチックの棒の状態だと柔らかく、重さで曲がる可能性が有りそうなので、真鍮の棒に変えました。

左が真鍮棒に変更した方、右がプラのままです。

両方の棒を真鍮に変えました。

これで曲がることなく真っ直ぐに垂直尾翼が伸縮します。

これで、大きな改造は大体終わりました。

まだ細かいパーツの製作と取り付けが有りますが、大した改造では無いので気が楽になります。

この後パーツを組み立て、継ぎ目等サーフェーサーを吹きながら磨いて塗装の下地を作ります。

仕上げ塗装はメタリックグリーンなので、下地が綺麗に磨かれていないと細かい傷等、浮き上がって見えます。

なので手抜きせず、徹底的に磨き上げます。

他にもシルバーのラインが0,5ミリの幅で入っていたり、発注主様から汚しも入れて欲しいと注文があったので、最低限の汚しも入れます。

劇中の「マックスカー」は、それほど汚れた感じが無いので、墨入れや、エンジン部分の焼けくらいにします。

後は、車体上部の2本アンテナとか、エンジンに凸型の小さなパーツがあったり、後部のブレーキランプ等も、透明アクリルから削り出します。

まだまだ細かいパーツの製作が続きます。

でも、後少しで塗装に入れます。

続く!

 


ジョー90マックスカーを作る Part07

2024-04-22 00:50:10 | 模型

連日アップしている「ジョー90」の「マックスカー」ですが、細かい造形に入ります。

コックピットの部分の位置調整と,コックピット内部の取り付けのため,思い切って外装を切り離しました。

これでコックピット内部の改造がやりやすくなります。

全面の風防ガラスをペットボトルから切り出して仮付けしました。

風防ガラスをエポキシパテで固定し、傷が付かないようにマスキングテープでカバーします。

メインの翼は1ミリのプラ板を二枚貼り合わせ、全体を磨き、エッジを刃物のように薄く削り出しました。さらに、翼全面に筋彫りもしました。

コックピットに乗せるフィギュアですが、

ちゃんとシートベルトを締めています。

父親の方にもシートベルトを付けて有ります。

ヘッドライトはライト部分に透明のランナーから削り出したランプを埋め込みました。

その前面には0,7ミリの真鍮線でガードをつけました。

ここでもう一つジョー90の不思議な所ですが、この車、どこから乗るのでしょうか?

劇中でも乗り込むシーンが無いんです。

人形がマリオネットだから、コックピットのような屋根のある部分には潜り込めません。

物語をよく見ると、一瞬、コックピットの風防ガラスの前に立つシーンは有るので、おそらく風防ガラスを開閉して乗り込む設定と思います。

次に後輪のアーム部分ですが、キットのままだと貧弱すぎるのでプラ板1ミリを積層して角形のパーツを作りました。

エンジンの吸入口部分にも丸い突起を付けました。

この垂直尾翼が後ろに伸びた状態が飛行形態です。

後輪が回転して地面と水平になり、前輪が車体に収納され、翼が開くと空を飛ぶ状態です。

 

地上走行の場合は上の写真の状態です。

上の小さいモデルは「KONAMI SFビーグルコレクション」と言う「食玩」です。

この食玩がとてもよく出来ていて、分からなかった細部の形がよく分かりました。

この食玩をそのまま大きくしたような形になりました。

次に、車体の裏側ですが、この写真では前輪がまだきちんとすり合わせが出来ていないので、車体と段差が有りますが、この後削って修正します。

この前輪部分は、マグネットで着脱ができ、車輪を収納した物と交換できます。

こちらが交換用パーツにつけるタイヤです。

タイヤのパーツが4個しか無かったので、型取りするよりプラ板で作った方が早いと思ったので1ミリのプラ板を筋彫りし、丸めて作りました。

このパーツの裏面に皿頭のネジを2本打ち込んで,車体に取り付けたマグネットにくっ付くようにしました。

これが飛行形態です。

まだまだ細かいパーツの製作が続きます。

続く!