ことの真相

ひと月ほど前の出来事です。
亡父の名前をかたり、亡母宛に届いた不審なもの。
あの「謎の宅配便」を覚えておられましょうか？

オカンはすっかり忘れていたのですが、
実は甥っ子が送ったものだと判明しました。

じぃさまの命日より一日早く生まれた甥っ子は、
３０歳を目前のこの春、初めて給料を貰ったのです。
そして、長年、スネをかじり続けた両親へ、
庭いじりの好きな両親へ、
ライラックの苗木をプレゼントしたのでした。

しかし、そこは超照れ屋の甥っ子。
お父さん、お母さんへ、素直に送ればよいものを
じぃさまの名前を使い、ばぁさま宛てに・・・。

愛人？　隠し子？　タイムカプセル？
それとも新手の●空●求？
おかげで周りのモノは、どれだけ気を揉んだことか。

嬉しさはさておき、
「皆の迷惑を考えなさい！」と、
両親からきつく叱られた甥っ子は、
目下のところ音信不通とか？

真相が分かって、まずは目出度しメデタシ。