オカンとワンコ

過去と他人は変えられない 自分と未来は変えられる

続編2冊読了

2021年07月09日 09時04分59秒 | 読書
まりさんに勧められた乃南アサ著
『いつか陽のあたる場所で』


その続編の
『すれ違う背中を』
『いちばん長い夜に』
二冊も読了しました。
なんたって、豪雨で二日間の引きこもりですもの、
読書にはもってこいの日でした。

まりさん言うところのイタミス(?)は苦手なオカンですが、
この本はチョイとハラハラするけど、
概ね暖かくサクサクと読みました。
もっとも主人公とその友達は重い過去を持っておるのですけどね。
ある意味、運が良いというのか。

タイトルの『いちばん長い夜に』は
東日本大震災後のおきたその日の、
作者の体験をそのまま書いたそうです。

今放送の朝ドラ『おかえりモネ』は地震の5年後が時代設定ですね

5年って長いのか?
妻を亡くした父親が言いました。
何年経っても癒えないキズは、話して吐き出しすことで、
消えないけれど徐々に薄まって
身体の一部になっていくのだと思う。
だけど経験してない人は、
いつまでも引きずってないで前を向けって言いがち。
前を向くためには話すことが大事なのにね。

ちょっと話がそれました。
主人公の友達はつい、とか、うっかり、とか言い訳しながら
ポロリと一言こぼすのを、
主人公が戒めるの。
その友人は訳あって被災地にボランティアに通ううち、
初めてはっきりと自覚し、過去を反省するのです。
ネタバレになるから詳しく書けないけどね。
やっと先に進めるんだなど安心した読後感でした。

まりさん、おおきに、だんだんね♪