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チラシの裏

快刀乱麻

2007年02月23日 | ミステリ
TBSドラマ「快刀乱麻」は面白かったなあ。
原作の「安吾捕物帖」は21話しかないので、放映時の後半はオリジナル脚本ということになります。原作パートはともかく、このオリジナル脚本の回ははっきり言ってミステリ的にくだらない話になってます。
しかし、原作のあるうちに登場人物たちの性格付けをうまくやっておいたので、話がつまらない後半のオリジナル脚本パートでもそれなりに面白かったのですね、たぶん。
謎の男結城新十郎(若林豪)、戯作者の花廼屋因果(植木等)、道場主泉山虎之介(花紀京)、勝海舟(池辺良)、探偵役でも4人もそろってるし。新十郎に事件解決を頼みにくる警官(河原崎長一郎)、新十郎たちが居候している床屋の女将(富士真奈美)、その父親(藤原釜足)、新十郎の仲間(沖雅也と尾藤イサオ)と役者も豪華です。
しかもナレーターが明治の風俗文化を説明する段になると、役者は笛の合図で体の動きを止める。これは撮影を止めるのじゃなくて、役者が本当に動きを止めているんです。体がグラっときたり瞬きしてりしているのが分かるんですが、それも愛嬌で。
反政府運動をしているらしい結城新十郎をはじめ、新しい時代に取り残された旧時代の人物たちが探偵になって、新時代の覇者となった者たちの犯罪を解き明かす…、と見るのはうがちすぎでしょうか。
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2 コメント

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懐かしい (おしょう2号)
2007-03-15 09:37:31
細かいストーリーまでは覚えてないが
毎回ワクワクしてみた覚えあり
ぜひ見て見たいなあ・・・。
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Unknown (Unknown)
2007-03-21 00:20:38
残念ながらビデオテープが残っていないそうです。
みなさんの記憶の中でしか観られないようです。
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