■『江戸川乱歩トリック論集』、まさか『探偵小説の謎』がまるごと入っているとは思わなかった。
★乱歩の時代(戦前から戦後すぐにかけて)ならば、こんな無謀なことも可能かも、と思えたのですね。
■「類別トリック集成」ね。ディレーニイの『エンパイアスター』を思い出すなあ。
★なんで?
■作中で、全宇宙の言葉を収集している、という研究所みたいな場所と研究員が出てくるんだが、
主人公と案内役のコンピューターが、一見無意味でじつは二人だけに通用する言葉を共有するんだ。
二人にとっては意味のある言葉が彼ら(研究所)には知られないで存在するのだから、
研究所の所為はまったく意味がない、と断定するんだ。
最後には、その研究所がそのための施設ではないことが明かされるんだが。
★現在(2024年)ならばなおさら不可能でしょうね。どれだけのミステリが存在しているのか、
ましてや映画、ゲームとかを範疇にしたら、もう卒倒しそうなくらい。
■だから「トリック集成」は中身をどうこうよりも、乱歩の「あれもあった、これもあった」という『再話』技法を楽しむものじゃないかな。
解説にあったように。
★子どもが幼稚園であったことを親に報告するみたいな?
■これも解説にあったけれど、乱歩以外の他人がまじめに取り組んだところで、読む時点になると無味乾燥になるんだろうな。
★乱歩と正史の対談を「江戸川乱歩座談」には入れなかったのは編集部の意図があったからでしょうね。
■目玉というかヒキというか、これがあったから買ったようなもんだよ。あとは乱歩の随筆集、エッセイ集で出ているから。
とはいえ覚えていなかったので、面白く読んだ。というより乱歩のエッセイは何度読んでも楽しいんだよね。
★もっと乱歩と正史の対談とか読みたいです。正史の「探偵小説五十年」には乱歩との書簡が載っていたけれど、
乱歩と正史を結節点とした書簡集とか出ませんかねえ。
■戦後、正史は地方住みで郵便でしか連絡がとれなかったから、正史のところにはいろんな作家からの手紙が残っていたのでは。
世田谷文学館に展示されていたのを見たことあるよ。
★乱歩の時代(戦前から戦後すぐにかけて)ならば、こんな無謀なことも可能かも、と思えたのですね。
■「類別トリック集成」ね。ディレーニイの『エンパイアスター』を思い出すなあ。
★なんで?
■作中で、全宇宙の言葉を収集している、という研究所みたいな場所と研究員が出てくるんだが、
主人公と案内役のコンピューターが、一見無意味でじつは二人だけに通用する言葉を共有するんだ。
二人にとっては意味のある言葉が彼ら(研究所)には知られないで存在するのだから、
研究所の所為はまったく意味がない、と断定するんだ。
最後には、その研究所がそのための施設ではないことが明かされるんだが。
★現在(2024年)ならばなおさら不可能でしょうね。どれだけのミステリが存在しているのか、
ましてや映画、ゲームとかを範疇にしたら、もう卒倒しそうなくらい。
■だから「トリック集成」は中身をどうこうよりも、乱歩の「あれもあった、これもあった」という『再話』技法を楽しむものじゃないかな。
解説にあったように。
★子どもが幼稚園であったことを親に報告するみたいな?
■これも解説にあったけれど、乱歩以外の他人がまじめに取り組んだところで、読む時点になると無味乾燥になるんだろうな。
★乱歩と正史の対談を「江戸川乱歩座談」には入れなかったのは編集部の意図があったからでしょうね。
■目玉というかヒキというか、これがあったから買ったようなもんだよ。あとは乱歩の随筆集、エッセイ集で出ているから。
とはいえ覚えていなかったので、面白く読んだ。というより乱歩のエッセイは何度読んでも楽しいんだよね。
★もっと乱歩と正史の対談とか読みたいです。正史の「探偵小説五十年」には乱歩との書簡が載っていたけれど、
乱歩と正史を結節点とした書簡集とか出ませんかねえ。
■戦後、正史は地方住みで郵便でしか連絡がとれなかったから、正史のところにはいろんな作家からの手紙が残っていたのでは。
世田谷文学館に展示されていたのを見たことあるよ。
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