明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

永福町系大勝軒に、年末の大勝利を誓う

2024年12月20日 | ラーメン、つけ麺など
年末のこの時期は、競馬・競輪・競艇・オートなどの公営ギャンブル愛好家にとって、
各競技で1年を締めくくる大レースが行われる、嬉しくも悩ましいシーズンである。
悩ましい理由はもちろん、命の次に大事なお金を失うからであり、そうならないよう努力=レースの研究はしているのだが、
どんなに熱心に研究しても、的中には結び付かない場合が多々あることを、博打好きなら誰もが知っているはず。
なので最近の私は、運に恵まれるようゲンをかつぐことに尽力している。
過去には、レースだけでなく母校野球部の勝利も願い、勝=カツを食べたり、ラーメン店『大勝軒』で食事をしたりした。
先日ちょうど、私の地元立川で永福町系大勝軒のお店が開業したので、
今年は、この系統のお店で食事を重ねることで、大勝利を願うことにした。


↑の画像は、2年前の12月に紹介した『一ツ橋大勝軒』のラーメンであり、今回タイトルも当時のものをパクっている。

立川のお店の前に、数ヶ月前に食べた、吉祥寺の『三鷹大勝軒』を紹介。
元々は三鷹にあり、吉祥寺に移転してきたのだが、屋号は現在も三鷹大勝軒である。
店舗は、JRの駅北口から徒歩数分だが、スナックなどが密集するエリアの奥という、少々わかりづらい場所にある。


南口には別系統の大勝軒があるので、店頭には「永福町系」と記されたノボリが出ていた。


店内はスナックの居抜きなのか、あまり広くなく照明も暗め。券売機で「中華麺 中盛 1.5玉 210g」950円の食券を購入。
1玉の並盛は140gで850円、大盛は280gで1050円と、70g刻みで100円増減するようだ。
永福町系は、並盛でも2玉300グラム程度の店が多いが、こちらは一般的なラーメン店の量である。
カウンター席に座り、ワンオペの男性店主に食券を渡すが、彼は終始無言のまま。
そんな寡黙な店主が調理した、中華そば中盛はこちら。


横アングルも撮影したが、冒頭の一ツ橋~のような巨大丼ではなく、やや大きめくらいのサイズ。


いざ食べてみると、煮干しの風味は薄く、スープの油も少なめで、舌がヤケドするほどの熱さではない。
永福町系のお店は、「こんなの大勝軒じゃない!」とネット批判が、以前はよく見られた。
三鷹~も、グーグルにそのような投稿があり、丸長・東池袋系との違いも知らずにバカなヤツだ、とあきれていたのだが、
私の感想も、「ちょっと永福町系とは違う気がした」になる。味に不満はないけどね。
なお、無言だった店主だが、退店する際に目が合うと、ペコリとお辞儀をした。そんなに悪い人じゃないみたい。

続いては、さっき触れた、11月25日に立川で開業した『昭島大勝軒』。
三鷹~と同様、立川なのに昭島~と名乗る理由は、23年2月に閉店した、昭島大勝軒の味を継承したから。
継承した方は素人ではなく、多数の飲食店を手掛けている会社のオーナー、つまり一流の経営者である。
復活した昭島大勝軒は、オープン前から話題を集め、開店直後も大盛況で、連日売り切れ早じまいが続いていた。
開店から数日後、そろそろ客足も落ち着いたと予想し、とある日の夕方に訪問してみた。
入口券売機で食券を購入し、店員さんに案内されカウンター席へ。テーブルもあり席数は29と多いが、すぐ満席になった。
卓上にもメニューがあったので撮影した。


注文したのは、一般的な永福町系では並盛にあたる、「中華麺 二玉」1100円。
ちなみに、元祖昭島大勝軒の閉店時は、同内容で900円、当時の店主が茅ケ崎で新たに開業した、『中海岸 大勝軒』は現在も900円。
店は広いし家賃も高いだろうが、師匠のラーメンより弟子の方が高い、値段設定に不満を抱きつつ、
運ばれてきた中華麺のビジュアルには満足。


並々のスープにたっぷりの麺が泳ぐ、洗面器のような丼、


さらに、重くて安定感のあるレンゲに、こぼれにくい底の厚いコップ。これぞ永福町系である


ラード入りのスープは当然熱々だが、ヤケドを恐れず啜っていき、2玉の麺もすぐにたいらげた。
量も味も、永福町系のファンにおススメできる品質だと思うが、私自身は、やはり価格面が気になった。
そもそも私は、先述したここのオーナーが経営する、立川市の某店を何度か利用したことがあったが、
毎回店員の応対が悪く(さすが立川)、会計も不明瞭だったので、昭島大勝軒立川店も、入る前から悪印象を抱いていた。ゴメン。

数日後、今度はJR南武線の南多摩駅からほど近い、『稲城大勝軒 五一』というお店を訪問。
永福町系のお店をネット検索したところ、夜はやってないお店が多いのだが、こちらは21時まで営業している…
はずなのに、17時台なのにお店は閉まっている(嘆)。さすがは、日本一臨時休業に出くわす男=私である。


脇の看板に記された、営業時間の「11:00~21:00」と、(都合により臨時休業する場合があります)の記載が悲しい。


この日は結局、駅前になぜか建っていた、「ヤッターワン」像を撮影しただけで、南多摩からは退散。


まあ、ヤッターワンといえば勝利のポーズなので、この写真もある意味縁起物だ(?)。

それから数日後、お店のXで夜営業しているのを確認してから、『田無大勝軒』に行ってみた。


カウンター席だけだが、店内は明るく雰囲気はいい。ここも券売機なのでメニューは撮影していないが、
私が選んだ「中華そば 2玉」は900円で、この系統では安い部類だと思われる。
ついでに「生玉子」60円も追加してみた。牛丼チェーンも見習ってほしい価格である。 ※現在はどの店も、生玉子は90円以上


丼の大きさや麺の量は、いわゆる永福町系スタイル。


ちょっと麺が柔らかい気もするが、スープの熱さや煮干しの風味は問題ない。
この系統で初めて生玉子を付けたが、つけ麺風に食べると、ラードの熱さや煮干しの苦みが薄れ、食べやすくなる。

※コップは一般的なものだった

珍しく、黒コショウもあったので入れてみる。さっきから書き忘れていたけど、永福町系はちゃんとナルトがあるのもいいね。


また、淡白で平凡な印象の永福町系チャーシューだが、こちらは味付けも濃く、なかなかウマかった。
そういえば、食券を渡す際に「柚子は入れますか?」と確認されたのを思い出し、最後に残った欠片を撮影。


値段も安いし営業時間もそこそこ長く、田無大勝軒はなかなかいいお店だと思ったよ。

最後に、私が永福町系にハマるきっかけとなった、『一ツ橋大勝軒』で食べてきた。
訪問したのは平日13時台で、10分ほど待ってから入店。2年前の紹介時から、いくつか変更点があったので報告。
①価格が変わった


上記は主要商品だが、以前はメニュー表にはなかった(注文は可能だった)「2玉ラーメン」が加わり、価格もそれぞれ100円値上げした模様。
ラードや煮干しの高騰は、この系統のお店には相当ツラかったはずで、多少の値上げは仕方がない。それでも新参者の立川よりは安いぞ。

②若い男性のワンオペ
小野寺昭似と噂(噂元は私)の店主は不在で、初めて見たお兄さん店員の孤軍奮闘。
店主との関係は不明だが、ワンオペを任されるくらいだから、調理や接客は当然、無難にこなしていた。

③夜営業が復活


上記は、2年前に撮ったお店の外看板だが、ネット情報によると、記載されている17時~21時の営業が復活した模様。
会計後、お兄さん店員に確認してみたところ「3ヶ月前からやってます」とのこと。次回は夜に行ってみるか。

この日は2玉ラーメン1000円と、田無店で覚えた「生玉子」80円をオーダー。 ※味玉と同価格


丼の中央は、幅が広すぎてハシが置けない、相変わらずの巨大丼である。


見た目は他店と似ているが、煮干しの香りや、麺の歯応えなどが、少しずつ異なる。
それぞれ好みは違うだろうし、お店の数だけファンがいるだろうが、私は永福町系では、一ツ橋大勝軒が一番好きだ

こちらでも生玉子つけ麺も試してみたが、やっぱりウマい。玉子ダブルにしてもいいかな。


あと、卓上調味料でこれまで未使用だった、右の醤油らしき黒い液体を、レンゲに数滴垂らして味わってみたところ、


醤油ではなく、魚介風味を含む元ダレであった。スープに入れると風味が強くなるし、さっきの溶いた生玉子に入れてもウマそう。
いろいろ発見もあり、お腹も心も満たされ、いい気分でお店を出た。

気温は高くないが、晴天で爽やかだったので、そのままJR国分寺駅まで歩く。麺2玉のカロリーも消費したいし(笑)。
12月30日は、世間的にはともかく、私にとっての年間最大行事である、競輪グランプリが行なわれる。
レース後には、この日のような爽やかな気分になれることを、願ってやまない。

次の日曜22日には、中央競馬の有馬記念に、競艇の賞金王決定戦が開催される。どちらも「グランプリ」の別称を持つ競走だ。
さらに、29日には地方競馬の東京大賞典、大晦日31日にはオートのスーパースター王座決定戦がある。
公営賭博が好きな読者の皆さん、大勝利を目指し、お互い頑張りましょう!
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初めて通った「回らない寿司店」 東所沢『鮨みつ』

2024年12月04日 | 定食、食堂
日本人のくせにナマモノが苦手で、お寿司にもさほど興味はなく、たまに回転寿司店に行ったとしても、
ハンバーグ寿司やグラタン寿司、そしてラーメン、パフェ、プリンなど、お子ちゃまメニューしか頼まない私。  ※詳細はスシロー編くら寿司編を参照

そんな私だが、実は一軒だけ、お気に入りの「回らない寿司店」がある。
そのお店とは、東所沢の『鮨みつ』で、お店ブログが開設された2017年で創業45年目だそうなので、今年で52年目となる老舗店だ。


初訪問は今年の夏で、その後も何度か足を運んだ。行きつけの寿司店があるなんて、なんだか食通になった気分である(笑)。

入店すると、ネタの入ったガラスケースがあるカウンター席があり、店主らしき男性職人から「いらっしゃい!」と声がかかる。
すぐに、奥様らしき女性店員がやってきて、「2階席とカウンター、どちらになさいますか?」とたずねられ、
よせばいいのにカウンター席を選択。ちなみに私は、いまだに2階席は利用したことがない。
その後、注文をたずねられた私が、緊張気味に告げたのが「ふ、フライ付きハンバーグください」であった。
実は、ここ鮨みつさんは、寿司と洋食の双方が食べられるお店なのである。

先述したお店ブログでは、「父が44年続けてきた寿司屋で息子が一緒に洋食を始めました!」と説明。
元々は、お父さん店主が44年前に寿司屋を開業し、45年目の2017年から、シェフを務めていた息子さんが一緒に働くようになり、
店舗をリニューアルし、寿司と洋食の二刀流にメニュー変更。ついでに、ブログを開設した娘さんも、お店も手伝うようになったそうだ。
お父さんは、カウンター内で寿司を握り、客の相手もするが、息子さんは仕込みなどもあり、奥の厨房から出てくることは少ない。
私が頼んだフライ付きハンバーグも、本来ならデミグラスソース仕立てなのだが、どうやらデミソースがまだ仕込み途中だったようで、
お母さんが「トマトソースならばすぐ出せますよ」と仰るので、変更してもらった。
数分後、フォークなどの一式が届けられたのち、特製トマトソースで覆われた「フライ付イタリアンハンバーグ」が、ライスと一緒に登場。


あとからカップスープも提供されたが、こちらは和の味噌汁であった。


ハンバーグは120グラムで、エビフライ&かにクリームコロッケ、スパゲティと生野菜に、ライスと味噌汁が付く。


通常価格は1189円だが、会計では、私が希望した普通のデミハンバーグ価格の1068円にオマケしてもらった模様。
寿司ネタケースを眺めながらの洋食は、やや違和感があったものの、温かいうちにいただくことにする。


まずはハンバーグにハシを入れると、ほど良い弾力とともに、ブシャーと肉汁があふれ出す。
肉汁が混ざったトマトソースは、酸味が効いた本格的な味わい。トマトをふんだんに使用しているのだろう。
ソースの下には、とろけるチーズも敷いてあり、まさに「イタリア~ン」で「ヴォーノ!」である(←書いてて恥ずかしい)。


脇を固めるエビとカニコロも、ブリブリ食感&とろ~りクリーミーで、主役級のクオリティ。


付属のタルタルソースだけでなく。ハンバーグのトマトソースを付けても美味しい。
また、お寿司屋さんだけあってライスがウマい! 良質なお米を使用しているのだろう。
一般的な洋食店より多めなのに、すぐたいらげてしまったが、まだハンバーグやスパゲティなどが残っている。
ライスお替わりと迷った挙句、順番がおかしいが「生ビール」680円を追加。
ホール担当のお母さんが不在だったので、お父さんにお願いしたところ、カウンター内から出て自らビールサーバーに向かい、
キンキンに冷えたジョッキに、生ビールを注いでくれた。ありがとうございます!


ハンバーグやコロッケを食べ終え、トマトソースも残さぬようスパゲティと絡め、ビールで一気に流し込み、「ごちそうさまです」。
会計後、基本はお寿司屋さんなのに、洋食しか食べなかった私に対しても、お父さんは笑顔で「またよろしくお願いします」と声掛けしてくれた。
料理の味だけでなく、お父さんの人柄も良く、個人的な誤解も解けたので、鮨みつさんには、その後も通わせていただいている。

個人的な誤解とは、【回らない寿司屋のオヤジは怖い】である。
今から40年ほど前、連載開始直後の漫画「美味しんぼ」で、“客の注文を怒鳴りつける寿司屋のオヤジ”というエピソードがあった。
そういうオヤジが実際にいたのかはさておき、当時ウブだった(笑)私は、寿司職人を畏怖したもので、鮨みつさんでもハンバーグを頼んだら、
「ナニ、寿司屋に来てハンバーグだと!? てめえみてえな素人は出ていけ!」などと怒られるかも…と入店前は少し不安だったが、
お父さんが最初に発した、温かみのある「いらっしゃい!」で、ああ、この人なら大丈夫だな、と安心したものである。

2度目の訪問では、初回は雨天のため出していなかった、「街の洋食屋さん」のノボリがあった。


このときは、最初からアルコールを注文。「瓶ビール大」は800円で、銘柄はキリン。
一緒にお通しも提供される。チェーン居酒屋のものとは一線を画す、手の込んだ料理が3種で、価格はたぶん500円。


鮨みつさんは、寿司と洋食の他、限定メニューも揃っており、こちらは訪問時の「7月おすすめメニュー」。


この他にも、ホワイトボードや別メニューもあり、さらに、お父さんが育てたトマトやナスなど、夏野菜の料理もオール330円で提供。
その中から、「甘長とうがらし塩焼き」を注文してみた。


シシトウのように辛い部分はなく、収穫したお父さんも「甘くて美味しいでしょ?」と自画自賛。
そこから、お父さんとお話しさせていただいたのだが、ひとまず、自分がナマモノが苦手なことを告白し、お寿司を頼まなくてごめんなさいと謝罪。
お父さんは当然怒ったりはせず、「洋食(目当て)のお客さんも多いので、気にしないでください」と許してくださった。
私との会話の合間にも、お父さんは刺し盛りや握りの注文をこなしていくが、ベテラン職人の仕事を間近で見られるのは、
回転寿司では不可能な、正統派寿司店のカウンター席ならではの特権である。

ビールから「ウーロンハイ」530円に変更し、目の前で調理してくれる商品ということで、


「煮穴子」880円を追加注文。私が食べられる、数少ない寿司ネタのひとつだ。


柔らかい穴子は、甘辛タレはもちろんのこと、個人的には苦手なワサビとの相性も良かった。

ウーハイは焼酎が乙類であったので、どうせならば、お店推奨の乙類銘柄にしようと、ウーハイを飲み干したあとは、


上記メニュー右上の八丈島産焼酎、「情け嶋」550円のロックをチョイス。


煮穴子を肴に焼酎をあおるなんて、なんだか食通になった気分である(←今回2度目)。

いい気分になったところで、シメのお食事を、洋食メニューから選択。
初回に食べたハンバーグ各種や、「焼肉」や「生姜焼き」とライスのセットの他、下記のような商品もある。


「オリエンタルライス」や「インディアンライス」でわかった方もいるだろうが、
息子さんは豊島区の老舗洋食店『キッチンABC』の出身で、支店長も務めたようだ。 
この日の私は、インディアンライス単品715円と「チキンカツ」206円のお得なセット、「インディアンフライC」880円を選択。
あまり待つことなく、味噌汁と一緒にBセットがやってきた。


インディアンライスは、“豚バラと玉ねぎの特製卵とじ丼”(メニュー説明より)で、なぜインディアンなのかは不明。


こちらはチキンカツ。中身の画像はないが、揚げる技術が優れているのか、全然油っこくなかった。


さっき紹介した、ハンバーグのライスと同様、インディアン~もご飯が多い。


最近胃が小さくなり、焼酎で酩酊気味の状態では厳しい量だったが、なんとか食べ切り、お腹パンパン状態で退散。

3度目の訪問は、洋食メニューから「スタミナ焼き」の単品をオーダー。定食だと887円だが、単品は-100円かな。
現在のABCでは、レギュラーメニューではないようだが、かつては江古田店で販売していたらしい。
メニュー表の“特製豚バラ野菜炒め”の説明どおり、豚肉とキャベツ、人参、ニラなどを炒めたもので、


しょっぱいタレと絡む肉野菜の歯応えがクセになり、酒が進んでしまう一品である。
和食メニューからも、「茶碗蒸し」640円をオーダー。当然、注文後にお父さんが仕上げている。


海老や銀杏の他、鶏肉やカマボコも入っており、玉子のふわふわ感と出汁の風味を楽しんだ。


この日も、焼酎ロックやお湯割りを飲み、結構酔ってきたのでシメにする。
寿司が苦手とはいえ、せっかくなので一度はお父さんに握ってほしくなり、「玉子」と「海老」を注文した。  ※穴子は品切れ
お寿司を乗せる「下駄」と呼ばれる台を用意していただき、2カンずつとガリが添えられ、提供された。


この地で52年間、大勢のお客さんに親しまれてきた、お父さんの握った寿司を味わうことができて、大変光栄であった。

会計直前、洋食との二刀流について、息子さんたちに提案されたとき、どう思ったのかたずねてみた。
頑固な職人だったら、「洋食と一緒なんて冗談じゃねえ!」と怒ってもおかしくないはずだが、お父さんは穏やかな表情で、
「息子たちが、一緒にお店やるって言ってくれたんだから、嬉しかったですよ」と即答。ああ、自分の下種の勘繰りが恥ずかしい…。
奥さんと息子さん娘さんだけでなく、お店インスタグラムはお孫さんが協力したようだし、
この日はたまたまだろうが、娘さんの旦那さんがお店にいて、車でのお客送迎もやっていた模様。
鮨みつさんは、家族が強い絆で結びついている良店なのである。

ちょっと酔っていた私に、お父さんが「よかったら車でお送りしましょうか」と気遣っていただいたが、
「大丈夫です、健康のために駅まで歩きます」と告げ、お店を出た途端すっころんだ(苦笑)。
お父さんが店外まで見に来てくださり、「やっぱり車で送迎しましょうか?」と再び声掛けしてくれたが、
倒れたとき、両方の手の平を思い切り打ったが、特にケガはしていないので、ご厚意を固辞させていただき徒歩で帰った。
「あのときはご心配かけてすみませんでした」という謝罪も兼ねて、鮨みつさんには近日中に訪問するつもりだ。

おまけ
ご夫妻のお孫さんも協力している、お店インスタグラムに投稿された、今月のおすすめメニュー。



鮨みつ
埼玉県所沢市下安松1020-4
JR東所沢駅から徒歩約14分、新秋津駅からは徒歩約22分、西武線秋津駅も同程度
営業時間 11時~22時 ラストオーダーは30分前、洋食は1時間前
定休日 水曜、その他不定休あり、臨時休業や詳しいメニューなどは、お店インスタグラムでご確認を
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私的プロレススーパースター列伝.2 マイティ井上

2024年12月01日 | プロレス
11月27日、個人的に大好きなレスラーだった、マイティ井上さんがお亡くなりになった。
【私的プロレススーパースター列伝】第2弾は、僭越ながら井上さんを追悼すべく、
マスコミがあまり報じておらず、Wikipediaなどにも記されていない実績や戦歴、私個人の思い出などを語らせていただく。
いつものプロレスブログと同様、選手は基本敬称略とする。また、単なる素人のプロレス好きゆえの事実誤認、
さらには井上さん及び関係者に対し、失礼な表現もあるだろうが、どうかお許しいただきたい。

こちらはベースボール・マガジン社のサイトからスクショで借りた、全盛期のマイティ井上の勇姿。
  (C)BBM

上記画像は、当時所属していた国際プロレスのチャンピオン時代であろう。
身長183cm、体重105kgと、昭和時代の国内外のトップ選手との比較では、サイズはやや小柄ながら、
欧州など世界中で習得した多彩なテクニックや、格上や巨漢相手にもひるまない、闘志剥き出しのファイトで奮闘。
国際プロレス崩壊後は、全日本プロレスに移籍したが、全盛期を過ぎてもなお、気性の激しさは健在であった。
ちなみにWikipediaでは、井上の身長は175cmとされているが、食べログと同様、ウィキも信用していない拙ブログでは、
下記の全日本プロレス・パンフレットや、当時の雑誌などに掲載されていた、183cmのデータを採用する。


1988年3月の日本武道館大会で購入した、上記パンフ内で井上は、1/3ページで紹介されていた。


ニックネームは「技巧派の魔術師」らしいが、「燃える闘魂」や「東洋の巨人」ほどの知名度はなかった。
その後、全日本のパンフ名称は「テクニカルソルジャー」に変更されたが、そう呼んでいたファンは少ないと思われる。
また、「和製マットの魔術師・マイティ井上さん死去」なんて訃報もあったが、和製マット~は、同タイプ寺西勇の別称のはず。
井上の愛称はやはり「マイティ」であり、しいて付けるとしたら、「サマーソルトドロップ」か。
井上の得意技かつ代名詞でもあるサマーソルト~は、「サンセットフリップ」という別名もあり、
仰向けにした相手に向かい、少し離れた場所からダッシュし、前転宙返りで背中から落ち、相手を押し潰す荒技で、
回転する直前、右手を縦にグルグル回しながら「アアア~!!」と大声で叫ぶため、会場は毎回沸いたものだった。


上記画像はたしか、東スポサイトから拝借。コーナーに控えている寺西の表情もいいね!
現役時代末期は、試合の流れに関係なく繰り出すこともあったが、全盛期は何度も3カウントを奪っている。
シュミット式バックブリーカーとは反対に、持ち上げた相手の背中ではなくお腹を、自身が立てた膝の上に落とす、
ストマックバスター(ストマックブロックともいう)を決めたあと、サマーソルトで相手の腹部にさらにダメージを与えるのが、
「井上の殺人フルコースだった」と、プロレス評論家の流智美氏が紹介していた。殺人フルコースって、懐かしい響きだね。

さきほどのパンフ画像に戻るが、「前アジア・タッグ選手権者」と記されているように、
パンフ販売の数日前まで、井上は石川敬士とのコンビで第44代アジアタッグ王者であった。
サムソン冬木&川田利明のフットルースが2度挑戦するも、井上組が2連勝。
すると、フットルースが「チーム解散」だか「天龍同盟離脱」を賭けて挑戦直訴したらしく、3度目の選手権試合では案の定、井上組が王座転落。
当時、フットルースの熱狂的なファンなんて少なかったはずなので、解散なんて口にされてもシラケるだけであった。
ちなみに、84年の大仁田厚は、「負けたら引退」と宣言して臨んだ試合で、本当に敗退。
記念すべき(?)1度目の引退となったのだが、その相手こそ、マイティ井上であった。
翌月、井上&石川組は、新王者のフットルースに挑戦するも、たしかレフェリーのミスがあり、王座奪還ならず。
その後、石川も井上もアジアタッグ挑戦機会は与えられず、それが直接の原因ではないが、石川は年末に全日本を退団した。

なお、井上は石川と2回、阿修羅原とは1回、国際時代にもアニマル浜口とのコンビで、計4回アジアタッグ王者に君臨。
原とのコンビは、7度の防衛を重ねたが、84年に「井上がジュニアヘビー挑戦に備えるため」という理由で返上するハメに。
よくわからないが、当時の全日本は、「アジアタッグはジュニアの選手は不可」のような不文律があったのかね。
ヘビー級だった井上が、減量してまで挑戦した(させられた)のが、NWAインタジュニアヘビー級のベルト。
王者チャボ・ゲレロには、大仁田や渕正信らが何度か挑戦したが歯が立たず、井上に頼らざるを得なくなった模様。
井上は見事ベルトを奪い、その後は先述した引退を賭けた大仁田や、ゲレロを破って6度の防衛を果たし、
翌85年、7度目の防衛戦でダイナマイト・キッドに敗れると、以降はリターンマッチの権利すら与えられず。
数年後、世界ジュニアヘビー級と名称を変えたベルトは、87年には渕が王者となるも、89年1月にジョー・マレンコに完敗。
その5日後、マレンコは大阪府立体育会館で防衛戦を行なうのだが、挑戦者の白羽の矢が立ったのが、地元の井上だった。
キッド相手に王座転落して以来、約3年半ぶりのジュニア挑戦ゆえ、唐突だった感は否めないが、井上はマレンコの関節技にもわたり合った。
最後はバックを奪った井上が、くるっとマレンコを一回転させ、自身の両足で相手の足をフックし、気付けば3カウントが入っていた。
不可解な説明になってしまったが、観ていた私もよくわからなかったし、記憶も薄れているので仕方ない。
試合後の井上は、「あれは(ビル・)ロビンソンが使っていた固め技」とコメント。決まり手は「欧州式変形エビ固め」…だったかな?
いずれにしても、井上の豊富なキャリアと、卓越したテクニックが実証された好試合であったが、
その後、渕に敗れ世界ジュニア王座から転落すると、以降はまたまた、ベルト挑戦権は与えられず。
連日、前座で若手や二流外国人の相手をさせられる日々に、井上ファンの私は憤慨したものである。

ちょっと文章が続いたので、ブレイクタイム。
こちらは、以前ここで紹介した、井上さんとの記念撮影画像。


2014年、お台場でのプロレストークイベント&その後の打ち上げ的飲み会に、井上さんがゲストで来ると聞き、
私も当然のように参加し、飲み会では図々しくも乾杯させていただき、さらに記念撮影やサインまでお願いしたのであった。

※お台場でいただいた、井上さんの記事が載ったムック本へのサイン

ハナシは戻って。1989年3月の王座転落以降、前座で燻っていた井上に、再度スポットが当たったのが翌90年の1月。
全日本正規軍と天龍同盟の抗争が激化し、苛立った天龍源一郎が、正規軍セコンドの渕や井上にも攻撃を加える。
無論、井上もやられっ放しではなく、「ならやったろうやないか」(本人談)と、臆することなく正式に対戦を表明。
ジュニア、外様、ベテラン(=井上はすべて該当)を軽視しがちな全日本プロレスだが、このときは珍しく井上の希望が承諾され、
TV中継のある会場のメインとして、井上組と天龍組の6人タッグがマッチメークされた。
このシリーズでの井上は、第3試合あたりでボビー・フルトン&トミー・ロジャースのザ・ファンタスティックスに負けるなど冴えず、
冒頭の画像、若草色のガウンを着ていた国際プロレス時代と比べると、筋肉が落ちてしまった現状で、
エース格ヘビー級レスラーとの対戦、しかも妥協をしない天龍が相手ゆえ、正直不安になったものだった。

試合が行われたのは1月25日、福島県の郡山セントラルホール。
カードはジャンボ鶴田、ザ・グレート・カブキ、マイティ井上-天龍源一郎、川田利明、サムソン冬木の60分1本勝負。
正規軍は私が支持する3人が、(たぶん)初のトリオ結成も、近年の実績や体格で見劣る井上が、最後はやられるだろうと覚悟していた。

結果を先に書いてしまうと、
1月25日 90新春ジャイアントシリーズ第17戦 第9試合 6人タッグマッチ60分1本勝負
ジャンボ鶴田 ザ・グレート・カブキ ○マイティ井上 21分20秒 リングアウト
×天龍源一郎 川田利明 サムソン冬木  ※場外の天龍に井上がフライングショルダータックル
なんと、予想に反し井上が天龍に勝ったのである!

試合中の井上は、体格差ある天龍の強烈な攻めや、川田・冬木の若さに圧倒されるも、素早い動きと飛び技で応戦。
鶴田やカブキのアシストもあり、コーナーにもたれる天龍に鉄拳制裁する場面もあった。
天龍を殴りつける井上の姿には、国際プロレスのチャンピオンだった意地、欧州など世界中でレスリングを学んだ誇り、
全日本移籍後、外様ゆえ不遇な扱いを受けたことへの怒りなど、いろんな感情が見て取れた。すべて私の勝手な妄想だが。
最後のタックルは魂のこもった一撃で、実況の倉持隆夫アナも、解説のジャイアント馬場も大絶賛。
この試合を観たい方は、「1990 01 25 Inoue Tenryu」でネット検索すると、動画にヒットするはず。
私もさっき、久しぶりに視聴したが、結果はわかっているのに、興奮かつ涙ちょちょぎれ状態だ。
国際プロレス時代を知らない私にとっては、この6人タッグこそ、マイティ井上のベストバウトである。

先述した、井上さんと記念撮影してもらったお台場では当然、この6人タッグの感想を聞いた。
私が「90年の正月シリーズで、メインで初めて天龍組と対戦したときの試合…」と質問し始めたところ、
井上さんは私の言葉を遮り、「おお、あの郡山の試合な。あれは天龍から(リングアウト勝ちを)獲ったもんなあ」と即答。
恥ずかしながら、私は会場が郡山だったことを忘れていたのだが、1967年にデビューし、2010年のレフェリー引退まで、
40年を超えるプロレス人生で、何万試合も経験してきたはずの井上さんは、試合結果だけでなく会場もしっかり記憶していた。
井上さんにとっても、「全日時代では、あの試合が一番印象に残ってるわなあ」と語ってくれて、私も嬉しかったよ。

天龍同盟との抗争が始まり、冬木や川田からピンフォールを奪うなど、完全に息を吹き返した印象の井上だったが、
数ヶ月後に天龍が全日本プロレスを離脱。カブキも天龍に追随し、井上は再び前座生活に戻ったことで、私のプロレス熱も少し冷めた。
それから数年後、いつだったかは忘れたが、ダニー・クロファットがジュニア王者の時代に、
「井上がクロファットに挑戦表明!?」という記事を、週刊プロレスで見かけた記憶があるが、結局、王座再挑戦は実現せず。
数年後、井上はレスラーを引退しレフェリーに転向。全日本からノアに移籍し、先述したように2010年にプロレス界に別れを告げた。

※デイリーのサイトより拝借

その後も、昭和プロレスの貴重な証人として、インタビューや取材をこなし、トークイベントなどにも精力的に参加。
亡くなる1ヶ月前にも、水道橋でのイベントに出演なさっていたそうだ。
私が井上さんとお会いできたのは、14年のお台場と、19年に巣鴨のプロレスショップ『闘道館』で開催された、
「マイティ井上 対 渕正信 トークライブ&サイン撮影会 -全日本ジュニア戦線の舞台裏-」の2回。
巣鴨では、特別参加したカブキさんと3人で、全日本時代のことを懐かしそうに語っていらした。


トーク終了後、渕選手との3ショット撮影したのち、


おふたりのサイン色紙もいただいた。


5年前の井上さんは、顔色も良く元気そうであった。


残念ながら、巣鴨のイベントでは歓談する時間はなく、記念撮影の直後、
「以前、お台場でサインと記念撮影をお願いしたものです。あのときはありがとうございました」とお礼を言うのが精一杯であった、
カブキさんのときと同様、井上さんについてはまだまだ書き足りないので、また改めて執筆させていただきたい。

最後に、お台場で井上さんにいただいたものをもうひとつ紹介。


若手時代はヨーロッパに遠征し、ミッキー井上のリングネームで戦っていた頃の井上さんが、
フランスのエッフェル塔の前で撮った、写真を基に作成した絵葉書である。
下部分には、2014年頃に住んでいた、宮崎県の自宅住所と電話番号が記載されており、
「(宮崎に)来る機会があったら連絡ちょうだい」と仰ってくれたが、恐れ多くて連絡はできぬままであった。
今思えば、一度だけでも遊びに行かせていただき、井上さんのプロレス人生や哲学を、教わっておけばよかったな。

絵葉書の写真のように、スーツを着こなしたかと思えば、試合では時代を先取りしたサイケデリックな模様のタイツを着用。
実生活では、女優さんと結婚し映画にも出演。さらには、甘い歌声でレコードをリリースするなど、
マイティ井上さんは、昭和レスラーの中では数少ないダンディな方であり、紛れもないスーパースターであった。
マイティ井上こと井上末雄さんのご冥福を、心からお祈り申し上げます。



マイティ井上
本名:井上末雄 ニックネーム:技巧派の魔術師
全盛期の公称サイズ:身長183cm、体重105kg
主なタイトル歴:IWA世界ヘビー級、世界ジュニアヘビー級、アジアタッグ他
得意技:サマーソルトドロップ、フライングショルダータックル、ストマックバスターなど
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いまだ衰えぬ「豚骨ラーメン」への渇望

2024年11月27日 | ラーメン、つけ麺など
先日、長年通っている八王子の某ラーメン店を利用した時のこと。
初訪問以来ずっと、「お兄さん食券もらいまーす」などと声掛けされていたのに、
この日初めて「旦那さんはこってりでしたよね」と、呼称が「お兄さん」から「旦那さん」へと変わっていた。
そりゃあ、店員さんよりも明らかに年長だし、もはやお兄さんと呼ばれる年齢ではないとわかってはいるけれど、少々さみしかったよ(涙)。

外見の衰えこそ顕著だが、そのお店でも「チャーシューメン・背脂増し」を喰ったように、食生活は若い頃と変わらず、
【人生何度目かの「豚骨ラーメンブーム」到来】を宣言した9月20日以降も、年甲斐もなく濃厚豚骨ラーメンを食べまくっている。
今回は、直近2ヶ月間に食べた、ベージュ色のスープに細麺、ネギ、チャーシューなどが入り、替玉もできる、
久留米・博多・長浜などでおなじみ、下記画像のような九州福岡スタイルの豚骨ラーメンを紹介したい。


まずは、私の地元立川駅からはちょっと離れた、武蔵小杉駅にある『博多 禿鷹』へ。
由来は不明だが、ずいぶんと大胆なネーミングで、近年頭頂部が薄くなった私は共食いである。
HPによると、最近は同じ南武線の向河原駅にも支店を出したそうで、なかなかの人気店のようだが…「準備中」では入れない。


ちゃんと営業時間を確認して訪問したのだが、どうやら、平日は中休みができたらしい。


気を取り直し、数時間後に再訪。店内はカウンター席のみで、券売機で食券を購入し、空いていたイスに着席。
選択したのは基本の「ラーメン」で、ワンオペだった男性店員に食券を渡す。
ラーメンの価格は、先述のHPも、食べログのお店公式表記も、そして店内壁にあったメニュー札も650円になっているのだが、
唯一、券売機の表示だけが750円。この場合はもちろん、750円が正価である。
あとで調べたら、さっき「最近(略)向河原駅にも支店を出した」と記したが、そこは既に閉店しており、HPは更新されていないようだ。
今の時代、750円でも高くはないのに、なんだか損した気分だな…と心の中で愚痴っているうちに、ラーメンが完成。


横アングルはこちら。丼サイズは標準だと思う。


スープは脂こそ浮いているが、あまり濃くない印象で、このとき紹介した、国分寺『一竜』の赤いタレ抜きバージョンみたい。
麺は低加水の白い極細、具材はチャーシュー、ネギ、キクラゲにノリと、いわゆる福岡スタイル。ネギは博多産らしい。
豚骨独特の臭みはなく、食べやすいと思える反面、旨味に乏しくインパクトに欠けるともいえる。
とはいえ、私は豚骨ラーメンは大好きなので、当然「半替玉」100円を注文。普通の「替玉」は150円だった。
この前、新秋津の『長風』で、人生初の粉落としに挑戦したので、
今回はこれまた人生初となる、あまり見かけない超柔らかめ=「バリやわ」を頼んでみた。


柔らかい麺の注文は受け付けない店もある中、禿鷹さんでは「粉落とし」~「バリやわ」まで全7段階の硬さに対応
卓上のタレを追加したあと、スープに麺を投入。柔らか好きの私には、許容範囲の茹で具合だった。
HPによると、高菜、紅生姜、ニンニクが無料らしいが、私の訪問時は、ニンニクはなかったと記憶している(あれば絶対に使うので)。
ついでに、私の目の前の冷水ポットも中が空だったので、ふたつ隣席のポットに手を伸ばして使用した。
男性店員がオーナーなのかは不明だが、調理作業を終えると、常連客とパチスロだかパチンコについてずっと語っている。
そんなヒマがあるのならば、ニンニクの用意や水の補充をしてほしい。あとHPの更新もね。

続いては、これまた南武線の稲田堤駅にある『コハクノトキ』。
お店ブログによると、「ねとらぼクチコミ」では、神奈川県で注目のラーメン店1位、 川崎市ラーメンランキング1位などに選ばれている模様。
ねとらぼを信用していいのかはさておき、実際にグーグルなどのサイトでも評判が良く、繁盛店なのは間違いなさそう。
なお、南武線の稲田堤以南は、すべて川崎市となる。さすがは政令指定都市、面積がデカい。

お店に着いたのは、夜営業の開店直後だったが、既に店内カウンター6席は埋まっていた。
ひとまず入店し、券売機で食券を購入。選択したのは今回も、ベーシックな「博多豚骨ラーメン」700円。
しばらく店内の待ち客用イスで待機。数分後には席が空き、やはりワンオペの男性店員(たぶん店主)に食券を渡す。
タイミングが良かったのか、すぐに提供された。


ラーメン店ではよく見るデザインの丼だが、ちょっと小さく感じる。


スープはしっかり乳化しているが、臭みは皆無で、丁寧に炊かれたのがわかる。
ただ、ベタついたりはせず、塩分も控えめで、万人受けするテイストといえよう。
麺と具材は、ノリがない以外は禿鷹さんと一緒。ネギは輪切りではなく細かく刻まれていたが、この方が福岡ラーメンっぽいね。
途中で、卓上のおろしニンニクと胡椒を追加。ちなみに高菜は有料(120円)だった。


厨房内には大きな寸胴鍋がいくつかあり、スープ作りだけでなく、麺を茹でる釜としても使用。
店主は、スープをお玉ですくったら即寸胴にフタをして、麺を茹で終わっても、やはりすぐにフタをしていた。
温度低下と異物混入の双方を防ごうとする、店主の努力は認めるが…正直バタンバタンうるさい。
ただ、食べログやらグーグルやらのレビューもいくつか見たが、フタをする音への批判はなかった。私が騒音に敏感過ぎたのかな。
ワンオペで大変なのはわかるが、食器の片づけ作業も雑だったし、「替え玉」120円はしないで退散。
フォローするじゃないけど、ラーメンの味自体は悪くなかったし、700円という価格も魅力。
替玉しなかった理由はもうひとつ、訪問する前に稲田堤駅近くで見かけた、下記看板が気になったから。


満腹になる前に寄り、「酒と麻婆」を楽しませてもらった。上記店舗については、改めて取り上げるかも。

コハクノトキの店主さんは、博多の有名豚骨ラーメン店『だるま』の親戚らしい、というネット情報を見かけた。
そのだるまとは、おそらく無関係だと思われるのが、これまた南武線の府中本町駅が最寄りとなる、『博多長浜ラーメン だるま一家』。
このような、人気店と似た名前で客を呼ぶ商法(?)は好きではないが、たまたま近くに用事があったので、寄ってみることに。
店内はカウンター席とテーブル席があり、店員さんは男性ふたり体制だが、どちらが店主かはわからず。
麺類は、基本の「だるまラーメン」850円の他、赤、黒、具だくさん、超濃厚などのバリエーションがあり、酒やつまみも用意されている。
私の注文はやはり、だるまラーメン。アイドルタイムだったので、すぐに出てきた。


店内照明の影響か、オレンジっぽい画像だが、実際のラーメンはもっと白かった。
デザインも同じだし、コハクノトキさんと同じ丼かな。


かなり乳化されたスープには泡が浮いているが、乳化して泡が出るほどお店でじっくり煮込んでいるのではなく、
他にも支店があるため、本部から仕入れたスープに牛乳などを混入し、直前に加熱して泡を出したのでは? 違ったらゴメン。
具材はチャーシュー、キクラゲ、ネギの福岡ラーメン三銃士(←勝手に命名)で、ネギの刻み方はやや粗目。
麺がちょっと変わっていて、店内貼紙によると、小麦の殻を半分含んだ、半粒粉のオリジナル麺とのこと。


初めて耳にした半粒粉麺は、バカ舌ゆえ小麦の味までは感じなかったが、
色は白くなく薄茶色で、ミルキーなスープとの絡みが良好な印象。なので当然替玉。
「替え玉」は120円だが、ハーフの「半玉」100円をやわめで注文。卓上のおろしニンニクと調整ダレを加えて一気に啜った。


断定はできないが、先に紹介した、禿鷹さんやコハクノトキさんの方が、正統な福岡豚骨ラーメンだと思うが、
やや邪道っぽい(失敬)だるま一家さんのラーメンの方が、私の好みであった。
超濃厚の「鬼だるまラーメン」や、おつまみの「上モツ煮込み」(「上」が付くのが素敵)も気になるので、
再訪した際は、一杯やってから締めにラーメン…を楽しみたい。

以上、個人的には初訪問だった、JR南武線沿線の3店を紹介したが、次は下りの終点・立川駅から、
このブログではたびたび名前を出している、『パワー軒』をチョイス。
以前も記したが、パワー軒は立川駅から徒歩だと30分はかかるので、多摩モノレールを利用しよう。

こちらのラーメンは、「燕三条」と「塩豚骨」が2トップ(?)なのだが、「長浜らーめん」という商品も提供している。
最近の券売機からは消えたが、店主に「長浜できますか?」とたずねてみたら、「できるよ。700円」と返答されたので、直接支払う。
パワー軒さんも近年は値上げして、並ラーメンはだいたい千円オーバーになったが、長浜は相変わらず安い。
しばらくすると、こってりスープのパワー軒風「長浜らーめん」が、


高菜と紅生姜、そして限定商品の「角煮」450円と一緒に登場。「高菜」は通常だと50円だ。


お店が“超こってり”と称する、塩豚骨のスープがベースなのか、ほんのり魚介風味も感じる。
ただし、脂分もたっぷりで、スープを啜れば口の周りがベタベタに。お陰でリップクリームは不要だ(笑)。
麺は長浜専用の細麺。最近は他のラーメンでも、「替玉」150円として注文できる。


具材はチャーシュー2枚、キクラゲ、ノリに、東京ラーメンっぽい切り方のネギ。
途中で、450円にしては巨大な豚角煮を加え、さらに旨味と脂肪をスープに溶け込ませる。


画像ではわかりづらいが、麺も一般的な福岡タイプの細麺より多いと思うので、替玉はせず、
「ライス小」150円を追加し、角煮丼を作って食べた。ちなみに、ライスも「小」表記ながら200グラムはあるはず。
すべて食べ終え、やはりパワー軒の長浜は、立川市の福岡豚骨ラーメンではトップクラスだと再確認。
ついでに、この日気付いたパワー軒さんの変化その1 ニンニクがクラッシュじゃなくおろしタイプになった。
 

クラッシュだと周囲に飛び散る危険性があるので、個人的にはこちらの方が好み。
変化その2 店内のBGMとしてジャズピアノが流れていた。
以前からそうだったかもしれないが、この日は大音量だったので気付いた。お店の雰囲気に合っているかはノーコメント(笑)。

最後に、近年では一番のお気に入り豚骨ラーメンである、国分寺『木村亭』を紹介。
冒頭画像を再掲するが、これは木村亭さんの「豚骨ラーメン」+「チャーシュー2枚」150円であった。


10月頃、開業10年目で初の値上げをしたが、それでもラーメンは750円、「替玉」は100円のままである。


上記画像、当初はピンボケだったので、後日差し替えたのだが、替玉の価格が見えないね(苦笑)。

濃くてウマいスープに、果汁などを含める特注麺、そして絶品チャーシューに脇役のノリとキクラゲとネギ。
いつ食べても期待を裏切らない味で、当然のように替玉を注文。


豚骨ラーメンの名店は、九州など全国にあるだろうが、拙ブログは「多摩地区には木村亭がある!」と主張したい。

今回は福岡系の豚骨ラーメンにスポットを当てたが、家系、ラーショ、ホープ軒など、
いわゆる「豚骨醤油ラーメン」とされるジャンルも、飽きずに食べているので、それらも改めて特集したい。
最後に蒸し返すけど、「旦那さん」と呼ばれたのは、やっぱりショックだったなあ(苦笑)。
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クライマックスシリーズの改革案

2024年11月25日 | プロ野球
今年のプロ野球日本シリーズは、DeNAベイスターズとソフトバンクホークスが対戦。
4勝2敗で下したDeNAが、球団としては26年ぶりの日本一を遂げた。


DeNAの選手、関係者、ファンの皆さん、日本シリーズ制覇おめでとうございます。

最初の2試合が、ソフトの圧勝だったため、当初は第5戦に行く予定だった横浜球場のパブリックビューイングを、
「4連敗で終わってしまう」可能性を考慮し、第4戦に変更した私としては、予想外の結果となった。  ※パブリック~についてはこちら

あとで知ったのだが、第2戦では山川穂高が試合後のインタビューで「牧選手の応援歌が好きです」と発言。
山川に悪気はなかったのだろうが、「相手の応援を楽しむほど余裕があった」と解釈もできるため、一部ファンが批判。
さらに、第3戦の試合前、DeNA先発の東克樹に対し、ソフトの村上隆行コーチが「東よりオリックスの宮城大弥の方が断然いい」と口にした。
どちらの投手の力量が優れているかはさておき(オリックスファンの私は東の方がいいと思う)、
この発言は完全に、相手チームへの敬意を欠いており、大勢の野球ファンと、DeNAの選手たちも反発。
東の快投と、前日の選手ミーティングで檄を飛ばしたとされる、桑原将志の本塁打などで、DeNAが初勝利。

この試合でも、ソフトファンと思われる客の指笛に対し、東が審判に抗議したところ、
球審がアナウンス室に指示し、「投球直前の口笛はご遠慮ください」のような意味の場内放送が流れた。
この場面について、ソフトの小久保裕紀監督が「よくわかんないですね。口笛って笑ってしまいました。みんな大爆笑していました」と発言。
最初は「口笛がどーのこーのって、東はワケわからんこと言ってやがるなと、ベンチのみんなで大爆笑」の意味かと思ったが、
実際は「口笛じゃなくて指笛の間違いだろ、とベンチのみんなで大爆笑」だったらしい。
東を嘲笑したのではないようだが、「言い間違えたアナウンス、及び指示を出した球審をみんなで爆笑」とは、アナウンサーや審判に失礼だし、
「そもそも、真剣勝負の合間にベンチで爆笑とは!」と、先に2勝したからって、チーム全体がたるんでいるのでは? との批判も噴出。
これらの発言で、アンチソフトファンが急増。シリーズの流れも変わってしまった。

私の感想としては、村上コーチの発言は、相手を発奮させ、自身が批判を受ける覚悟があったのならば問題ないと思う。
ボクシングなどの格闘技では、試合前に相手を挑発するのは常識だし、プロスポーツなら、あの程度の発言は許容範囲でしょ。
「相手も強いですが、我々も精一杯頑張りますので、応援よろしくお願いします」のようなコメントは、もう見飽きたよ。
むしろ、山川と小久保の発言の方が、相手を小馬鹿にしているようで、私は不愉快だった。
小久保が審判団を怒らせたかはともかく(偏った判定はなかったけどね)、DeNAが奮起したのは間違いなく、
以降の試合は5-0、7-0、11-2とソフトは3連敗。連続イニング無得点29回という、シリーズ新記録も作ってしまった。

パブリックで観戦した第4戦では、先発したA・ケイに対し「こんなにスゴいピッチャーだったっけ?」と驚いたのだが、
同じことを、A・ジャクソンや中川颯にも思ったし、さらには桑原や戸柱恭孝についても、
「ペナントレースでは、たいしたバッターじゃなかったのに…」と首を傾げたものである。梶原昂希や森敬斗も、普段はもっと打てないぞ。
まあ、かつての日大三(最近はやや迫力不足)のように、バカバカ打ちまくるチームが大好きな私としては、
打撃主体のチームであるDeNAが、小久保が自称する「美しい野球」(笑)を撃破したのは、実に痛快であった。

ここまで文章ばかりだったので、球団の公式ツイッターに投稿された画像を転載。


T・オースティンに田代富雄コーチ、ベイスターズとホエールズ、新旧主砲の2ショットだ。
日本シリーズ制覇を決めた第6戦の試合後、オースティンと筒香嘉智が、田代と抱擁していたのにはグッときたね。

そんなDeNAベイスターズの日本一に対し、シーズン3位のくせに生意気だぞ、との批難がネットで見られた。
とはいえ、DeNAは別にズルしたわけではなく、以前から決まっていたルールにのっとってクライマックスシリーズを勝ち抜き、
日本シリーズでも勝利を重ね、栄光を掴んだだけなので、ケチをつけるのはおかしい。
私が愛する競輪でも、普段は弱いくせにグランプリでうっかり勝っちゃって、賞金王かつMVPに…そんな選手は過去にいくらでもいた。
ただし、3位チームが日本一では、ペナントレースはなんだったの? という感情も理解できる。
私自身も、以前のようにクライマックスシリーズはやらず、リーグ1位同士がそのまま日本シリーズに出る方式を支持しているが、
消化試合が減少し、ファンの関心が持続し入場者の増加が見込めるなどのメリットもあるため、廃止するのも惜しい。
仮に廃止するのならば、現状と同様、最後まで順位争いに興味を持たせる、別の条件を加えるべきだ。

私が提案したいのは、トランプでおなじみ大貧民ルール。  ※大富豪とも呼ばれる
1位のチームは大富豪として、最下位のチーム=大貧民から欲しい選手をふたり獲得できて、代わりに(チームでは不要な)ふたりを最下位チームに譲渡。
同様に、富豪の2位チームは、貧民の5位チームからひとり奪ってひとり譲渡し、3位と4位のチームは平民扱いで特になし。
このルールを採用すれば、優勝の望みがなくなったチームも、ひとつでも上の順位を目指し、張り切るはずだし、
ファンも自分の好きなエースや主砲を奪われないよう、懸命に応援するだろう。
ただし、主力ふたりが1位チームに移籍するため、最下位チームとの力量差はさらに広がってしまうし、
現在の中日ドラゴンズのように、3年連続最下位になると、主力が計6人引き抜かれるため、チーム崩壊及び現在の12球団制度が危うくなる。
また、上位から下位に移籍させられる選手が気の毒、という意見も出るだろうから、現実には難しそうだ。
選手ではなく、1位は6位から10億円もらい、2位は5位から3億円、3位は4位から1億円のような、金銭譲渡の方がまだマシか。
上記金額はあくまで例だが、金額によってはやっぱり、6位チームは滅亡してしまうかな。

現状のクライマックスシリーズを継続するならば、上位チームに与えるアドバンテージの見直しが必要だろう。
先日、「1位チームには2勝分のアドバンテージ」なんて意見もあったようだが、それでは有利すぎるし、負けたら相当みっともない。
私の希望案は、ファーストステージ、2位と3位の対戦は現状のままでOK。
3戦ともホームで戦えるし、1勝1敗1分、あるいは1勝1敗2雨天中止など、勝敗が並んだ場合は2位が勝ち上がりと、現状でも0.5勝分有利。
そもそも優勝できなかった2位チームに、これ以上の優遇は不要だろう。

一方、ペナントレースを制した1位チームが登場する、ファイナルステージは改良の余地がある。
私はそもそも、1位に1勝のアドバンテージ、6試合で先に4勝した方が勝ち上がり、という現状のルールが気に食わない。
日本シリーズのV条件が、7試合で4勝制なのだから、クライマックスのファイナルは5試合の3勝制でいいでしょ。
昔パ・リーグで実施されていた前後期制も、前期優勝チームと後期優勝チームのプレーオフは、5試合3勝制だった。
全5試合で、2勝2敗1分や、1勝1敗3分など、並んだ場合は1位が勝ち上がりと、ファーストステージと同様、0.5勝のアドバンテージを設ける。
元々、相手はファーストステージで先発投手をふたり使っているため、1位チームの優位は動かないが、
さらに優遇措置として、シーズン中のゲーム差を、得点として加算というメリットを追加。
今年のセ・リーグを例にすると、1位読売ジャイアンツと3位DeNAとのゲーム差は8。
巨人はアドバンテージとして8点を、行われる5試合に自由に振り分けられる。発表は前日の予告先発のときでいいかな。
たとえば、「初戦は2点使う」と巨人が表明した場合、翌日の試合は、すでに巨人が2点入った状態から始まる。
無論、「明日のDeNAは東が先発だから、4点使っておこう」などと、相手投手によって点数を変えたり、
最初は普通に戦い8点を温存し、DeNAに2勝され追い詰められたら、得点を惜しみなく使い、流れを変えることも可能。
いずれにしても、5試合で8点加算できるのは有利だし、パ・リーグのソフトの場合は、
2位日本ハムファイターズとのファイナルステージでは13.5点、3位ロッテマリーンズが相手なら18.5点も使える。
加算できるのは基本「正の整数」のみで、13.5などの場合も、小数0.5が使えるのは一度限り、とする。
なお、試合当日のスポーツ新聞などに、「本日の試合 ソフトバンク(1.5)ー日本ハム」などと記載された場合、
「今日の試合は、ソフトが1.5点使ったのか」と判断するのが、ごく普通の野球ファンなのだが、
「おっ、スポーツ新聞にも、とうとうハンデを載せるようになったか!」などと喜ぶ輩は、
おっかない人たちが運営する、非合法な賭博に手を染めているので、近寄らない方がいいよ(苦笑)。

ここで再び、休憩代わりの画像を一枚。東スポサイトから拝借した、田代コーチとマスコットのスターマン君。

※昔から田代が好きなので

上記の【ゲーム差を得点として試合に加算】システム、我ながら良案だと思ったんだけど、いかがだろうか。
「試合前から既に得点が存在するなんて、野球の根底を覆す暴挙だ」などと怒る方もいそうだが、
指名打者とか申告敬遠とか、はたまたタイブレークとか、今回のプレミア12のピッチクロックとか、
以前はなかったルールが、近年は度々追加されているので、今さら根底もクソもないでしょ。
無論、私のプランにも欠点はあるはずだが、誰もが納得できる完璧なルール・システムを作るのは難しい。
そもそも、さっき触れたプレミア12も、予選から8連勝し、台湾にも2連勝していた日本が、
おかしなルールにより3度目の対戦となった台湾との決勝戦に敗れ、8勝1敗の準優勝。優勝した台湾は6勝3敗なのに…。

※敗戦が決まり、ショックを隠せない井端弘和監督

プレミア12にも、勝ち上がりシステムの早急な変更を望んだところで、今回はおしまい。

おまけ
昨夜、私がもっとも注目していたのは、プレミア12決勝ではなく、小倉競輪場で行われたGⅠ・競輪祭の決勝であった。
優勝したのは、福井県所属の脇本雄太選手。撮影したタイミングが悪かっただけで、普段はもっと優しい顔立ちである。


チョイ浮きだが車券も取らせてもらったし、今回は野球ブログなので詳細は避けるが、競輪祭決勝戦の結果により、
私が普段応援している、千葉県の岩本俊介選手が、年末の競輪グランプリに参加できることが決まった。
勝てないのはわかっているけど、たぶん彼から買う。今から楽しみである。
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令和の時代にラーメンが190円! 北坂戸『らーめんランド190』

2024年11月20日 | 中華食堂
前回紹介した、西八王子『あづまかん』さんでは、現在でも「ラーメン」の価格は450円である。
拙ブログでは、「ラーメン」350円の八坂『宝来屋』や、 同じく「ラーメン」400円の吉祥寺『のぶちゃん』(現在は450円らしい)など、
安価なラーメンを出すお店を何軒か紹介してきたが、過去最安のお店が、今回のテーマである北坂戸の『らーめんランド190』
今回タイトル、そして屋号でもわかるように、こちらは令和の時代にラーメンを190円で提供している。


今どき190円のラーメンというものを、自分の目と舌で確かめたくなり、往復1670円の交通費をかけてお店に行ってきた。
ラーメン8杯分以上の交通費を費やしてまで、個人的に未踏の地である北坂戸まで足を運んだ理由は、
食材だけでなく、光熱費などの価格も上がり続け、千円以上するラーメンも珍しくなくなりつつあるこの時勢に、
頑なに廉価なラーメンを出している、ストイック(?)な店主に興味を持ったのと、
僭越ながら、そんな店主を応援すべく、お店でガバガバ飲み食いし、少しでも売上に貢献したかったからである。
食べログを見たら、どいつもこいつも、ラーメンなどの安い商品ばかり喰ってやがるけど、
3.0とかエラそうに採点してねえで、薄利多売で頑張っているお店に、もっとお金を落とせよ。

埼玉在住の飲み仲間を誘い、東武東上線に乗り、北坂戸駅に着いたのが17時ちょっと前。
18時まで中休みなので、駅前の居酒屋で軽く飲み、時間を潰してからお店に向かう。
店名が記された看板は見当たらなかったが、入口ガラスには「らーめんランド」のロゴがあった。

※退店時に撮影

屋号は「らーめんランド」のような気もするが、ネットサイトではすべて「190」が付いているので、こっちが正式名なのだろう。
夜営業が始まって間もない時間帯だったが、常連らしい先客が数名いて、全員酒を飲んでいる。
我々もコの字カウンターの端に陣取り、カウンター内の厨房にいる男性店主にご挨拶。
卓上にメニュー表などはなく、向かい側の壁のメニュー札を見ながら注文する。
そちらエリアは常連さんが飲んでいたので、彼らが退店したあと、店主の許可を得てメニューを撮影した。
まずは、冒頭に載せた画像の全体図。「餃子」240円、「チャーハン」400円と、他の商品も安い


上記画像の続き。おつまみ類や、左の方は切れてしまったが、定食類もある。


まずは、私も友人も「焼酎お茶割り」300円を頼み、料理も数品オーダー。


お茶割りの氷は、製氷機ではなく、店主が注文ごとに割ったものを入れてくれる。
最初にお通しとして、オクラに鰹節を振りかけたものが提供される。


数分後、私が頼んだ「チャーシュー」200円が登場。


千切りキャベツの上に、タレがかかった脂身の少ないチャーシューが5枚。
200円では安すぎるが、それより安いラーメンを出していることを忘れてはいけない。
続いて、友人が頼んだ「空豆」150円が出てきた。値段の割には量も少なくない。


今調べたら、あの『日高屋』でさえ、空豆は220円する。価格破壊もここまでくるとスゴイ。
緑茶割りをお替わりした頃、大好物の餃子が焼き上がった。


野菜主体の具材で、クセがなく軽い食感で、醤油と胡椒を少々付けたら、いくらでも食べられそう。
中身を撮影しようと皮を開いたら、毎度のごとく失敗し、ひどい画像になってしまった。


王将や満洲などの大手餃子チェーンが、1皿300円台になった時代ゆえ、240円という価格には、本当に頭が下がる。
続いて、こちらも240円の「スープ餃子」が完成。


餃子は焼いたのと同じだが、塩味のスープに浸っているので、調味料は不要。
緑茶割りをさらにお替わりし、友人が「キムチ」150円を追加。こちらも、値段の割には量がある。


私は、食堂でよくやる“定食のご飯ナシ”を発注。選んだのは「焼肉定食」580円の単品。
店主が肉と野菜を手際よく炒め、千切りキャベツの上に盛り付ける。価格は500円だった。


玉ねぎ、人参、ニラと豚肉に、甘辛いタレをかけて強火で炒める、中華屋さんらしいおツマミだ。

我々が飲み食いしている間に、先客の常連たちが退店し、さらに別の客がやってくる。
その中には、定食を食べて帰る、若い女性ひとり客もいたりする。想像していたより客層が広い。
結構飲んだので、トイレに行ったところ、このとき紹介した、東久留米『珍来』さんのトイレと同じ標語(?)が貼ってあった。


店主の手が空いたところで、いろいろお話しさせていただいた。
お店を開いたのは今から40年前で、かつてはらーめんランドの支店もいくつかあったが、現在はここ北坂戸店だけらしい。
予想どおり、ラーメンの値段は開業から40年間変えていなかった
「なぜ値上げなさらないんですか?」という、これまで何度もされたと思われる質問に対しては、
「お客さんに喜んでもらえれば、いいじゃない」と即答。
開業から数年で、お店を出した際の借金を完済したようで、「以降はマイペースで」営業しているとか。
そういえば、開業から48年間お値段そのままという、よく似た価格設定の喫茶店・小川『待夢』のマスターも、
「最初の数年間は朝昼晩働いていたけど、店舗のローンが終わってからは無理しなくなった」と語っていた。

無論、ラーメンだけでは利益は出ないだろうが、「最近は常連さんが結構飲んでくれるから」、どうにかやっていけるそう。
「今のお客さんを大事にしたい」という理由で、いかなる媒体の取材も拒否している。
確かに、190円のラーメンなんて、絶対にマスコミが飛び付くはずなのに、私もつい最近まで、この店の存在を知らなかった。
常連さん曰く「店主はネットも嫌い」らしい。なので、ブログで紹介するのも、本来はNGだろうが、
どうしても伝えたいことがあったので、あえてマスターの意思に反し、今回記事をアップさせていただいた。
上記については後述するので、締めで食べた、お店名物の激安ラーメンを紹介する。

さっきメニュー札を掲載したが、「チャーハン」や「カレーライス」も400円と安価だが、
190円のラーメンとセットにすると、550円とさらに40円お得。


友人が「Aセット」にしたので、私は「Bセット」を選択。
驚いたことに、カレーは作り置きではなく、注文後に調理していた。
最初に、Aのチャーハンが登場。玉子やネギの他、人参も入っている。


ひと口もらったが、パラパラの仕上がりで塩分もほど良い、まさにプロが作るチャーハンであった。
少したってから、スプーンに福神漬けが添えられた、Bのカレーが提供される。


こちらは、玉ねぎを炒めてカレー粉とスープ(あるいは水?)を加えて作る、中華屋さんの手法ながら家庭的なテイスト。
具材が玉ねぎだけなのはちょっとさみしいが、量が多くシャキシャキで、結構食べ応えがあった。


その直後に、待望のラーメンが2杯同時に完成。


丼の大きさは、一般的な量のラーメンとさほど変わらず。


小さめチャーシュー、メンマ、ワカメにネギと、最低限の具材が入っている。
やさしめの醤油味スープと、縮れが入った中細麺が好相性で、散々飲み食いしたあとなのに、ハシが止まらず。


正直、もっとチープな商品だと予想していたが、いい意味で期待を裏切る、高コスパなラーメンであった。
私も友人も、チャーハンとカレー、そしてラーメンまでたいらげ「ごちそうさまです」。気分よく飲み食いしたため、お会計は6000円チョイ。
お通しが無料だとしたら、緑茶割りをふたりで12杯飲んだ計算になる。二次会にしては飲み過ぎだかな。
「遠いところをわざわざありがとうね」と告げてくれた、店主に最敬礼してからお店を出た。

最後に、さっき記した、らーめんランドさんの「どうしても伝えたいこと」を発表したい。
40年間営業を続けていた店主だが、近年は目の調子がよくないそうで、ついに引退を決意したそうだ。
ただし、お店は閉店せず、「さっき帰ったお客さん、彼が継いでくれるんだ」と、常連エリアに座っていた客が、後継者になるようだ。
本当は、今月くらいに辞める予定だったそうだが、後継者の都合もあり、「あと半年は自分が頑張る」と語ってくれた。
つまり、らーめんランドで現店主の味が楽しめるのはあと半年、ということになる。
味や値段は「引き継いだ方に任せる」そうなので、値上げする可能性は大きい。というか、現状の価格では後継者さんが大変だろう。
現店主に会いたい方や、190円のラーメンを食べたい方は、半年後=推定来年の4月末くらいまでに、訪問してほしい。
私も、店主が引退する前に、もう一度お店を足を運び、「長い間お疲れさまでした」と挨拶をするつもりである。

おまけ
最初に寄ったのは、『和喜あいあい』という居酒屋だったが、こちらもいいお店だった。
北坂戸を訪れる方には、らーめんランドさんとのハシゴを推奨したい。



らーめんランド190 北坂戸店
埼玉県坂戸市末広町8-4
東武線北坂戸駅から徒歩1分ちょい
営業時間 11時半~15時、18時~21時くらいまで
定休日 日曜
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メインは中華、たまにカレー 西八王子『あづまかん』

2024年11月17日 | 中華食堂
五目チャーハンが有名な高尾の街中華、『つるや食堂』さんで飲み食いした帰り、最寄り駅の高尾ではなく、
あえて西八王子に向かっていたとき、黄色い外観のちょっと気になるお店を見つけた。


屋号は『あづまかん』で、ファサードには赤字で中華料理と記してあるが、スパイスカレーも提供している模様。
西八王子に行く機会は少ないが、10月には高校野球秋季都大会があり、八王子球場での母校の試合後に、寄ってみることに。 
なお、球場からお店までは歩くと結構かかるので、クソ暑い夏の西東京大会では訪問を自重した(苦笑)。

前回通過時は、閉店後なので出ていなかった、「ラーメン」と「スパイスカレー」(撮影は裏表逆だが)のノボリが店頭にある。


スパイスカレーは、店主の息子さんが調理しており、週末の土日どちらか、あるいは両日に提供。 
お父さんのお店を間借りしている形式なので、お店Xでも「あづまかん間借りカレー」と名乗っている。 ※開催日などの詳細もXでご確認を
私の訪問時は、カレー販売日に該当しており、下記の看板が掲示してあった。

※特に「入りづらい」とは感じなかった

入店し、カウンター席に腰を下ろす。奥にはテーブル席もあった。
壁に貼ってある中華メニューも確認したが、この日はせっかくなので、スパイスカレーを注文。
カレーは「チキン」「牛すじ」「もつ」の3種と、2種の「あいがけ」もあり、価格はすべて1000円。
もつカレーも気になったが、オーソドックスなチキンと牛すじのあいがけを選択。
厨房には親子らしい男性がふたりいて、カレー担当の息子さんが調理を開始。
数分後、スパイスカレーの2種あいがけが完成。


横アングルも撮影。ライスもカレーも結構多い部類に入るはず。


サフランライスにアチャール各種、両側のソースにも装飾品(?)が乗る、華やかなピジュアルである。
まずは、カレーソースから口にしていく。こちらがチキンで、


こちらが牛すじ。どちらのお肉も柔らかく煮込まれていた。


辛さは控えめで、油っこさもなく、以降はライスと一緒に、最後はチキンと牛すじも混ぜて食べ切った。
身体にも良さそうな商品だし、あいがけで1000円というのもリーズナブルだと思うが、
スパイスカレーの経験が少ない私には、感想を述べるのが難解なテイストであった。
私はやはり、辛さやウマさがダイレクトに伝わる、とろみのある黄色いソースを白米にかける、日本式カレーの方が好きだ。

さっき記載したお店のXは、息子さんが管理しているため、情報はスパイスカレー関連に限られている。
最近は、食べログ投稿もカレーの写真ばかりだが、既述したように、カレーはほぼ週イチの提供で、
他の5日間(木曜定休)は、中華料理のみの営業。今回タイトルどおり、あくまでメインは中華なのである。

数日後、今度は母校野球部に関係なく、温厚そうなお父さん店主が作る中華をいただくために再訪問。
注文したのは、ラーメンと半チャーハンの「Aセット」800円。ランチサービスではなく、一日中この価格だ。
半チャーハンはメニューにないが、普通の「チャーハン」は700円。そして、「ラーメン」単品は450円という昭和価格。
普段の営業は店主のワンオペらしいが、注文後にチャーハンの具材を刻み始めるなど、手抜きをヨシとしない職人魂を感じた。
しばらくして、ラーメン&半チャンがほぼ同時に登場。


ラーメンは、安価ながらじゅうぶんな量があり、


半チャンは、確かにハーフサイズで、パラっとした仕上がり。


まずはラーメンスープから啜ると、醤油の旨味がくっきりと出た、予想に反して結構な濃い口。
具材は、小さめチャーシューに、メンマ、ナルト、ノリ、ネギという、クラシカルな東京醤油スタイル。
麺は、やや縮れた中細麺で、醤油スープとの絡みも良好。


繰り返しになるけど、安価な割には高品質で、店主に思わず「450円じゃ安すぎますよ!」と伝えてしまった。
半チャンは玉子、チャーシュー、ネギに、ナルトの細切れも加わる。


味付けは薄味で、濃いめの醤油ラーメンと合わせると、ちょうどいい塩梅かも。
一番安いラーメンが900円以上する店が増えている中、半チャン付きで800円のラーメンとは、本当にありがたいよ。
会計を済ませ、次回は夜の時間帯に飲みに来ようと決意し退散。

そしてつい最近、あづまかんさんに3度目の訪問。カウンター席に座り、まずはドリンクを注文する。
「ビール」550円は、アサヒしかないようなので(以前はキリンもあった模様)、「ホッピー」400円を選択。
外ホッピーは黒で、焼酎の濃さは、普通の店より多めかな。


ここで、店内壁のメニューを紹介。まずはドリンク類だが、ピンボケ失礼。


こちらは、メインの料理各種。麺類やご飯類の他、定食類もある。


さらに、ホワイトボードの日替わりメニューも。右側上、「ピザ」があるのが面白い。


あと、右下から二番目の「豚肉とキャ別みそ炒め」は、回鍋肉に似た料理だと思われるが、「キャ別」表記は珍しいね。

私が選んだツマミは、大好物の「餃子」400円と、「焼売」400円の点心コンビ。
お通しとして冷奴が出てきた(無料)。餃子などを待つ間にちょうどいいサービスだ。


しばらくして、焼き上がった餃子が平皿で、


蒸し上がった焼売がせいろで登場。


「餃子は業務用の冷凍物」という食べログ投稿があったが、店主曰く「餃子は自家製」とのこと。
冷凍イコール業務用という浅い知識で、お店の評判を落とす、このような食べロガーはネット使用禁止にできないものか。
そもそも、他では食べたことのない味だから、ひと口食べれば手作りなのはわかるはずだけどな。
ちなみに中身はこのとおり。粗めに刻まれた野菜の歯触りがよく、私は調味料不要だった。


餃子「は」とおっしゃったように、焼売は自家製ではないようだ。
餃子と比較するとやや小さめで、肉の臭みがない、柔らかくて甘味を感じるタイプで、少し醤油を垂らして食べた。


すぐに黒ホッピーを飲み終え、「焼酎 お茶割り」(ウーロン)400円にチェンジ。


2杯目のウーハイを頼んだところで、もうひとつの点心メニュー「春捲」400円も追加。
日本では「春巻」表記が一般的だが、競輪ファンとしては捲りを連想させる春捲の方がお気に入り。
数分後、レタスにケチャップと辛子が添えられた春捲が登場。そこそこ長めのサイズが4本。


中身の写真はうまく撮れなかったので割愛するが、具材の豚肉が、チンジャオロースのように細長かった。
最初の1本はそのまま、続いて醤油、ラー油を付けて食し、最後の1本はケチャップも試してみた。


東久留米『珍来』の揚げ餃子のときも思ったが、春捲もケチャップを付けると、ラビオリみたいになるね。
4本の春捲を食べ終え、そろそろシメのお食事を頼むことに。

お店の名前がついた「あづまかんラーメン」700円も気になったが、【辛いラーメン三種】カテゴリーに入っているので、
最近辛さに弱くなっている私は注文を避け、これまた好物である「あんかけ焼きそば」800円をチョイス。
店主が、あんかけ部分を調理しながら麺も同時に焼き、
しばらくすると、店内に香ばしい匂いが立ち込めて、あんかけ焼きそばが完成。


あんかけの下の麺は、柔らかい部分、硬い部分、香ばしい匂いの理由である(苦笑)黒い部分と様々。まあ、この程度の焦げは許容範囲だ。


熱々のあんと麺を絡め、舌をヤケドしないように食べていく。
具材は、白菜、竹の子、人参、インゲン、ネギ、豚肉、ハム、ナルトなどなど。


どの野菜にも、しっかり火が通っていて、ちょうどいい歯応えに仕上がっているのはさすが。
ベースは醤油ラーメンのスープと同じなのか、ちょっとしょっぱかったので、この焼きそばでも酒が飲めそう。
最後の1本まで麺をたいらげ、「ごちそうさまでした」。

あづまかんさんは、息子さんが作る本格的なスパイスカレーも人気を博しているようだが、
豊富なキャリアを持つ、お父さん店主が腕によりをかけた中華料理も、皆さんに味わっていただきたいね。
次回は、辛い料理もイケる友人と訪問して、あづまかんラーメンに挑戦してもらおうかな。

おまけ
お店のすぐ隣には、下記看板のように塩豚骨ラーメンをウリにした、大分ラーメンのお店がある。


すごく気になるのだが、営業は昼間だけだし、年齢的に連食もキツいので、まだ入ったことがない…。



あづまかん
東京都八王子市並木町14-15
JR西八王子駅から徒歩約15分、高尾駅からは徒歩約21分、京王線めじろ台駅からも徒歩圏内
営業時間 11時~14時、17時~20時くらいまで
定休日 木曜
※次回のスパイスカレーは11月23日の予定
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知る人ぞ知る餃子店が復活! 府中本町『大一』

2024年11月03日 | 餃子
自称「餃子の大将」として、今も昔も、餃子店のチェックを欠かさないわたくし。
6年ほど前、府中本町の駅近くに、知る人ぞ知る餃子店があると知り、足を運んでみた。
お店の名前は『大一』。競馬場の反対側、駅西口の小さな商店街の中にある。


訪問したのは土曜日の昼。場所柄か、店内は競馬ファンらしき酩酊オヤジが多数。
空いてる席に座らせていただき、瓶ビールと餃子を注文。
ビールは中瓶で当時500円、餃子は350円。お通しのキャベツはサービスだ。


餃子は、大きさこそ普通だが、7個で350円は、個人店では安い部類だろう。


ファサードに「手作り餃子」と記してあるように、野菜主体で家庭的な味わいの餃子であった。
私以外の客は全員顔見知りらしく、頭ごなしに会話をされて、ちょっと居心地悪かったので、追加はせずに退店。
当時は月火が定休日で、競馬客が来ない平日に、改めて再訪するつもりだったのだが、その後、コロナ禍に突入し大一さんは閉店。
ラーメンなども食べてみたかったし、なによりもう一度、餃子をツマミにじっくり飲みたかったので、残念であった。

昨日、今回掲載してきた画像3枚を、削除する直前にふと思い立ち、「府中本町 大一」でネット検索してみたら、
大一さんはなんと、娘さんが同じ場所で営業再開していたではないか!
週末限定営業なので、土曜日はちょうど開いており、日本シリーズも中止になったことだし、6年ぶり2度目の訪問をすべく府中本町へ。
雨が降っていたので撮影はしなかったが、真っ赤なファサードと「手作り餃子」の文字は、以前と変わらず。

18時頃の訪問で、先客は常連らしき男性ひとり客と、競馬帰りなのかは不明だが、ややガラの悪い3名客。
先代夫婦に代わってお店を切り盛りしていたのは、娘さん夫婦とおふたりの愛娘、つまり先代のお孫さんにあたる若い女性の3名。
娘さん=奥さんは調理担当で厨房におり、旦那さんは接客と調理補助。お孫さんは当初、客席で休憩していたが、混雑してきたため配膳担当に。
壁の黒板メニューから、まずはキリン瓶ビールを注文。下記画像では550円になっているが、11月から600円になった模様。


酒のアテには、お店自慢の「餃子」350円と、「おつまみチャーシュー」380円を選択。


料理は他にも、日替わりかつ自家製と思われる「筑前煮」や、「姫たら2本」など珍しいものもある。


先代の頃は、街中華だったそうだが(私の訪問時はメニューをだいぶ絞っていた)、現在は居酒屋寄りに業態変更したようだ。

まずはキリンラガーの中瓶、続けてチャーシューが登場。


生野菜が添えられた厚切りチャーシューは、ほどよい塩分を感じるバラ肉が4枚で、餃子が焼けるのを待つのに最適。
数分後に餃子が完成。5個に減ったが、350円と価格を維持しているのは嬉しい。


6年ぶりに食べてみると、まずはニラの風味を感じるが、続けて肉の旨味が押し寄せる。
不自然な甘みや肉汁を含まない、業務用とは一線を画す、手作りならではの味わいだ。
ふたつに割って中身を撮影。見栄えが良くないのは私の責任だ。


味付けはしっかりしているので、醤油は不要。私は白胡椒と、チャーシューに付いてきたマヨネーズ少々を使った。


ビールを飲み終わったので、「白ホッピーセット」500円に変えて、さらに「水餃子」400円を追加。


焼酎の「ナカ」200円はそこそこ入っており、300円のソト1本に対し、ナカ3でちょうど釣り合う量であった。

しばらくすると、透明なスープに入った水餃子が運ばれてきた。


1人前4個で、餃子自体はおそらく焼いたものと同じ。卓上には醤油、酢、七味などがあるが、

※胡椒は他テーブルに移動中

前回は使用しなかった、ラー油代わりに置いてある(?)、壺に入った辛口タレを使ってみることに。


辛口タレとの相性も悪くはないが、水餃子が浸っていた透明なスープには、しっかり魚介風味が付いており、そのままでもウマい!


このスープで酒が飲めると思い、ホッピーを飲み終えたところで「ウーロンハイ」400円を追加。


さらに、余ってしまった辛口タレを使うべく、「白モツ串煮込み」180円を1本、ついでに好物の「マカロニサラダ」300円も追加。
まずは、ガラスの容器に入ったマカサラが登場。こちらも自家製らしく、人参、ウインナーなども入る。


続いて、ネギが振りかかった串モツがやってくる。ギャンブル場では恒例のツマミである。


この串モツが、昔懐かしいというか、ホルモン独特の匂いがする。なので辛口タレだけでなく七味も付ける。


府中競馬場近くには、屋台の飲み屋が数軒あり、現在もそうなのかは不明だが、そこで提供していた煮込みも臭みがあった。
好みは別れるだろうが、これぞ府中らしい「鉄火場の味」で、焼酎もススムので私は嫌いではない。 

串モツとマカサラで飲んでいた頃、来店したお客さんが私の隣席に座った。
彼は常連らしく、焼酎ボトルをキープしていたのだが、そのボトルは「宝焼酎」の360ml。このサイズでキープできるのは珍しい。
常連限定のサービスではなく、私も注文可能らしいので、私もそのボトルと、割り用の「ウーロン茶」200円を追加。
ボトル価格は900円なので、ナカ4.5杯分だが、360mlならこっちの方がお得だろう。
しばらくすると、配膳担当のお孫さんが、焼酎とウーロン茶を持ってきてくれたのだが、ご覧のとおりウーロン茶が多い!


「これで200円?」と驚いた私に、お孫さんがうなずく。グラスや氷はもらえなかったが(笑)、さっき頼んだウーハイのグラスを使うので問題なし。
そういえばさっき、「ガラ悪い3名客がいる」と記したが、こいつらは注文の際に「ナカ追加あ!」などと偉そうに叫んでいたのだが、
接客担当がお孫さんに代わった途端、少し大人しくなった気がする。若い女性の力は偉大だ。

だいぶ飲み食いしてきたが、せっかくなので以前から気になっていた、シメの「ラーメン」650円をいただくことに。
即席ラーメンや、スーパーで売っている生ラーメンを出す居酒屋もあるが、昔中華屋さんだった大一さんは、ラーメンにも手抜きなし。


やや小さめの丼だが、麺もスープも、そして具材もみっちり入っており、物足りなさは感じない。


麺は、東京の醤油ラーメンではおなじみ、やや縮れた中細麺。
具材は、さっき食べたバラチャーシューに、味玉半分、モヤシ、メンマ、ネギなど。
水餃子のスープで感じた魚介風味は、あまり感じなかったが、その理由はスープに含まれる茶色い粒々か。


焦がしor揚げたネギだと思うが、イヤな苦みがなく、ほのかに甘味を感じる。他にない醤油ラーメンで満足できた。

ボトルを飲み干してもよかったのだが、その前にビール中瓶、ホッピーと中3杯にウーハイも1杯飲んでいたので、無理せず自重。
旦那さんに「キープか持ち帰りか」たずねられ、少なくて申しわけないがキープを選択。
マジックペンを渡され、身体のデカさに反し小心者のため、ボトルに細字で、名字と日付を書き入れたところ、
旦那さんがマジックで文字をなぞり、太字にしてくれた。お手数かけてすみません。


ついでなので旦那さんに、久々に来店したことを告げるとともに、「よくぞお店を復活してくれました…」と感謝を伝える。
週末限定営業ということは、ご夫婦は普段、他の仕事もしているだろうし、再開は簡単なことではなかったはず。
私が座った席のそばには、先代夫婦がお店に出ていた頃に撮った写真が掲示してある。


両隣の大柄な人物を私は知らないが、写真のフチに「FC TOKYO」と印字されているので、サッカー選手なのかな。
さらにもう一枚、昭和時代に撮影されたと思われる、モノクロ写真もある。


「大一」と記された提灯が下がった店頭の前で、先代女将さんと思われる女性と子供たちが写っている、微笑ましい写真である。
旦那さんによると、奥さんは写っておらず、中央のお子さんは、奥さんのお姉さんらしい。他のふたりは近所のお子さんかな?
この写真を見て、「歴史あるお店を継いでくださり、本当にありがとうございます」と、さらに感謝の気持ちが強まった。
最近、府中で飲む機会が多いので、ここ大一さんも昼飲みなどで、今後も利用させていただくつもりだ。
少ないけれど、焼酎ボトルもキープしてあるしね(笑)。無論、次回は2本目を入れる予定。



大一
東京都府中市本町2-20-83
JR府中本町駅から徒歩約1分、京王線の府中駅や、分倍河原駅からも徒歩圏内
営業時間 金17~20時くらい、土日12時~20時くらい
定休日 月~木、金曜の昼
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パブリックビューイングで日本シリーズ観戦

2024年10月31日 | プロ野球
今回は、開幕直前以来となる「プロ野球」カテゴリーのブログだが、残念ながら7ヵ月前に私が危惧した、
【マスコミは、大リーグの大谷翔平ばかりを報じ、日本のプロ野球を軽視】という状況は変わっておらず。
フジテレビなんか、昼間に行なわれた米国の試合を、わざわざ夜の日本シリーズと同時間帯に再放送してやがる。非国民め!
刺身や納豆は喰えないが(苦笑)、日本を愛し、日本のプロ野球も愛してやまない私は、
「みんな、もっと日本シリーズに関心を持とうよ!」と強く訴えたい。

今年の日本シリーズは、パ・リーグを圧倒的な強さで制したソフトバンクホークスと、
セ・リーグ3位ながら、クライマックスシリーズで上位チームを撃破した、DeNAベイスターズとの対戦となった。
3位のチームが勝ち上がったことも、盛り上がりに欠ける理由のひとつだろうが、
別にベイスターズはズルをしたわけではなく、規則にのっとって試合に臨み、勝ち進んだだけである。
実際、クライマックスシリーズでは、投手陣の踏ん張りもあり、優勝した読売ジャイアンツと遜色ない強さを発揮。
以前も書いたが、普段はチンタラしているプロ野球選手も、ここぞという試合では素晴らしいプレイを見せる。

シリーズ開幕前の下馬評では、投手陣・打撃陣ともに層が厚く、守備や走塁でも隙がなく、
何より、個々の選手が野球をよく知っている、ホークスが日本一になる、と予想した野球評論家が多かった。
一方のベイスターズは、打者の能力は見劣らないが、繋ぐ意識に欠けるというか、バントや進塁打で走者を進めることが少なく、
チーム打率はリーグトップながら、走者を還せない効率の悪い攻めが目立ち、走塁も重視していない印象。
ディフェンス面でも、レギュラー捕手の山本祐大が負傷し、そもそもエラーの数はリーグ1位だ。
それでも、クライマックスを勝ち進んだように、ハマったときの爆発力は12球団屈指。
喜ばせたと思えばすぐにガッカリさせたり、諦めた途端に巻き返したりと、見ていて飽きないチームである。
普段はオリックスファンで、例年パ・リーグ側の勝利を願うことの多い私だが、今年はセ・リーグ代表のベイスターズを応援。
昨夜の第4戦は、横浜スタジアムで開催された、パブリックビューイングに参加してきた。


入場無料だが、ベイスターズ以外のファンはお断りで、他チームのユニフォーム姿での入場も当然禁止。
早めに球場に着いたので、グッズショップで選手ユニフォームを購入するつもりだったのだが、9900円~と異様に高い。
20年ほど前、当時ファンだった阪神のユニフォームは、4500円くらいで買えたのに。
結局、私が選んだのは1800円のタオル。現在のベイスターズで一番好きな、コーチの田代富雄だ。


本当は、田代と同様80年代の大洋ホエールズを支えた、齊藤明雄のタオルが欲しかったのだが、
女性店員に「すみません、齊藤明雄のタオルはないですか?」とたずねたら、怪訝そうな表情をするので、
「あ、OB選手の斎藤…」と告げたところで、「OBのはないです」と即答。若い店員さんが、ヒゲの齊藤を知っていると思った私が悪い。

開場時間の17時直前に、ベイスターズファンの先輩と関内駅前で合流し、一緒に入場。
一塁側内野席を確保し、この位置からバックスクリーンで放映される、福岡ドームの試合を観戦した。


上記画像に映し出された文字は、「勝ち切る覚悟 最終決戦。」


最終決戦=日本シリーズに出場できた誇りを胸に、勝ち切れベイスターズ!

試合開始まで時間があるし、文字どおりのハマ風が吹き寒かったので、アルコールで身体を温めることに。
球場内の売店を巡り、私の好物である餃子とビールのセットを購入。


お店の屋号も商品名も『ベイ餃子』で、定価は650円だが、800円のビールとセットにすると、1400円と50円お得。


球場オリジナルのビール3種から、私は「ベイスターズ・ラガー」をチョイス。


飲んでみると、最初のひと口はフルーティーだが、すぐに、打ち消すような激しい苦味が襲ってくる。
HPによると「すっきりとした苦みが特長」らしいが、お子ちゃま口の私には、正直しんどいビールだった。
一方のベイ餃子は、「横浜中華街の名店『江戸清』と共同開発」したらしい、大きめサイズが4個。


江戸清(えどせい)というお店は知らなかったが、野菜多めだが肉の旨みもあり、なかなか美味しい餃子であった。

※いつもどおり、見苦しい画像で失礼

試合前も、西武球場にもいた場内DJによる「皆さん、精一杯応援しましょう!」のような掛け声や、
私設チアガールたちのダンスと、球団マスコットたちのパフォーマンスもあり、お客さんを喜ばせていた。


マスコットのリーダー格と思われる、スターマン君をアップで撮影。


彼を含む上記4人、というか4体は、試合中も活躍したので後述する。

18時半になり、いよいよ試合開始。ベイスターズの攻撃では、周囲のファンが各選手の応援歌を口ずさむ。
私は歌詞を知らないので、手拍子するのみだったが、途中で外野フェンスに、歌詞が表示されているのに気づいた。


同行した先輩によると、普段の試合では、バックスクリーンに歌詞が出るらしい。
昨年の西武球場で、そんなサービスがあったかは覚えていないが、いずれにしても、来年からはプロ野球も生観戦しようと決意。

試合は、ベイスターズが2回表に二死一、三塁のチャンスを作るも、後続が倒れ無得点。
ベイスターズが走者を出すと、横浜スタジアムのグラウンドにも、例のマスコットたちが登場し、
たとえば一、三塁ならば、下記のように一塁と三塁に、それぞれキャラが走者として立ち、現状を観客に伝える。これはいいアイデアだ。


守っては、先発投手のケイが、初回の三者連続奪三振など、3回までホークスに走者を許さず。こんなにスゴいピッチャーだったっけ?
4回表に、オースティンのホームランで先制すると、7回表には、今シリーズ不調だった宮﨑敏郎も、レフトへ会心の一発。
ホームランに歓喜した直後、宮﨑の代役としてダイヤモンドを一周するスターマン君に、観客はさらに湧いたのであった。


7回はその後、 梶原昂希が内野安打で出塁した際、相手ベンチからリクエスト要求があったため、マスコットは一塁から数歩下がって、
「セーフでしょ?」といわんばかりに、首を傾げながら両手を開きセーフのポーズを披露。意外と芸が細かいね。
ただし、その後満塁になったのだが、中の人が休憩中だったのか、マスコットはふたりしか出てこなかった(笑)。
満塁の好機で、桑原将志が期待に応え、タイムリー二塁打を放ち、さらに2点を追加。
その後もオースティンにもタイムリーが飛び出し、この回一挙4得点。完全にベイスターズのペースだ。
ケイは、7回を被安打4、与四球1の無失点で抑え、8回から坂本裕哉(下記画像)に継投。

※試合中の画像を撮り忘れていたので撮影

9回裏は、今シリーズ初登板のウェンデルケンが締め、5-0でベイスターズ快勝!
バックスクリーンにスコアが表示されなかったので、球場外にあった、電光掲示板を退場後に撮影した。


試合終了直後には、場内に花火が上がる。実はホームランの際も上がったのだが、私は毎回、下記のように撮影失敗(嘆)。


その後、「ビクトリーセレブレーション」が始まると発表。何をするのか先輩に聞いたら、「さらに花火を打ち上げる」と教えてくれた。


一瞬、左中間と右中間の照明が落とされて、


その後、ジャンジャンバリバリと花火が上がる。


上記と下記の一枚が、数少ないまともな写真(←これでかよ)。


入場料無料なのに、花火にダンスにパフォーマンスと、ファンサービスの充実ぶりに驚かされた。
場内にはホークスファンはおらず、全員ベイスターズファンなので、結果で揉める心配もないし、
唯一、「もっと声出せよー」などと、周囲のファンに偉そうに指示を出す、若いファンには少々イラっときたが、
ベイスターズも勝利したことだし、大満足のパブリックビューイングであった。

このブログを書いている時間帯に、日本シリーズ第5戦が行われており、ベイスターズが7-0とまたまた圧勝。
これでトータルが3勝2敗となり、あと1勝でベイスターズが日本一になる。
ホークスが4連勝で日本一とか、せいぜい4勝1敗とかほざいていた、評論家連中は反省してほしい。
もっとも、私自身も、4勝1敗でホークスが勝つと予想していたけどね(苦笑)。

ホームで連敗しながら敵地で3連勝し、王手をかけたベイスターズだが、それでもまだ、絶対的優位といえない。
第6戦からは再びホーム横浜開催だが、DHが使えないため、主砲オースティンのスタメン出場は微妙。
また、負傷から復帰したエースの東克樹も、横浜では打席に立ち、走塁もしなければならないのは不安材料だ。
一方、ホークスは第6戦が有原航平、第7戦もモイネロと、今シリーズ勝利した2大エースが先発予定。
福岡で出番がなかった、救援のヘルナンデスとオスナも万全だろうし、投手陣も含め、まだホークスが有利と見た。

ただし、ホークス打線は地元の3試合でわずか1得点。昨日のケイは今年最高のデキで、今日のジャクソンも良かった。
ホークス村上隆行コーチの「東よりオリックスの宮城大弥の方が断然いい」発言で、ベイスターズ投手陣に火を付けてしまったか。
ちなみにオリファンの私は、「同じ左腕だけど、宮城より東の方がいい」と思っているけどねえ。
ここまで、ベイスターズのエラーは2個だけらしいが(ホークスは1)、記録に残らないミスが多いのは、皆さん周知のとおり。
間抜けなミスで、いい流れをホークスに渡さないよう、祈るしかない。

引き分けがなければ、日本シリーズも残り2試合。
どちらが勝ったとしても、観戦した方たちが、「いいシリーズだった」「日本の野球も面白いな」と感じてくれるような、
素晴らしい試合展開になることを願ってやまない。頑張れホークス! 頑張れベイスターズ!
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再び、たまにはお寿司も食べる。今度は『くら寿司』。

2024年10月25日 | 定食、食堂
前回の『スシロー』編に続く、【刺身を喰えないお子ちゃま口のおっさんが、よせばいいのに寿司を喰いに行くシリーズ】。←長くてゴメン。
第2弾の今回は、回転寿司チェーンの店舗数業界3位(1位はスシロー)・『くら寿司』で握ってもらった。
普段は、店名+「を紹介する」or「について語る」ばかりなので、今回は珍しく「握ってもらった」というフレーズを使ってみたが、
拙ブログで以前紹介したくら寿司の料理は、牛丼、天ぷら、カツカレーと、全然握っていない(苦笑)。  ※詳細はここここ
        ※クリックで大きくなる

実は私、スシローより先にくら寿司を利用しており、初訪問は9年前の地元立川店。注文の仕方がわからないので、知人に付き添ってもらった。
以下で食べたメニューを紹介していくが、商品名がわかるものはカギカッコ「」で、不明なものはそのまま記す。
まず私が頼んだのは、左から「えび天にぎり」、「ハンバーグ」、「とんかつ」。味については、特に説明は不要でしょ。


前回のスシローと同様、以降も“まともな寿司”はほとんど出てこないことを、先に断っておく。
その後は瓶ビールを飲みまくり、玉子や穴子なども食べたはずだが、撮影はしていない。
残っている画像は、意外とウマかった「魚介とんこつ醤油ラーメン」。


ハーフサイズだが360円(当時)と、ラーメン店の半額程度で、2杯頼めばシメとして適量かも。
さらにデザートとして、イチゴミルクのかき氷とタルト(喰いかけ)も注文している。


同行者は普通の寿司も注文し、空いたお皿をテーブル脇の穴に放り込み、お皿5枚で1回できるガチャガチャ(?)を楽しんでいた。

私にとって、人生初の回転寿司チェーン経験となった、くら寿司の感想は「メニューがいろいろあって面白い」であった。
寿司屋というかファミレスみたいだし、デザートやガチャガチャやなど、お子さんも喜びそうな商品・企画もある。
最初に告白したように、お子ちゃま口の私も満足したため、その後もひとりで何度か通った。
さっき載せた牛丼やカレーの他、「ちびころチキン」、かに甲羅グラタン、「チョコケーキ」などを食べ、


やはりハーフサイズの味噌ラーメンでシメる。フタにおろしニンニクが付いているのは親切だ。


ただ、立川店は最寄り駅が西武線の武蔵砂川か、多摩モノレールの砂川七番になり、JR立川駅からは結構遠く、徒歩主義の私にはツラい距離なので、
2018年には、JR三鷹駅から徒歩圏内にある、武蔵野西久保店を1度だけ利用した。
その頃は、洋食メニューフェアみたいのを実施しており、5種のチーズを入れた「イタリアンチーズハンバーグ」と、


ラーメンとカルボナーラを合わせた「カルボナーラ スパらッティ」を注文。


他にも、ビールのつまみとして、海老天にマヨソースをかけたエビマヨや、


寿司もひとつくらい食べておくかと、「旨だれ牛カルビ」もオーダー。


チーズハンバーグは、さっきのハンバーグ寿司とは肉質が段違いで、サイズも大きめ。
中を割ったら、チーズがたっぷり入っており、トマト主体のソースも含め、なかなかの高品質。


値段は覚えていなかったが、ネット検索でたどり着いた、当時の「くら寿司からのお知らせ」によると270円。これはお得価格だよ。
カルボナーラの方は、ラーメンのようにスープ多めでの提供だが、上記お知らせで説明していた、3種のチーズやワイン、魚介ダシは感じられず。


カルボ好きとしては、汁が少ない濃厚タイプにしてほしかった。具材も、三つ葉と玉子だけというのはさみしいし。
ただ、ハンバーグは美味しかったので、もう少し値上げしていいから、レギュラー化を希望!

その後はコロナ禍があり、さらに駅近くにスシローができたりして、くら寿司への訪問がメンドーになったのだが、
つい最近、スシローと改めて比べてみたくなり、約6年ぶりに立川店へ行ってきた。
入口には待ち客が数組いたが、ひとり客だったからか、私の方が先に案内された。

スシローのときに紹介した立川駅南口店は、タッチパネルによる完全オーダー制で、一度に3皿まで注文できたが、
くら寿司立川店は、現在も流れてくる寿司があるが、オーダーは一皿ごとに「注文」だか「発注」ボタンを押さなくてはいけない(多分)。
流れてきた寿司の会計は、自己申告のようだが、立川市だと誤魔化す輩がいそうだな。
スシローもくら寿司も、店舗によって価格が異なるが、スシロー立川駅南口店は、3段階中2番目の「準都市型」で、1皿130円~。
一方、くら寿司は6段階に分かれており、立川店は繁華街から離れているからか、二番目に安い「一皿115円~店舗」だった。
酢飯もネタも小ぶりとはいえ、寿司が2カン乗った皿が115円というのは、やっぱり安いよ。

この日のファーストオーダーは、「生ビール」600円と、「牛すき焼き風」115円、「あぶりえびマヨグラタン風」140円、「かにユッケ」180円。
ベルトコンベアに乗せられて、最初に届いたのが海老マヨグラタン。2個分のシャリの上にネタが横たわっている。


公式Xによる商品解説は「えびにえびマヨをたっぷり乗せたW(ダブル)えびが美味しい! お子様にも大人気だよ!」とのこと。
炙ったマヨソースにコクがあり、スシローの類似商品よりウマかった。お子様に大人気だけあって、私好みのテイストだ(笑)。
続いて、かにユッケと牛すき焼き風が登場。それより、オーダーから5分以上たつが、ビールがまだ来ない。


タッチパネルで確認すると、オーダーはちゃんと通っているようだが、ビールが寿司より遅いのも変だね。

※右のチェックは提供済み、の意

ひょっとして、ビールは別の場所へ自分で取りに行くのか、と不安になり、店員さんにたずねたかったけど、
テーブルから離れている間に届いたら、ベルトコンベアが停止したままになり、他のお客に迷惑がかかる。
上記のような場合でも、ひとり客だと席から動けないので、くら寿司には家族や仲間と行くべし!
しばらくすると、生ビールが届いた。現在は瓶ビールは提供しておらず、酒類は生ビールの他は、日本酒とハイボールしかない模様。


さっき、魚介系に興味のない私が、かにユッケを頼んだ理由は、ユッケ部分の黄身を、牛好き焼きに合わせたかったから。


ただ、玉子由来だと思っていたこの「黄色い何か」は、まったく味がなく、すき焼きにはならなかった。
ビールをお替わりし、さらに料理も追加。こちらは「たまご焼き」115円と「特製茶碗蒸し」230円。


たまごは、今回ブログで唯一の「まともな寿司」だが、味はフツーだった。
茶碗蒸しは、カニカマ以外は鶏肉少々と、具材は少々さみしいが、自家製出汁が効いており、なかなか美味しい。


「特大切りうなぎ」は1カンで230円。うなぎにしては安価だが、味もソレナリ。


あと、ビールのお供として、「イベリコ豚コロッケ」150円も注文したが、卓上にも流れてくる調味料群にもソースはない。


なので、穴子寿司などに使う「甘だれ」をかけてみたら、意外と好相性。ちなみに、イベリコ豚の存在感はほとんどなし。


周囲は団体客ばかりで、ひとり客の孤独に耐えられなくなってきた(←メンタル弱い)ので、そろそろシメにする。
注文したのは、9年前と同じ魚介とんこつラーメンだったと思うが、HPには、現在はそのような商品はなく、
これは「7種の魚介 醤油らーめん」490円だったのかな?


横アングルも撮影。一般的なラーメンの半分くらいのサイズだ。


スープから飲んでみると、9年前と同様、豚骨由来のコクと、魚介の旨味がたっぷりでイケる。
くら寿司は以前、『無添 くら寿司』と名乗っていたようだが、旨味が過多すぎて、「本当に無添加なのかな?」と疑いたくなる。 
まあ、うま味調味料が大好き私の口にはフィットしたので、スープまで飲み干してしまったが。
あ、書き忘れていたけど、具材はフツーだけど、中太麺は腰があって、なかなか良かったよ。


最後に、デザートとして「感動のぷりん」240円をオーダー。


大げさなネーミングだが、プリン本体は甘すぎず、感動まではいかないが、確かにウマかった。
玉子寿司、茶碗蒸し、プリン、さらにラーメンの具の味玉1/4個に、かにユッケの黄色いヤツも含め、この日の私は玉子を食べすぎたね。
最後に、空いたお皿でガチャガチャを引いたがハズレ。まあ、景品は漫画「ワンピース」のグッズらしいので、興味ないからいいや。
お会計は3085円。ビール600円×2がちょいと割高に感じたが、全体的には満足できた。

飲み仲間の友人に、「スシローの方がくら寿司よりウマい」と聞いていたが、私はどちらも差はないと感じた。刺身類を食べてないからかな。
スシローのときは、【気に入った寿司ネタ・トップ3】を発表したが、今回は寿司以外も含めベスト3を選定。
1 7種の魚介 醤油らーめん
2 あぶりえびマヨグラタン風
3 イタリアンチーズハンバーグ
 ※期間限定
1位のラーメンは、しつこいけれど、旨味たっぷりで私好みのテイスト。
ラーメンは他にも、貝出汁や味噌味、担々麺があり(すべて490円)、平日限定の200円かけうどんも、機会があったら食べてみたいね。

今回はくら寿司を紹介したが、実は私、たまに通うお店の中に、1軒だけ回らない寿司屋さんがある。
近日中に、そちらのお寿司(?)もリポートするつもりなので、乞うご期待。



くら寿司 立川店
東京都立川市砂川町1-50-3
西武線武蔵砂川駅から推定徒歩約9分、多摩都市モノレール砂川七番からは約10分、JR立川駅からは約43分
営業時間 11時~23時
定休日 基本無休
※店舗詳細はくら寿司HP
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