いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

バタクハウスカットのドレスシャツ

2011-01-23 05:02:20 | ドレスシャツ
バタクハウスカットのドレスシャツです。
昨年パターンオーダーしていた物が出来上がりました。

生地はトーマスメイソン 100双の物。
色はライラックです。



デジカメでライラックの色を出すのは
ことのほか難しく
下の写真が一番現物に近い色だと思います。



ブラックウオッチのジャケットを
銀座のパーソナルテーラーで
現在ビスポークしていますが
この裏地もライラック。
その裏地を使用して、ポケットスクエアも
ビスポークしようと
企んでいます。

そう、私は今、ちょっとした
ライラック病にかかっています。

年齢も40代後半になると
なるべく奇麗な色のシャツを着た方が
良い様な気がします。

そんな場面にこのライラックと言う色は
良いと思います。

さて、今回の生地は100双。
140双のシャツもいくつか持っていますが
100双辺りの生地が
コットンの質が良ければという前提は付きますが
とても実用的で快適に着用出来ると思います。

襟はラウンドカラーです。
バタクハウスカットの襟サンプルでは
ラウンドカラーはなく
タブカラーとなっていますが
このタブを取りラウンドカラーだけで
作る事が可能です。

バタクハウスカットでの
シャツのオーダーは2回目になりますが
前回はネック周りが好みに対して
やや緩く感じられたので
そこを中心に補正しています。



首周りは今回はジャストフィットとなりました。
写真を見るとわかりますが
私の場合、右肩が1cm下がっているので
大半のオーダーの場合、フィッターの方は
だいぶ苦労されているようです。

フランコプリンツィバリのスーツも
その部分はかなり補正を入れています。

又、以前ご紹介した
パーソナルテーラーのドレスシャツしかり。
写真でわからないのは
補正がパーフェクト行われているからです。

但し、パターンオーダーの場合はビスポークと違い
そこまでの修正は難しいでしょうから
どうしても右肩を中心にしわは
多少出てしまうと思います。

何度か着用し、洗濯するうちに
生地が柔らかくなり
多少は目立たなくなる可能性は
あると思います。

パターンオーダーでどこまで
フィッティングを極められるのかは
引き続きトライしてみようと思います。

さて、後ろ姿です。



イタリアのシャツもそうですが
腕は動きやすいようやや長めに作ってあります。
バタクハウスカットの場合は
剣ボロの部分にボタンがありませんが
この仕様、私は結構好きです。

(より詳細にご紹介する為に
 シャツ姿をアップしました。
 ご容赦下さ~い。)

ということで
暫くはライラック病が続くかもしれません。

ライラック
春らしいとても良い色だと思います。