六本木ミッドタウン。
10月29日から今日まで
年に1度のデザインの祭典
デザインタイドが開催されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/0b/e9b6f306c031ffb559ea89ed285e53ff.jpg)
その際、ミッドタウン内の
富士フィルムスクエアに
面白い展示があるとの情報を聞きつけ
早速行ってきました。
ユーサフ・カーシュ作品展
ポートフォリオ
FITTEEN PORTRAITS。
10月末までの開催予定ですが
会期を延長して行われていました。
ユーサフ・カーシュとは1908年生まれの
カナダ出身の写真界の巨匠
各界の著名人のポートレートで有名です。
特に下の写真の
ウィストン・チャーチル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/e3/76bfaea3131738e7a68383f0e79920e5.jpg)
ディレクターズスーツに
ポルカドットのボウタイ。
そして懐中時計のチェーン、、、
チャーチル定番の装いです。
この写真が1936年創刊の
もっとも有名なアメリカのグラフ雑誌
「Life」の表紙を飾り
カーシュを一躍世界的に有名にします。
カーシュがこの写真を撮った時のコメントによると
--------------------------------------------------------
1941年チャーチルがオタワを訪れた際
周到に撮影の準備をした議長室に
時のカナダ首相マッケンジー・キング首相
そして側近を従えたチャーチルを
招きいれた。
フラッドライトを点けた瞬間、驚いたチャーチルは
「何だ?これは何だ!」と怒鳴った。
誰も説明しようとしないので、私がおどおどしながら進み出て
「閣下、このような歴史的な瞬間に
お写真を撮らせていただけると光栄です」というと
チャーチルはこちらをちらりと見て
「なぜ事前に一言ないのかね?」と言った。
側近たちが笑い出し
そして、チャーチルは葉巻に火をつけ
いたずらっぽく煙をふかした。
そして鷹揚に態度をやわらげ、
「1枚とってもよかろう」と言った。
しかしチャーチルはいつまで待っても
葉巻を口から離さないので
私は何も考えずに
丁重に「失礼します」と言い、葉巻を口から引き抜いた。
カメラに戻ると、チャーチルは噛みつかんばかりに
私を睨みつけていた。
写真を撮影したのは
まさにその瞬間だった。
---------------------------------------------------------
このチャーチルの何とも言えない表情。
私もとても好きな写真の1枚ですが
その背景が納得出来るエピソードです。
この写真展、その他にも
ヘミングウェイやアインシュタイン
そしてピカソなど代表的作品が展示されている
とても希少価値の高い展示会です。
ぜひ、秋の装いをして
出かけてみてはいかがでしょうか、、、
10月29日から今日まで
年に1度のデザインの祭典
デザインタイドが開催されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/0b/e9b6f306c031ffb559ea89ed285e53ff.jpg)
その際、ミッドタウン内の
富士フィルムスクエアに
面白い展示があるとの情報を聞きつけ
早速行ってきました。
ユーサフ・カーシュ作品展
ポートフォリオ
FITTEEN PORTRAITS。
10月末までの開催予定ですが
会期を延長して行われていました。
ユーサフ・カーシュとは1908年生まれの
カナダ出身の写真界の巨匠
各界の著名人のポートレートで有名です。
特に下の写真の
ウィストン・チャーチル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/e3/76bfaea3131738e7a68383f0e79920e5.jpg)
ディレクターズスーツに
ポルカドットのボウタイ。
そして懐中時計のチェーン、、、
チャーチル定番の装いです。
この写真が1936年創刊の
もっとも有名なアメリカのグラフ雑誌
「Life」の表紙を飾り
カーシュを一躍世界的に有名にします。
カーシュがこの写真を撮った時のコメントによると
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1941年チャーチルがオタワを訪れた際
周到に撮影の準備をした議長室に
時のカナダ首相マッケンジー・キング首相
そして側近を従えたチャーチルを
招きいれた。
フラッドライトを点けた瞬間、驚いたチャーチルは
「何だ?これは何だ!」と怒鳴った。
誰も説明しようとしないので、私がおどおどしながら進み出て
「閣下、このような歴史的な瞬間に
お写真を撮らせていただけると光栄です」というと
チャーチルはこちらをちらりと見て
「なぜ事前に一言ないのかね?」と言った。
側近たちが笑い出し
そして、チャーチルは葉巻に火をつけ
いたずらっぽく煙をふかした。
そして鷹揚に態度をやわらげ、
「1枚とってもよかろう」と言った。
しかしチャーチルはいつまで待っても
葉巻を口から離さないので
私は何も考えずに
丁重に「失礼します」と言い、葉巻を口から引き抜いた。
カメラに戻ると、チャーチルは噛みつかんばかりに
私を睨みつけていた。
写真を撮影したのは
まさにその瞬間だった。
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このチャーチルの何とも言えない表情。
私もとても好きな写真の1枚ですが
その背景が納得出来るエピソードです。
この写真展、その他にも
ヘミングウェイやアインシュタイン
そしてピカソなど代表的作品が展示されている
とても希少価値の高い展示会です。
ぜひ、秋の装いをして
出かけてみてはいかがでしょうか、、、