いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

ツイード ア ウォーク 2011

2011-11-19 06:09:48 | その他
2週間ぶりのご無沙汰でした。
去る11月12~13日に神戸で行われた
「ツイード ア ウォーク2011」に
参加してきました。

今回もとても盛況で
北海道など普段中々お会い出来ない会員の方とも
お会い出来、とても愉しい集いとなりました。

「ツイード ア ウォーク」
まずは神戸ファション美術館の講演会から
スタートです。

冒頭の写真の方は
あの著名な石津祥介氏。
石津氏は
あの『 VAN JACKET』創業者・故 石津謙介氏のご長男。
有限会社石津事務所の代表でもあり
ファッションデザイナー、ファッションディレクターとしても
ご活躍の方です。

今回の会場は机を取り払い椅子だけ。
しかも講演者の
すぐ近くに椅子が設置されていたので
とても和やかな雰囲気で始まりました。



さて、講演のテーマは
「石津謙介生誕100周年記念」
パネラーは
SHIPS 顧問であり
メンズ・クリエイティブ・アドバイザーでもある
鈴木晴生氏。
物腰穏やかなとてもエレガントな方。
服好きの方なら良く雑誌に登場されているので
ご存知だと思います。

そしてもうお一方は
渋いヒゲがカッコいい
UA バイヤーであり
UA&SONS ディレクターの小木基史氏。



当日は貴重なTAKE IVYの上映からスタートし
VANの話に留まらず当時のメンズファションから
現代に至るまで話は尽きる事がありません。
パネラーと石津氏とのやりとりは
服好きには大変興味深く
とても愉しい雰囲気で話は展開していきました。



そして休憩をはさみ
第2部は
「映画に見るメンズ・ファッションのインスピレーション」
映画の服飾的なハイライトシーンを見ながら
当時のファッションについてフリートークしていくというもの。
トークショーの進行は先ほどの鈴木氏と
信濃屋のあの白井さんです。



題材の映画は以下の通り。

 1.The Shooting Party
 2.BRIDESHEAD REVISITED
 3.炎のランナー
 4.断崖
 5.汚名
 6.スティング
 7.ワンス・アポン・タイム・イン・アメリカ
 8.俺たちに明日はない
 9.コットンクラブ
10.ボードウォーク・エンパイア

これはファッションだけでなく
映画好きの方にも堪らないテーマではないでしょうか?

特に「The Shooting Party」の
エドワーディアンスタイルと
TVシリーズだった「BRIDESHEAD REVISITED」の
ブリティッシュトラッドはとってもかっこ良かった。

原作者Evelyn Waughの
「ウィットとトラッドは目立ちすぎないように」
という言葉もいいですね。

さて、ツイード ア ウォーク
まだまだ続きます。