いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

フランコプリンツィバリ ツイード 3P

2011-11-23 06:15:40 | スーツ
神戸ブランメル倶楽部用にオーダーした
フランコプリンツィバリのツイードの3Pです。

「ツイード ア ウォーク」の2日前に
出来上がったスーツです。
今回は完璧な仕上がりで
ホッとしました。
万が一、修正が発生したら
もう間に合いませんでした。

さて、今回の生地は以前このブログでご紹介した
英国ウィリアムブラウンのモノ。
おおよその目付は380g/m位です。

ツイードにしては
ちょっと軽すぎるかなと思いましたが
実際スーツとして仕立てると
結構重さもあり仕立て映えする生地でした。
流石、英国生地。

グリーンに茶色のウィンドペーンですが
3Pにしても派手にならず
なかなか良いチョイスだったと思います。
そして仕立ててみて分かったのですが
ウィンドペーンは袖付け部分とか
ラペルの柄を左右対称にするとか
結構柄合わせが難しい生地だと思いました。
今回は完璧な仕事ぶりだと思います。

ディティールですが
最も特徴的な袖付け。



これが動き易さに一役買っていると思います。
袖は4つボタン本切羽で
フランコ流の一番奥が眠りボタン。



そして裏地ですが
フランコさんに選んでもらったモノ。
クラシックなスーツは
奇をてらうのはNGとのことで
もっともオーソドックスな色合わせです。



そしてウェストコート。
おっと腹ぐりのダーツが、、、



いつもアームホールが問題になる
ウエストコートですが
実質的なパタンナーである三陽商会のK藤氏に
何度か修正したフランコのオッドベストを
貸し出し型紙を修正してもらいました。
今回は一発OKでした。流石K藤さん。

そしてトラウザースです。
最近オーダーするスーツは
よりテーラードな物ということで
ファスナーからボタンフライに変えています。



ボタンフライも慣れれば
あまり煩わしさを感じません。
まあ、見えないところなので
単なる自己満足とも言えますが。

そして今回特別な仕様としては
生地がツイードなのでトラウザースの裏地は
全面に裏地を付けてもらいました。
これは職人さん、大変だったかもしれません。


クリックするとフロント裏地になります

これは履き心地がチクチクしないだけでなく
トラウザースの痛み防止にもなるとのこと。
しかし、この仕様
なかなか気持ちいいので
全てのトラウザースをこうしたくなりますね。

さて、下の写真は
「ツイード ア ウォーク」当日の装い。



靴はトリッカーズのセミブローグ
ドレスシャツはライラックで
タイはウールタイとも思ったのですが
それではあまりにカントリー過ぎるので
ロードアランのタイを合わせました。

夜の交流会でSIPS鈴木晴生氏に
お世辞でも褒めてもらったのが
何よりも嬉しかったです。

さて、このスーツ
チャンレジャーである私は
会社にも着用していきます。

クラシックなスーツなら
ツイードでもOKなはずという
思い込みで、、、