対決-巨匠たちの日本美術(4)雪村と永徳
2008年7月8日~8月17日
東京国立博物館 平成館
雪村周継も狩野永徳(昨年京都に行きそびれたので)も初めてまとまって作品を拝見した。
重文 呂洞賓図 雪村周継筆 奈良・大和文華館蔵(前期)
蝦蟇鉄拐図 雪村周継筆 2幅 東京国立博物館蔵
重文 風涛図 雪村周継筆 1幅 京都・野村美術館蔵(後期)
この三点は圧巻。動的な表現はまさにルーベンス。 呂洞賓と蝦蟇、鉄拐の俗っぽさは寧波絵画か。風涛図は正統派。風を感じられる作品。
花鳥図屏風 雪村周継筆 6曲1隻 栃木県立博物館蔵
金山寺図屏風 雪村周継筆 6曲1隻 茨城・笠間稲荷美術館蔵
逆にこの2点は、ごく標準的な画風と感じてします。
狩野永徳は、次の4点。
国宝 檜図屏風 狩野永徳筆 8曲1隻 東京国立博物館蔵
松に叭叭鳥・柳に白鷺図屏風 狩野永徳筆 6曲1双 個人蔵
国宝 花鳥図襖(梅に水禽図) 狩野永徳筆 8面のうち4面 京都・聚光院蔵 (前期)
国宝 花鳥図襖(松鶴蘆雁図) 狩野永徳筆 8面のうち4面 京都・聚光院蔵 (後期)
洛外名所遊楽図屏風 狩野永徳筆 4曲1双 個人蔵
叭叭鳥と白鷺の筆使いは見事。若い時の作品だという。洛外名所遊楽図は東京では初めて展示された作品。宇治と嵐山の両橋を描く。
2008年7月8日~8月17日
東京国立博物館 平成館
雪村周継も狩野永徳(昨年京都に行きそびれたので)も初めてまとまって作品を拝見した。
この三点は圧巻。動的な表現はまさにルーベンス。 呂洞賓と蝦蟇、鉄拐の俗っぽさは寧波絵画か。風涛図は正統派。風を感じられる作品。
逆にこの2点は、ごく標準的な画風と感じてします。
狩野永徳は、次の4点。
叭叭鳥と白鷺の筆使いは見事。若い時の作品だという。洛外名所遊楽図は東京では初めて展示された作品。宇治と嵐山の両橋を描く。