コラム(38):朝日新聞の発行部数はなぜ激減したのか
朝日新聞の内情に詳しい識者から新聞社の実売数について情報を頂きました。
これは、押し紙【※1】などを除く、購読者数です。
朝日新聞 公称680万部 実売数190万部 (※2014年9月時点 公称 760万部 実売数 280万部)
読売新聞 公称914万部 実売数610万部 (※2014年9月時点 公称1000万部 実売数 600万部)
毎日新聞 公称327万部 実売数102万部
【※1】新聞社が販売店に買い取りを強制し、配達されないまま古紙業者に回収されていく新聞。
朝日新聞は公称数も実売数も激減
昨年(2014)の8月5日、朝日新聞は「従軍慰安婦捏造記事」を取り消しましたが、その1ヶ月後の9月に識者から「朝日新聞の購読者数が激減している」との情報が寄せられました。そのときの実売数は280万部でした。現在の発行部数は190万部です。わずか1年弱で90万部も減っています。これは決算数字にも表れています【※2】。
この実売数の激減に朝日新聞の中枢は頭を抱えているようですが、彼らには原因分析ができていません。
【※2】公表された朝日新聞決算書(2014年4月から2015年3月)によると 新聞事業4033億2500万円(前年比-7.9%)、セグメント利益29億8300万円(前年比-54.7%)と大幅な業績悪化が生じた。
朝日新聞激減の真相
部数減少の理由には、読者自身による判断で購読を止めたという特徴があります。
記事の傾向を見ると納得できます。
・安倍政権憎しだけの記事に読者が嫌気をさした。
・安保法制反対一色の記事に読者が疑問を持ち始めた。
・反米記事や、親中記事に読者が疑問を持ち始めた。
・大企業や成功者に対しあからさまな嫉妬の感情が記事に込められている。
・事実に反する嘘の記事を書く。
・故意に問題を歪曲した記事を書く。
・読者を意図的に一定方向に誘導する。
・読者を扇動する。
これらの諸要素が読者離れの原因になっています。
読者は賢明な選択をしている
最近の読者は、新聞だけではなく他からも情報をたくさん得ているので記事の比較が容易になっています。とくにインターネットの普及により、情報は瞬時に入手できます。新聞社が情報を独占し、それを読者が鵜呑みにする時代ではなくなっているのです。
情報の上に胡坐をかいて恣意的に報道した慰安婦捏造記事が、インターネット情報の前に敗北した事実を謙虚に受け止めるべきです。
また、読者の中には安倍政権の政治姿勢に対して一定の評価をしている人がたくさんいるにも関わらず朝日新聞は批判ばかりしています。悪口だけの記事に読者は嫌気をさしています。読者は日本が明るい方向に進むことを期待しているのに、暗いことばかりの記事を書いているのでは、誰も読みたいとは思いません。
さらに、読者は朝日新聞社と一緒に憎しみの感情で体制批判をし続けることに疲れてしまったようです。継続して憎しみや腹立ちの心を持ち続けることに自己嫌悪を感じているのです。
安倍政権打倒が自己実現では新聞社としての役割を終えてしまいそうです。未来に向かって新聞社として生きる道を選択するのなら、これまでとは違う報道姿勢を模索する必要があります。
朝日新聞社は今が最大の分岐点であるように思います。
お問い合わせ先 akaminekaz@gmail.com
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