コラム(481):
トランプ氏とグローバリストの死闘がはじまる
(『グローバリズムvsアメリカンファースト』のつづき)
グローバリストとその配下にある民主党と激しく戦ってきたのがトランプ前大統領でした。今度の中間選挙で民主党に辛勝したようですので、これから一段とグローバリスト vs 国家再建派のトランプ氏との戦いが熾烈になってくると思います。そして、全米メディアも再びトランプ叩きに前のめりになると思います。
日本でも全メディアがトランプ叩きを始めていますが、日本のメディアもグローバリストの手に落ちているから当然のことだと思います。
国家に税金を納めず租税回避地に資産を隠すグローバリストにとっては、自分の財産を税金としてかっさらっていく国家ほど嫌なものはありません。国家なんてなければいいと思っている彼らにしてみれば、アメリカという国家を再興させると宣言した愛国者トランプほど憎む敵はおりません。トランプ大統領時代の様々な騒ぎを思い出していただければ納得すると思います。
例えば、ロシアゲートなる事件はその典型です。ロシアによる民主党全国本部などに対するサイバー攻撃にトランプ氏が絡んだと大騒ぎして、調査委員会を作って丸々2年間調べました。しかし、何もでてきませんでした。
何もでてこないのはでっちあげだったからです。行政機構からトランプ氏に関する全く身の覚えのない情報をリークさせ、それをメディアに騒がせて、それを議会がとり取り上げて、騒ぎを起こしました。
日本でも、同じ手法で安倍元総理がたたかれました。現在の統一教会問題も似ています。グローバリストにとって、国家と国民を大切にする政治家は邪魔な存在なのです。
最近になって、バイデン大統領誕生の選挙に不正があったと声が上がるようになってきました。投票を集計するドミニオン社に対する正式な訴訟がペンシルバニア州で起きています。
また、民主党の元下院議員が民主と批判をはじめています。「民主党のエリートはあらゆる問題を人種化して、白人を抑圧するようなことも平気でやっている。アメリカを分断しているのは、今の民主党バイデン政権なんだ」とはっきり言いだしています。
さらに、イーロン・マスク氏が、Twitter社を、個人で440億ドル(約6兆5000億円)を投じて買収し、取締役を全員解任した上、全世界の従業員7500人の半分に当たる約3700人に解雇しましたが、これはトランプ氏には追い風となりました。
なぜなら、Twitter社に解雇された従業員の大半は、グローバリストの息のかかった社会主義者で、2020年の大統領選に対して、億単位のフォロワー数がいたトランプをTwitterから締め出し、率先して選挙の妨害を行っていたからです。トランプ氏がTwitterにもどるかどうかはわかりませんが、少なくとも、トランプ氏に敵対する勢力は一つ減ったことになります。
しかし、グローバリストにとってはトランプ氏が2024年の大統領選挙で復活しようものなら、彼らから、そして彼らが経営する多国籍企業から税金をごっそり持っていかれることになりますから、死に物狂いでの選挙妨害をしてくると思います。
トランプ氏が勝ってしまうと、素晴らしく強いアメリカが再興されてしまいます。それは、国際的な無国籍富裕層が望むようなグローバリズムの世界ではありません。しっかりとした民主国家が自分の国民ファーストで政治をやり、その国で税金を徴収する、しかも、タックスヘイブンを許さない。
そういう国が世界中で出来てきてしまえば、タックスヘイブンはなくなり、無国籍富裕層や無国籍の独占的な大資本というものは、民主国家によってコントロールされてしまいます。こんなことはグローバリストに耐えられるはずもありません。
だから、彼らは、そういう民主的なアメリカの大衆(ポピュリズム)のデモクラシーを体現したようなトランプ氏を再び潰しに入ります。そのためには違法な手段も択ばす2020年のような不正選挙を企んでいくはずです。
そして、配下のメディアを総動員してトランプ氏にまつわる様々な問題を取り上げていくと思いますし、日本のメディアもそれに追随してくるとは思いますが、ほとんどが言いがかりに過ぎないものとなるでしょう。しかし、私たちがその報道に捉われると物事の本質から目をそらすことになるので注意が必要です。
例えば、今の日本では統一教会の話ばかりをメディアが報じますので、中国でいま起きていること、台湾でこれから起きようとすること、ロシアが何を考え、北朝鮮が何をしようとしているのか、サウジアラビアとイランの対立など、国際社会でいま起きている問題を認識できなくなっています。これこそが本当の危機なのではないでしょうか。
さて、これからアメリカで起きることは、国家を愛し、国民として生きようとする人たちと、自分の財産を守るためにボーダレスな社会をつくろうとする人たちの戦いが始まるということです。前者は普通の国民で構成されていますが、後者にはインターナショナルの社会主義者にメディアが加担していますので、前者にとってはなかなか厳しい戦いになることが予想されます。
それでも前者のトランプ陣営が勝たなければ、世界はグローバリストの思うままの世界、グローバリストによる新世界秩序ができあがってしまいます。そこは無国籍富裕層や無国籍巨大資本による暗黒社会です。
国家という体制を破壊するために、国境を廃止して不法移民をどんどん入れれば、悪い移民や犯罪者もいっぱい入ってきます。違法ドラッグを持った人や違法な薬物の売人、そして組織犯罪の手先の人間、違法な武器の密輸をやるような人間がどんどん入ってきてしまいます。ヒューマントラフィッティング(人身売買)をやるような組織犯罪の人間も入ってきます。
そして、SDGs という大義名分によって自由経済を圧殺していき統制社会を作れば、グローバリストたちの今の独占的な経済特権は永久化されます。
まさにアメリカは愛国者たちとグローバリストたちの死闘の場です。日本でもトランプ氏を応援するのは日本を守ろうとする人たちで、トランプ氏を批判するのは反日意識の強い人です。見事な相関関係があるわけで、グローバリストの配下にあるメディア報道ばかり見ているとアメリカの死闘の意味はわかりません。
読者にとってどちらが望ましいことなのか、この際じっくり考えて、アメリカの行く末を見ていただきたいと思います。
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