五月病？

ある方から相談を受けました。
相談というより「話を聴いて欲しい・・・」という
切実な気持ちがひしひしと伝わり、
じっくりとお話しを伺いました。

「五月病かもしれないんですけど」
ご本人は切り出しました。
苦笑しながら。

この春に進学なさった、もしくは就職なさったのではなく、
今月に入り、急に「やる気がおきない、だるい、やらなくちゃいけない
ことはわかっているのに、身体が思うように動かない」
多々、他人とのかかわりや、家族とのかかわりについて、
日々の雑感をお話なさりました。

辛い気持ちが伝わり、私は思わず涙が出そうに・・・

ご本人は気持を無理やり奮いたたせ、日々、
笑顔を「つくって」頑張っていらっしゃる。
でも、心も体も裏腹に「なんで、私って駄目なんだろう」と
本心は思ってしまう。。。

あまり酷い様子だったらば、専門医にかかることを
お勧めしました。

私の弟も「うつ」が原因で、この世を去ってしまったのです。
家族として、本当に至らなかったな・・・と
いまでも後悔、反省しています。
「頑張って」とさかんに言って、励ましていたように思い出されました。
一番、いけない言葉、本人には「辛い」思いをさせて
しまっていた・・・と。

心の健康について、今日は考えさせられました。

ご本人は帰るときには、「少し、ほっとしました。話せたからかな？」と
おっしゃってました。
気持ちを吐き出せたことがよかったのかもしれません。

私はただお話しを伺っていただけなのですが・・・・

五月は気候も安定していなく、また、
急に緑が芽吹き、心も身体も、ざわざわするように
思います。