『画鬼・暁斎 幕末明治のスター絵師とコンドル』 三菱一号館美術館 ※9月6日(日)まで
神戸在住の友人が河鍋暁斎が大好きで。
この夏、2回も上京していた。
前後期2度も鑑賞したとのこと。
後期は飛行機で日帰りしてたなぁ。
その友人が「絶対に面白いよ」と勧めてくれた展覧会。
まるまる一夏、6月末から2か月強に渡ってかかっていたのに、
なかなか足を運ぶことができずに、会期切れ間近にやっと訪れた。
自分と同じ名前だけあって、私も興味がないワケではない。
京都のマンガミュージアムでお点前する骸骨の絵が見たくて、わざわざ立ち寄ったのは、、、
もう7年前のこと。→こちら
今回はBS日テレ『ぶらぶら美術館』も見て、建築家のジョサイア・コンドルとの師弟関係が意外で興味深くて。→こちら
ほんと、楽しみにしていた。
丸の内へ向かう途中、突然の雷雨に襲われ、美術館に辿り着く前に雨宿り~
師匠の指導力もあってか、コンドルの日本画もなかなかのもの。
彼が手掛けた名建築の数々も。
設計図と写真で想像するしかない鹿鳴館。
階段の一部が遺っていたとは驚いた。
そして、暁斎との交流。
暁斎の絵日記がとにかく楽しい。
それから、交流ゆえの産物?というのか、
コンドルが書いた日本文化のガイドブック。
暁斎らが描いたという挿絵に目が吸い寄せられた。
茶室の躙口から席入りする庶民。
正客とおぼしき男性が床前で茶花を見上げている。
次客の女性が躙り口で男性が床前から立ち上がる間合いを伺っている~
浮世絵風に描かれているのに、臨場感があって当時の茶の湯の空気が伝わっている一枚。
茶道は町民の日常生活に浸透していたことがわかる。
そして、暁斎の絵。
やはり、動物や人物の絵がすばらしい。
狩野派のタッチで描かれた烏。
動物はリアルでさー。
蛙を踏みつける猫の絵などは、思わず蛙の叫び声が聞こえてきそう。
トカゲを捕まえた兎さんなどは、ピーターラビットも真っ青になりそ。
鷲の足元で隠れる猿の恐怖に震える表情。すごい緊迫感。
こういう、生命の駆け引きの瞬間をとらえた絵というのは他にはないなぁ。
かと思えば、蛙合戦図とか春画とか、ユーモラスなものあって。
放屁合戦図は先日見た鳥獣戯画の丙巻だか丁巻に似たのがあった。
参考というか、写したというか、オマージュした感がある。
でも、暁斎らしい独特のタッチ。
館内はもちろん撮影禁止ながら、撮影用のコーナーもあった。
そして、展覧会を見終わったら、雨が上がっていた。
三菱一号館もコンドルの設計だったなぁ。
茶道具展以外の展覧会で正規のチケット代払うことは珍しいんだけど、
1,500円の価値は充分あった。
グッズコーナーではクリアファイルではなく、布製バック(1,000円也)を購入。
だって、一番印象に残ったのが絵日記だったのと、
バックの大きさと使い勝手がとてもよさげだったから~
神戸在住の友人が河鍋暁斎が大好きで。
この夏、2回も上京していた。
前後期2度も鑑賞したとのこと。
後期は飛行機で日帰りしてたなぁ。
その友人が「絶対に面白いよ」と勧めてくれた展覧会。
まるまる一夏、6月末から2か月強に渡ってかかっていたのに、
なかなか足を運ぶことができずに、会期切れ間近にやっと訪れた。
自分と同じ名前だけあって、私も興味がないワケではない。
京都のマンガミュージアムでお点前する骸骨の絵が見たくて、わざわざ立ち寄ったのは、、、
もう7年前のこと。→こちら
今回はBS日テレ『ぶらぶら美術館』も見て、建築家のジョサイア・コンドルとの師弟関係が意外で興味深くて。→こちら
ほんと、楽しみにしていた。
丸の内へ向かう途中、突然の雷雨に襲われ、美術館に辿り着く前に雨宿り~
師匠の指導力もあってか、コンドルの日本画もなかなかのもの。
彼が手掛けた名建築の数々も。
設計図と写真で想像するしかない鹿鳴館。
階段の一部が遺っていたとは驚いた。
そして、暁斎との交流。
暁斎の絵日記がとにかく楽しい。
それから、交流ゆえの産物?というのか、
コンドルが書いた日本文化のガイドブック。
暁斎らが描いたという挿絵に目が吸い寄せられた。
茶室の躙口から席入りする庶民。
正客とおぼしき男性が床前で茶花を見上げている。
次客の女性が躙り口で男性が床前から立ち上がる間合いを伺っている~
浮世絵風に描かれているのに、臨場感があって当時の茶の湯の空気が伝わっている一枚。
茶道は町民の日常生活に浸透していたことがわかる。
そして、暁斎の絵。
やはり、動物や人物の絵がすばらしい。
狩野派のタッチで描かれた烏。
動物はリアルでさー。
蛙を踏みつける猫の絵などは、思わず蛙の叫び声が聞こえてきそう。
トカゲを捕まえた兎さんなどは、ピーターラビットも真っ青になりそ。
鷲の足元で隠れる猿の恐怖に震える表情。すごい緊迫感。
こういう、生命の駆け引きの瞬間をとらえた絵というのは他にはないなぁ。
かと思えば、蛙合戦図とか春画とか、ユーモラスなものあって。
放屁合戦図は先日見た鳥獣戯画の丙巻だか丁巻に似たのがあった。
参考というか、写したというか、オマージュした感がある。
でも、暁斎らしい独特のタッチ。
館内はもちろん撮影禁止ながら、撮影用のコーナーもあった。
そして、展覧会を見終わったら、雨が上がっていた。
三菱一号館もコンドルの設計だったなぁ。
茶道具展以外の展覧会で正規のチケット代払うことは珍しいんだけど、
1,500円の価値は充分あった。
グッズコーナーではクリアファイルではなく、布製バック(1,000円也)を購入。
だって、一番印象に残ったのが絵日記だったのと、
バックの大きさと使い勝手がとてもよさげだったから~
梟もいるなぁと思いました。
撮影できる化け猫ちゃんの絵がどこにあるのか探したら小さな本でした
ふくろ(袋)好きなふくろうも絵日記の布バックに惹かれましたが我慢しました。A4が縦にゆったり入りそうでしたよね