Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

落語から学ぶ茶道の精神?

2011年10月03日 00時00分07秒 | 閑話休題
この週末は土日とも仕事にて、茶道の稽古は行けず。
振替は行けるものの、馴れたパターンに乗れない生活リズムはつらい。
そのせいか、些細な事にもカチン!ときてしまう。
それがいちいち他人に話すまでもない、しょーもない事なんで、
それがまた妙にお腹に溜まって「あぁ、もう!腹立つわぁっ」。

で、少しイラつきながら、落語会(桂吉弥さんの独演会)へ。
そしたら、リーフレットのメッセージにも「最近、ちょっとしたことでカッとくる」。
出てくる噺家さん(前座と合間で計3人)のマクラが尽く「最近、腹が立った話」。
いずれも、他人が聞いたら「そんな、しょーもない事で」と思うネタで。
でも、マクラだけで一つの落語を聴いているみたい。
面白くて、笑える。

もちろん、本題も笑ったり、呆れたり、しんみりしたり。
終わる頃には、自分が腹立って事がどーでもよい事になっていた。

落語を聴くのは受動的な行為なのに、なぜかストレス発散になっている?
不思議だなぁ。

帰り道にリーフレットを読み返す。
吉弥さんのメッセージの結び。
「皆さん、思いませんか、私のカチーンはちょっとの言葉や会釈で済むことなんやけどなあ」

あ、ワタシが言いたいこと、言ってくれてる。
それやねんよ~。

茶道やってると、シャイでも人見知りでも、必要最低限の礼儀や気遣いはせな成立せぇへんやん?
点前の中にそれが組み込まれてるからさー。
そりゃ、ワタシだって中学生の頃は挨拶やちょっとした言葉が出なかったさ。
でも、大人になったら、いつまにか出来るようになった。

茶道だって、必要最低限の礼節を守る精神があるから、かろうじて人間関係が成立している面もある。

それで、落語は昔は普通にあった日本人の会話のコミュニケーションを再現してくれる。

なんかさー。
最近の日本はなんか、ヘンだよ。
だから、ワタシら中年世代はカチーンとしちゃうのかなぁ。

いかん、いかん。
週明けは茶道で心を癒そう。
“最近の…”に染まらないように。
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