小布施は北斎と並んで「栗」も有名。
てか、子供の頃は「小布施=栗かの子」というイメージしかなかった。
小布施駅から岩松院へ向かう途中、道沿いにリンゴ畑が点在していて懐かしかった。
やっぱり信州といえばリンゴ畑。
私が松本に住んでいた頃も住宅街を少し外れたらリンゴ畑がいっぱいあった。
小学校1年の秋の遠足でリンゴ畑に寄って、一人1個もいで持ち帰ったっけ。
(学校から7歳の足で1時間ほどのところにリンゴ畑があるのが、驚きだったなぁ)
岩松院から北斎館へ向かう道すがらも果物畑は多くて、「そうだ。懐かしついでに写真を撮ろう!」とカメラを向けた。
でも、、、 ん?リンゴじゃなくて、これは栗の木。
で、「あ、そうだ。ここは小布施だ。栗が植わっていて当然だ」とナットク。
そうだよなぁ。。。と思いつつ歩いていたら、リンゴ畑もあったので撮影。
ブドウ畑もあった。
北斎館を出た後は栗の小径を歩いた。
小径を抜けたら高井鴻山記念館。
高井鴻山は北斎の弟子にして、小布施の豪商。北斎を小布施に招いた立役者。
映画『Hokusai』では青木崇高が演じていた。
北斎が気に入って延べ3年くらいを過ごした理由がわかったような気がした。
裏から入って中を見学して、表門へ抜けた。
で、次のお楽しみはスイーツ。洋館ぽい造りの栗の木テラスにてモンブランと紅茶を堪能。
美味しかった~。モンブランというよりは「栗かの子」を洋風にデコレーションした印象。
お会計の際に桜井甘精堂の栗ようかんと栗かの子の試供品ももらっちゃった。
なので、購入は小布施堂本店ですることにした。
私にとっての「栗かの子」と「栗羊羹」はこっちかなぁ。
小学生の頃に松本に住んでいた頃、父親は県内あちこちを出張していた。
どの方面に行っていたかは知らないが、よく小布施堂の「栗羊羹」と「栗かの子」を持ち帰っていた。
当時、私は和菓子が苦手で、とくに黒い羊羹は食べられなかった。(甘さに耐えきれない?)
なので、羊羹というだけでそっぽを向いてしまったが、あるときに口にして「そんなに甘くない!」。
おそらく、甘さのテイストが口にあっていたので、これだけは「あったら食べる」ぐらいはできるようになった。
「栗かの子」は栗だけ食べていたかなぁ。(お正月に母親が作る栗きんとんは好きだった)
たぶん、もう少し成長してから「栗かの子」は食べるようになったと思う。(今では大好き)
小豆の羊羹も30歳を過ぎてから必要に迫られて“克服”した。
現在はミニサイズが出ていたので、それを2つ買った。
お昼前にモンブランを食べてしまったので、昼食にと思っていた栗ご飯ランチはパス。
駅の方へ向かった。
直接に駅には行かず、ちょっと寄り道~
はて?ここはどこへ行く小径?
回り込んで図書館へ行ってみた。
まちとしょテラソ(小布施町立図書館)は2009年にオープンし、設計や建築で賞を獲ったという注目すべき施設。
2014年にトリップアドバイザーによる「死ぬまでに行きたい世界の図書館15」にも選ばれたコトで話題になった。
(ちなみに、15館のうち日本から2館選ばれていて、もう一つは京都市の「京都国際マンガミュージアム」なのだそうな。
こっちも訪れたことがある。→こちら
内部もおしゃれ。
やはり北斎関係の資料が充実していた。
ちょっと気になっていた外国人が書いた葛飾応為と北斎を描いた小説の翻訳本もあったので、ちょっと開いてみた。
うちの地元図書館でも所蔵しているので、今読んでいる小説を読み終えたら、読んでみよう。
しばし時間を過ごして、駅へ戻った。
北信五岳を眺めた。
飯綱山、戸隠高原、黒姫山、妙高山、斑尾山。どれも懐かしい。
とくに妙高山は麓に父親の勤務先の保養所があったので、よくスキーをしに連れて行かれた。
望遠でアップにするとスキー場が見えた!
最後に行ったのは小学4年の頃、いやいや20代になってからも自ら雪道を運転して神戸から行ったっけ~
時は流れてしまった。
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