名古屋市昭和区にある桑山美術館で年一回催される大寄せの茶会。
時期は不定期で毎年、月と趣向を変え開催される。
去年は6月に『水無月』 の趣向だったそうで、今年は昨日(11/18)に『口切り』の趣向で開催された。
で、初参会してきた。
(茶会自体は今回が第15回)
濃茶席の脇床に呂宋(るそん)茶壺。
茶道の稽古で使うような小ぶりの物ではなく、かと云って上野の東京博物館で開催中の『大徳川展』に出品されているようなお茶壺道中するような特大サイズでもなく~。
強いていえば、その中間。
(元来、茶壺は見立て道具以外の何物でもないから、こういう中途半端な大きさもありなのかなと思う)
しかし、遠く安土桃山時代から、毎年、お茶を詰められる"茶道具"としての役割を果たしてきたようで、拝見しても歴史的な重みを感じとることができた。
別室(小間の茶室)にて、炭手前の道具と重道具(茶碗、茶入、茶杓など主たれ道具は点前には用いず、展観のみ)を拝見したが、炉開きのお約束、炭斗にしては小ぶりの瓢箪で仕立てた、ふくべ炭斗、南蛮瓶蓋内渋の灰器など、改めて「口切りの趣向で茶会を開くから、美術館の展覧会も『見立て』をテーマにした内容で企画したのだろうな」と思った。
(展覧会については別掲で後日、アップする予定)
さて、お茶会は濃茶席、立礼席、展観席、美術館内の展覧会観賞に点心(お弁当)がついて、お代は5,000円。
安い!
主催者側の「茶の湯の入り口に立つ方にも気軽に足を運んでほしい」という意向もあり、余分な出費は抑え、ギリギリのコストでこの料金で頑張っているらしい。
その代わり、人気は高く、茶券発売日(1ヶ月前、今年は10/18)の受付開始から半日も経たないうちにSold Outした。
お点前の流派はいずれも表千家。
(名古屋は表千家が多いと、今回初めて知った)
来年は10月に開催されるらしい。
一度は参会をお薦めする茶会。
時期は不定期で毎年、月と趣向を変え開催される。
去年は6月に『水無月』 の趣向だったそうで、今年は昨日(11/18)に『口切り』の趣向で開催された。
で、初参会してきた。
(茶会自体は今回が第15回)
濃茶席の脇床に呂宋(るそん)茶壺。
茶道の稽古で使うような小ぶりの物ではなく、かと云って上野の東京博物館で開催中の『大徳川展』に出品されているようなお茶壺道中するような特大サイズでもなく~。
強いていえば、その中間。
(元来、茶壺は見立て道具以外の何物でもないから、こういう中途半端な大きさもありなのかなと思う)
しかし、遠く安土桃山時代から、毎年、お茶を詰められる"茶道具"としての役割を果たしてきたようで、拝見しても歴史的な重みを感じとることができた。
別室(小間の茶室)にて、炭手前の道具と重道具(茶碗、茶入、茶杓など主たれ道具は点前には用いず、展観のみ)を拝見したが、炉開きのお約束、炭斗にしては小ぶりの瓢箪で仕立てた、ふくべ炭斗、南蛮瓶蓋内渋の灰器など、改めて「口切りの趣向で茶会を開くから、美術館の展覧会も『見立て』をテーマにした内容で企画したのだろうな」と思った。
(展覧会については別掲で後日、アップする予定)
さて、お茶会は濃茶席、立礼席、展観席、美術館内の展覧会観賞に点心(お弁当)がついて、お代は5,000円。
安い!
主催者側の「茶の湯の入り口に立つ方にも気軽に足を運んでほしい」という意向もあり、余分な出費は抑え、ギリギリのコストでこの料金で頑張っているらしい。
その代わり、人気は高く、茶券発売日(1ヶ月前、今年は10/18)の受付開始から半日も経たないうちにSold Outした。
お点前の流派はいずれも表千家。
(名古屋は表千家が多いと、今回初めて知った)
来年は10月に開催されるらしい。
一度は参会をお薦めする茶会。
数寄者系美術館のお茶会は、流派周り持ちの場合と、固定の場合があって、固定の場合は数寄者の習ってた流派じゃないかと考えてます。香雪美術館は藪内流とか。桑山さんが表だったんじゃないですかね?
いいカンされてますね。
桑山の創設者夫妻は表千家で習っていたそうで、美術館の茶道教室の出稽古も表千家流なので、ここのお茶会だそうです。
ちなみに「表が多いらしい」は名古屋在住の茶友からの伝聞。
たしかに、松尾流も多いそうですねぇ。
お点前、拝見したことないです。
(茶道具展のネタが尽きたら、大寄せ茶会か茶席のネタで引っ張ろうと思ってマス。茶会フリークでもあるので)