本能寺の変 「明智憲三郎的世界 天下布文!」

『本能寺の変 431年目の真実』著者の公式ブログです。
通説・俗説・虚説に惑わされない「真実」の世界を探究します。

道三は主君ではなく、主君の敵!!

2019年06月17日 | 通説・俗説・虚説を斬る!
 下の6行はNHKから発表された2020大河「麒麟が来る」に書かれている解説。これが滅茶苦茶、光秀の原点を狂わしている。よって来年一年の話が大きく曲がると見られます。所詮ドラマなので、お好きにどうぞ!ですが、視聴者が史実だと思って見てしまうので怖い!!「これはフィクションです」とテロップを流してくれると良いのですが!  若きころ、下剋上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場をかけぬけ . . . 本文を読む
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ほらの達人 秀吉・「中国大返し」考

2019年05月14日 | 通説・俗説・虚説を斬る!
 本能寺の変の定説となっていて歴史学界が必死に護持しようとしている怨恨説も野望説もどちらも豊臣秀吉が家臣に書かせた『惟任退治記』に初めて書かせたもので、それをもとに江戸時代に大量の物語(軍記物)が逸話を創作したという明確な事実を歴史学者はまったく無視し続けています。この事実を拙著で指摘してから10年たちました.実に嘆かわしい状況としか言いようがありません。歴史学者は権力者のフェイクに弱いようです。 . . . 本文を読む
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ああ、勘違い!秀吉の大返し

2019年05月13日 | 通説・俗説・虚説を斬る!
 秀吉の中国大返しについて拙著を批判しているブログを発見しました。「実は中国大返しは速くない」と題して。 でも、この批判は根底から勘違いしています。拙著では「速すぎる」とは書いていません。「早すぎるのです」。この二つの明確な違いは小学生でもわかりますね。  >>> 拙著の要点  >>> 勘違い批判のブログ  拙著を裏付ける論文が九州大学で発表されています。  >>> 九州大学学術情報ライブラリ . . . 本文を読む
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怨恨・野望・偶発説は完全フェイク

2019年05月12日 | 通説・俗説・虚説を斬る!
 証拠の無い推測こそ妄想という。私の推測はすべて証拠に基づくので推理と言う。その差を理解できていない人が実に多い。歴史学者にも。  >>> 神戸新聞書評  >>> 毎日新聞書評  >>> 産経新聞書評  >>> 東京新聞書評  >>> 戦国史観を覆す書物書評  >>> 秀吉に騙され続ける歴史学界  呉座勇一氏が謀略説は「フェイクだ、フェイクだ」と騒いでいるが、トランプ大統領の言動を見ると、「フェ . . . 本文を読む
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『「本能寺の変」は変だ!』「一日八十キロって変だ!」

2019年04月28日 | 通説・俗説・虚説を斬る!
【写真は天王山にある山崎の戦い絵図】  『「本能寺の変」は変だ! 明智光秀の子孫による歴史捜査授業』(明智憲三郎著・文芸社・2016年5月)の抜粋をこのブログで順次ご紹介しています。第1回から順に辿れるようにリンクを貼ってありますので、順にお読みください。  >>> 第1回「はじめに」と「おわりに」  第16回の今回は第22話「一日八十キロって変だ!」です。 第22話 一日八十キロって変だ! . . . 本文を読む
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とうとう、乱丸が来た!

2019年02月22日 | 通説・俗説・虚説を斬る!
 やっと森乱丸表記(秀吉がねつ造した蘭丸表記ではなく)が現れました。可児市で開催される山城サミットのポスターです。私が2009年に出版した本で初めて指摘したことですので、苦節9年。これを軍記物掃討の「はじめの一歩」といたしましょう。  >>> 歴史研究者の皆様、まだ森蘭丸ですか?!  こんな簡単なことを正すのに丸9年も!!!  奥行も広がりもある本能寺の変の真相など正しようもない、のが現実です . . . 本文を読む
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明智一族伝承の会

2019年02月20日 | 通説・俗説・虚説を斬る!
「明智光秀の子孫」あるいは「明智一族の子孫」と伝わる家系は全国に多く存在する。私が平成二十一年(2009)に初めての本『本能寺の変 四二七年目の真実』を出版し、ブログを公開し、講演会で話をしたり、テレビに出演したりするようになると、「実は私も光秀の子孫と伝わっている」あるいは「明智一族と伝わっている」という方と次々と出会うようになった。  平成七年(1995)から毎年開催されるようになった「土岐一 . . . 本文を読む
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読者からの真面目な反論への回答

2019年02月17日 | 通説・俗説・虚説を斬る!
 呉座氏の奇説主張には具体的なことが何も書かれておらず、何が奇説なのかも明確ではありません。歴史修正主義者のヘイト・アジテーションのテクニックにおぼれていますので、反論のしようも価値もありません。  それに対して、具体的な史実を列挙しての反論は、蓋然性を向上させて議論を前に進めるうえで、大変すばらしいことと考えます。本ブログのコメントに下記の投稿がありました。amazonの書評にも、鬼の首を取った . . . 本文を読む
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明智憲三郎インタビュー

2019年01月26日 | 通説・俗説・虚説を斬る!
河出文庫『完全版 本能寺の変 431年目の真実』発売記念 明智憲三郎氏インタビューでは、普段あまり触れない話題についてお話させていただきました。ご覧ください。  >>> 河出文庫『完全版 本能寺の変 431年目の真実』発売記念 明智憲三郎氏インタビューのページ  >>> 「明智光秀全史料年表」無料web公開中のページ  拙著の購入はがんばっている街の小さな書店を応援するため、e-honのサイ . . . 本文を読む
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桐野作人氏の奇妙な論理:『稲葉家譜』の信憑性

2019年01月14日 | 通説・俗説・虚説を斬る!
 秀吉がねつ造し、軍記物に汚染された戦国史を今一度洗濯いたし申候  桐野作人氏が桶狭間の戦いについての記述で『信長公記』天理本に軍記物『甫庵信長記』と類似した記述があることを理由に、「信憑性を疑問視されている『甫庵信長記』の信憑性の再評価が必要」としていることは、実に奇妙な論理であることは既にこのブログに記しました。  >>> 桐野作人氏の奇妙な論理:『信長公記』天理本の信憑性  桐野氏は『稲葉 . . . 本文を読む
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『「本能寺の変」は変だ!』「恨んで謀反って変だ!」

2019年01月13日 | 通説・俗説・虚説を斬る!
 『「本能寺の変」は変だ! 明智光秀の子孫による歴史捜査授業』(明智憲三郎著・文芸社・2016年5月)の抜粋をこのブログで順次ご紹介しています。第1回から順に辿れるようにリンクを貼ってありますので、順にお読みください。  >>> 第1回「はじめに」と「おわりに」  第6回の今回は第4話「恨んで謀反って変だ!」です。 第4話 恨んで謀反って変だ!  これまで見てきたように「信長が怒って光秀を殴っ . . . 本文を読む
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本能寺の変:「是非に及ばず」を斬る!

2019年01月07日 | 通説・俗説・虚説を斬る!
 >>> 「世界ふしぎ発見」が発見した「本能寺の変の真実」本  ** 『本能寺の変 431年目の真実』(明智憲三郎著、文芸社文庫) 40万部突破!! **  >>> 「織田信長」の虚像を暴く!『信長脳を歴史捜査せよ!』    >>> サンテレビ「カツヤマサヒコSHOW」対談YouTube動画はこちら  >>> 『本能寺の変 431年目の真実』エピローグ  『本能寺の変 431年目の真実』の読者の . . . 本文を読む
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信長の戦略(唐入り・家康討ち)

2019年01月05日 | 通説・俗説・虚説を斬る!
 織田信長はサイコパスではありません。それどころか、高度な戦略・戦術家であり、彼の事績をきちんと調べれば、奇行とされることにも、すべて戦略・戦術上の理由があります。そのことは『織田信長 435年目の真実』幻冬舎をお読みいただければ理解できます。  >>> シン・ノブナガ 織田信長 435年目の真実 (幻冬舎文庫)クリエーター情報なし幻冬舎 問 信長は中国(明)を攻めようとしていたのか?  当時、 . . . 本文を読む
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ふたたび偶発説を斬る!

2019年01月01日 | 通説・俗説・虚説を斬る!
 またぞろ、歴史学者が「偶発説」をあおっているようだ。本能寺の変は信長の油断から偶発的に起きた事件という主張だ。  こういう歴史観の人は現実世界での実業経験が乏しいのだと思う。実業経験を積めば、物事が偶然に成功することなどない!とすぐにわかる。信長・信忠討ちは成功しているが、それには周到な準備がなければならない。周到に準備しても偶然失敗することはいくらでもある。でも、そうしないで偶然に成功すること . . . 本文を読む
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隠蔽された謀反の動機

2018年12月21日 | 通説・俗説・虚説を斬る!
 本能寺の変の定説となっている怨恨・野望・偶発説がいかに根拠のない、馬鹿げたものかは以下のページをお読みいただけると理解できるでしょう。  >>> 怨恨・野望・偶発説は完全フェイク  それでは、なぜ、このような説が定説となってしまっているのであろうか。それは、真の理由を知られたくない権力者が隠蔽し、改ざんして、護持してきたからだ。それを、 『本能寺の変 431年目の真実』文芸社文庫(2013年) . . . 本文を読む
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