写真は公民館所蔵の牛鬼の面です。牙にご注目、上の方の牙は片方3本ずつ、左右で6本あるのがわかりますね。この牙は時代によって本数が変わるということです。この面は今は現役を退き、ここに飾られていますが、だいたい一つの面は10年から15年使われます。これより以前の面は牙が4本だったらしく、又、舌の裏に歯が4本揃っているのもあります。角は毎年新調され、少し曲線ぎみのもの、まっすぐのものなど、その年によって変わります。少しわかりづらいですが、目はまつ毛もあるんですよ!金の目のふちに埋め込まれているそうです。面の制作にあたって一番苦労するのが、顔面を取り巻くシュロの髭。これくらいの長さのシュロを集めるのが大変らしく、同じ長さに切って約100本の束を面の周りに埋め込んでゆくのだそうです。こうやっていかにもおどろおどろしい、邪を寄せ付けない見事な鬼の面へと出来上がってゆきます。
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